ビジネス実務法務検定の学習に六法は必要か?

ビジネス実務法務検定の受験対策は公式問題集と公式テキストのみで合格を射程距離におさめることができます。

 参考(過去記事):公式テキストと公式問題集だけで合格射程圏 ビジネス実務法務検定3級

それでは、六法は不要なのでしょうか? 今回はその点を考えます。 


ビジネス実務法務検定対策に六法は不要か? 


ビジネス実務法務検定のテキストの中では、大方の法律知識について、たとえばこんな風に記述されています。 

「○○○については会社法に規定があり、一定の制限がはかられている(会社法○○条) 」

「○○○法によって、私的自由と公共の利益の均衡がはかられている(民○○条)」 

このように、法律の名前と、条番号が付されているのを見たら、是非、その条文を自分で確認する習慣をつけていただきたいと思います。 


条文を読む習慣を身につける 


試験勉強だけではなく、日常の社会生活、業務において法律に関わるような場面では、たとえば誰かが「法律上問題はないよ」とか「法定されている」といった言葉を聞いて、大ざっぱに納得したり、鵜呑みにしたりせずに、必ず関連法規の条文を自分の目で見て確認することがとても大切です。将来、法務部で仕事をしたり、公務員をめざしたり、あるいは法律専門職をめざすのであればなおさらのことです。


法律に関し、思い込み、思い過ごしは禁物で、何かトラブルになってからそれを他人のせいにすることも出来ません。 

法律に限らず、社内規定や、団体の会則であっても、ルールは必ずその明文規定を自分で読むことからスタートすべきです。 

ですから、理想的には六法を座右に置き、頻繁に条文を参照しながら学習を進めることをお勧めしたいところです。 とは言っても、六法は分厚くて重いです。ビジネス実務法務検定の公式テキストと公式問題集はかなり分厚く、その2冊だけでも相当な重量があるので、それに加えて六法をも鞄に入れて持ち歩くのは現実的じゃない、という声も聞こえそうです。 


条文の確認は インターネット 電子辞書でも 

六法を持ち歩きたくないのでしたら、六法は買わなくてよいと思います。そのかわり、参照すべき条文は必ず、インターネット、あるいは電子辞書などで必ず読むようにして下さい。 つまり、六法を買うことは必須ではないけれど、条文を読む習慣、そして自分で条文を確認しようという感覚を、身につけていただきたいというのが結論となります。

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