〒106-0032 東京都港区六本木4-12-11竹岡ビル5階
03-6455-4658
三浦綾子さんの本の中で特にインパクトが強いのは、やはり「氷点」です。
あらすじとしては辻口啓造医師の妻の夏枝が、眼科の若い医師と、不倫中に3歳の娘ルリ子を殺されてしまいます。辻口医師は夏枝を詰問することができないのですが嫉妬を内に秘めてます。
ルリ子の代わりに女の子が欲しいとねだる夏枝に対し、啓造は夏江に秘密で殺人犯佐石の娘とされる幼い女の子を養女として引き取るります。もちろん妻への復讐のため。
養女の陽子が小学1年生になったある日、犯人の娘であることを知ります。夏枝は激しい憎しみと苦しさから、陽子の首に手をかけるが、かろうじて思いとどまります。
陽子に素直な愛情を注ぐことが出来なくなり、給食費を渡さない、答辞を書いた奉書紙を白紙に擦り替えるなどの意地悪をするようになります。一方の陽子は、自分が辻口夫妻の実の娘ではないことを悟り、心に傷を負いながらも明るく生きようとします。
陽子が高校2年生の時、夏枝は陽子の出自を本人に暴露します。
自分が正しい者だと信じていた陽子は、自分の中に潜んでいた“氷点”を直視することができず、遺書を書いて翌朝自殺を図ります。
題の「氷点」は、何があっても前向きに生きようとする陽子の心がついに凍った瞬間を表しているのです。
そして、その騒動の中、陽子の本当の出自が明らかになります。
実は、犯人の子ではなくて、全く関係ない子供を、辻口医師の友人の産婦人科医が犯人ん子として連れてきていたのです。
このように殺人、信頼、裏切り、誤解、恋愛、死といろいろな人間の愛憎部分が描かれています。
昔読んだ時は辻口医師も、妻夏江も、すべての人が嫌な人に思えました。
そして、陽子だけが純粋で強かったけれど、自分の出生を聞いただけでもろくも自殺をしてしまうのはやはり、高校生だからなのかとか。
ただ、年月が経って読み返してみると、自分の美しさが好きで自分しか愛せない夏江にもこの人はずっと実は不幸で、浮気をしても何をしても心は空虚だったのだろうなとか。
また違う見方ができます。久しぶりでも、初めての方でもお勧めです。
ただ、私が言いたいのは、三浦綾子さんという人間についてです。
彼女は、脊椎カリエスや結核、帯状疱疹、心臓発作、直腸癌、パーキンソン病など多くの病気で苦しむのですが、感動的な言葉を多く残してるのです。
感謝があるのに、忘れてしまい、不満ばかり出てしまう。
私たちはそう感じてしまいがちです。
10のうち9つ満ち足りていて1つだけしか不満がないときでさえ、人間はまずその不満を真っ先に口から出し、文句を言い続ける。
なぜ私たちは不満を後回しにし感謝すべきことを先に言わないのだろう。
そして、自分の病気に関しては。
神様が何か思し召があって私を病気にしたんだと思っています。
特別に目をかけられ、任務を与えられたんだと。
私は、自分が、癌になった時にこの言葉を読んで泣き崩れたのが忘れられません。
そして、最近ではこの言葉が心に刺さります。
ちょっとした一言を言うか、言わぬかが、その人、その家の幸、 不幸の岐れ路になることが案外多い。
一言の言葉は五秒とかからぬものだ。
お互い、言うべきときに言える素直さと、 謙遜さを与えられたいものである。
仕事でやることが多くて忙しいと、スタッフには甘えも出るのか、返事をおろそかにしてしまいます。
スタッフたち申し訳ない。
三浦綾子さんからは多くのことを学ばせていただきました。感謝です。
六本木スキンクリニックでは、患者さんたちが人に会ってもいつまでも変わらないねと言われるようなナチュラルな美しさと、いつまでも人生を楽しめる健康の維持を、サポートできるように日々努力いたしています。
ブログランキングに参加しています。2つともクリックしていただけると、とっても嬉しいです。よろしくお願いします。
facebook ・ twitter ・ instagram も是非フォロー宜しくお願い致します
****************************************
【六本木駅より徒歩1分】
〒106-0032東京都港区六本木4-12-11竹岡ビル5階
TEL/FAX 03-6455-4658
HP/http://roppongi-skin.com
メ―ル/info@roppongi-skin.com
****************************************