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バイク関係整備&カスタム関係

VT250 スパーダ君近代化改修:電装系の変更と電圧系の装着

szkですよっと。

キャブ周りをOHし、消耗品を交換し、外装綺麗にし、LEDライトを付けた今日。
「今までついていなかったもの」を取り付けていくゾ。
今回搭載したいのは電圧計。古いバイクは発電能力が低いとかなんとかで、下手に電装追加するとバッテリーの電圧が下がって走行にも支障をきたすらしい。
USB電源搭載、ドライブレコーダーもつけたけど、ライトはLED化されていて計算の上ではまだ節約した電力の方が多いけど、なんとなく見えていないと不安かつ、正常動作の様子を知る為にも装着してみたいと思ったのだった!

今回取り付けるのはこれ、POSHのミニ電圧計だ。

バイクや車の電圧計は基本的に青のLEDがクールでかっちょいいデジタルの物が多いのだけど、スパーダ君に取り付けてもなんとなく似合わなさそうだったのでアナログの物を探してこれにしました。
値はちょっと張るけどディテールは悪くなく、取り付けた後の姿も悪くない。
さらに今回は初日のメンテナンスの際に取り付けたデイトナのUSBソケットがバッ直※1になっていたので、この際にリレー経由での搭載に変更してバッテリー上がりをしないようにするぞ。

USB電源の接続替え

まず、現状のUSBソケットのバッテリーとの接続方法はこうなっている。

この状態は”バッ直”という、意味合い的には「バッテリーと直接接続する」の略称だ。
ちなみにゆる△キャン8巻でもしまりんのおじいちゃんがこの構成のビーノを見て

と申しております。
では、何故これではいけないかというと

というわけです。

つまるところ、しまりんならともかくszkのようなおっちょこちょいさんは駐車中にバッテリーから電力を使い続け、いざ発進!というときに泣きを見ることになるというわけだ。

上でしまりんグランパも言っているとおりこれを解決するには「リレー」が必要となる。

リレーは皆おなじみのエーモンから出ているこれがおすすめ。
もっと小型のリレーもあるのだけどバイクに使うなら間違いなく防水仕様のこれ一択だ。

このリレーを使うとどうなるかというと、マイクラとかやってる人ならなじみがあると思うけど、リレーは判定用の線と主線の2線によって 構成される部品だ。
「リレー(判定用)に電気が通ったら主線をONにする」という動作が可能になる。

実際にリレーを加えた(ガバガバ)構成図を見てみよう

今回使用した構成がこちら。
詳しくはヒューズボックスにも色々経由してバッテリーから電気が通ってるんだけど今回は割愛します。

バイクには元々「キーオンの時だけ電気が通る」線がいくつか存在する。
有名どころだと「ヘッドライト」や「テールポジションライト」といった部分の線で、これを2分岐して電気を奪うという方法が1つ。
もう一方ではヒューズボックスから電気を奪うという方法。
この方法は、専用部材を買えば線の加工が必要ないという点が楽でおそらく最もメジャーに使用される手法だったりする。

ヒューズボックスに刺さっているヒューズをこのような電源取り用の部材に変更すれば簡単に電源を盗むことができる。
今回はこれを用いてリレーの判定用の電源に入力するぞ。

ちなみに「電源盗めるなら直接USBソケットをヒューズボックスから奪っちゃえばいいじゃん」という意見もあるだろう。ごもっともだし割とそういった施工をするパターンも多い。
しかし、この技では仮にUSBソケット側でヒューズが飛ぶような状況に陥った時にメインのヒューズボックス配下の部材を巻き込む可能性がゼロではない。
つまり走行中にライトが消えたりするわけで、そんな理由でポリスメンのサイン会に参加もしたくない。

さらにはヒューズボックスから奪える電力には制限がある。
例えば元が10Aのヒューズなら奪える電流は半分の5Aだ。
USBソケットだったら2つくらい接続できるかもしれないが、今後電装を増やすたびにヒューズボックスから新しい線が伸びてくるのも若干イケてない。
それならば、今回ヒューズボックスから取る電気はリレーの反転のための極小で済まし、追加電装の主電源はバッテリーから取ってしまえば今後の拡張性も見込めるというわけだ。

さらに今回はリレーの主線側にもヒューズボックスを用意して盤石の体制を築くぞ

長々と記載してしまったが要は自己満足だな!

