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あらすじ
私がプライベート・ライアン（吹き替え）を観たのは、たまたま録画したものを観たいたので、家族で観ていました。これはノルマンディー上陸作戦を成功させた米軍の中に4人兄弟全員出征している中で、他の3人が死んだため残りの1人を救出し、国に帰すための話です。
まずこれだけでも、なんか温かい人情がありますよね。日本の場合だと絶対ないですよね。みんな玉砕しようっていう空気でしたから。それとは違い、アメリカってなんて温かいんだろうなって思ってしまいました。字幕でも見ようと思いましたが、とりあえず吹き替えの感想とあらすじを書きます。
プライベート・ライアンとはそもそもどういう映画か？時は第二次世界大戦、のちに史上最大の作戦と言われるノルマンディー上陸作戦の頃の話です。なんとかノルマンディー上陸作戦を成功させたアメリカ軍の参謀マーシャルの元に一報の知らせが兄弟みんなで出征していたライアン兄弟が末っ子時ジェームズ以外3人共戦死したとの知らせが入ります。
ここでマーシャルはその1人を帰還させるべく、前線から呼び戻す様にします。だがしかし、前線では激しい戦いを繰り広げており、もはや救出活動。ジェームズはアメリカに無事帰ることができるのか、という感じです。
救出
救出する方も何としても帰ってほしい思いから負傷しながらもなんとかジェームズの元にいきます。そこで描かれているのは戦争に参加している人間の残忍さと非情さです。観ている私たちの思いとは裏腹に次々と仲間たちが戦死していきます。
その中でなんとかジェームズを助け出しますが、それでも救出メンバーの中心人物でもある、トムハンクス演じるミラー大尉は最後には負傷が元で死んでしまいます。
ラストシーンで終戦から数十年後、老人になったノルマンディー戦死者の墓を訪れたジェームズは「生きていいんだろうか。」と呟きます。その時、彼の妻が「あなたは生きていていいのよ。」と励まします。仲間への負い目とその解放がわかるシーンでした。
私がこの映画を観て感じたのは、戦争に参加したからといって、部下の事は大事にしなければならないという事です。最初に書きましたが、日本軍ですとなかなかこういう物語は生まれにくい感じがします。
でも、いくら小説とは言え、「兄弟全員死んだら、残された家族は悲しむ。」というのはなんか日本的ですよね。現実はどうだったかはわからないけれど。
でも、戦争って勝たないいけないし、そして生きて家に帰らないといけないと思います。いくら国のためとはいえ、そこに住む人たちがいなければ意味がありません。今、自衛隊の問題等がありますが、もし戦争になってもこの映画の様なドラマがあるといいなと思います。なかなか難しいかもしれませんが。
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