東博さんの広い敷地内、輝くように色づいた木々
ココって、こんなに大きな樹が沢山あったんだぁ~
と、
先ずは庭園を散策してみる 。。。
立ち枯れの蓮に蜻蛉がとまっているよ。
庭園内には5棟の茶室があり貸切り利用ができる
「応挙館」の室内は是非見てみたいものですが。
茶室「九条館」では
「綴プロジェクト」によるキャノン社複製
俵屋宗雪「秋草図屏風」が公開されていた。
和紙に印刷、金箔も使われ
キャノンの高精細複製画はなかなか素晴らしいものです。
ほんの数日間だけの展示だったみたいなので、見れてLucky♡
豊臣秀吉像画稿 伝・狩野光信
教科書などにも載っている一番見慣れた秀吉像の下絵
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“これが一番似ている”と、本人も納得の顔。
唐獅子図屏風 狩野永徳
金地金雲の豪華な唐獅子図、縦220㎝の大迫力!
これは見る価値大です。
黄瀬戸立鼓花入 銘 旅枕
千利休が所持していた。
茶道具などの焼き物はかなり多く展示されていた
志野茶碗や、中国の油滴天目が美しかった。
他に工芸調度品類も素晴らしいものが幾つかあったけど
照明が暗く見づらかったのが残念。
刀・甲冑類の展示も多く、これらはさらりと流して…
四季花鳥図屏風 狩野元信
↑こちらは後半に展示されていた金屏風
。。。
前半の狩野派、元信、永徳、探幽の水墨画揃い踏み
三代による見比べがとても面白かった
悠々と描かれた元信の「四季花鳥図屏風」には
花押と落款がしっかり見られたし
やっぱりこの人は天才絵師♡!と、感心してしまう
梅花の描き方の上手いこと…永徳の「花鳥図襖」
そして探幽は「雪中梅竹遊禽図屏風」
雪の中で寄り添い合う雀たちの可愛らしいったら
探幽の描く雀って可愛いんだよネ~♡
(ウチにも未軸装の雀ちゃんの絵があるのです)
そう言えば、この画の中央に消された尾の長い鳥
あの鳥はなぜ消されたのだろう?…謎だ。
↑こちら襖6面は、松の緑も綺麗だったけど
対の壁貼付けの方は、劣化がひどく絵は滲んでいた
こんなふうに差が出るものなのか…。
「洛中洛外図屏風」は岩佐又兵衛が展示されていたけど
これも状態が良いものではなく観賞意欲を欠く。
…
全体の展示の印象としては
先日伺った京博さんの美的センスと比較してしまいがち。
けど、何度見ても心に迫るものがある
長谷川等伯の「松林図屏風」
荒く激しいタッチに込めた心情と
彼方に静かに消えゆくモノクロームの風景
いろいろ想像力を掻き立てられる。
何度見ても良いものは良いなあ~
これ、東博さんの目玉ですものネ。
それにしても、ずいぶん大きな木だなぁ
こんな大きな葉っぱ、プラタナスの種類かな?