リレー装着

スパーダ君のヒューズボックス。
シート空けたらすぐにアクセスできる設計です。

ヒューズボックスのカバーの裏面に各ヒューズの利用用途が書かれている。

今回は利用頻度が最も低そうなラジエーターFANを利用することにした。

ノーマルヒューズには極性(方向の指定)は無いのだけども、電源取り用のヒューズには極性が存在する。
そのためにまずは検電テスターでプラスがどちらかを見極めよう。
さらに、しっかりキーオンのときのみ通電するかもここで確認する。

極性を完全に理解した(完全に理解したとは言ってない)ので、電源取り出しようのヒューズを挿入する。
これでキーオンの時のみ作動する線を一つ増やせたゾ。

これの接続先はリレーの判定用線のプラスなわけだが、肝心のリレーはどこに接続しようか。

ここにしました。
丁度隙間が空いてたし、ハーネス固定用の金具を固定するネジが開いていたのでリレーのステーをまげて共締めしておいた。
防水基準は雨も平気なので問題はなかろう。

USBソケット電源の施工

さて、現在バッテリーに直接つながっているUSBソケットのプラスをリレーに接続できるように加工する必要がある。
デイトナのUSBソケットは若干いい作りの丸形端子だが、容赦なく切断してエボシ端子に変更する。

これを!

こう!

マイナスはそのままバッテリーのマイナスにつなげておく。

これで端子変更したプラスをリレーの主線に接続すればOKだ。
エーモンの3極リレーの場合黄色のコードがそれにあたるぞ。

電圧計

この勢いで電圧計も追加しよう。
折角バッテリーから直接取れるキーオン電源を手に入れたのだから、作った線をそのまま2分岐して電圧計を接続することにする。

分岐にはこれを使った。
今後さらに増えるようなら分岐用のボックスがあってもいいかも。

青いラインが追加線だ、10A以内であればこの線は電装追加が可能になる。
ヒューズボックスから取る場合は元の使用電力もあるのでこうはいかない。

完全に写真を撮り忘れたのだけど、POSHのミニ電圧計は3本の線が伸びており。
緑=プラス。LED用
赤=プラス。電圧計用
黒=マイナス

となっている。赤と緑は一緒にしてくれ!

シート下からメインハーネス伝えに電装を伸ばし先端は防水カプラに、線はレールガイドで保護する。
接続後はダクトテープで巻いておく。
本当な熱圧着のケーブル保護剤で保護して上げたかったが熱源となる者が無かったので今回は妥協するぞ(妥協

ちなみに写真は撮り忘れたぞ!(ガバ

装着してこの通り。
ちなみに取り付け場所だが、ラジエーターカバーの固定用のネジにアルミステーを共締めし、さらに上部でねじの延長台座を取り付け、ゴム足で抑えて固定してある。
かれこれ300㎞近く走っているので問題はなさそうだが定期的に増し締めして上げる必要はあるかも。

メーター周りはあまりごちゃごちゃさせたくなかったのと、ハンドルはただでさえカメラ2台とRAMマウントで重くなってるのでこれ以上重くさせたくなかった。

その点搭載個所が無限に増やせるフルカウルってやっぱすげーわ。

本当は電熱グリップヒーターも取り付けようと考えてたんだけど、今年は冬あったかいし、なんなら寒い中乗るの慣れたし(建前)予算の都合も若干厳しい(本音)ので、断念しました。

電圧計曰く電圧も12V~14Vで適正値だし、バッテリーの交換もしばらくは不要っぽい。
電装系はこれでFixかな


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