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マザーズコーチ、モンテッソーリ教師　大本一枝です。

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今日も1日、子育て、子育てに関わるお仕事、お疲れ様です

 

"水平思考ゲーム”というものはご存知ですか？

 

別名”ウミガメのスープ問題”や”シチュエーションパズル”とも言います。

 

これは、問題出題者1人と回答者に分かれて、出題者はクイズを出し、回答者はYESかNOで答えられる質問を出題者にし、答えを推理していく、というゲームです。

ただのクイズとは違い、問題を出す方も回答する方も考えながら、会話をしながらやるので、かなり頭を使うゲームです。息子たちは一時期これにハマっていたことがありました。

 

例えばこんな問題です。

 

『男がバーに入り、バーテンダーに1杯の水を求めた。

しかしバーテンダーは、水を出す代わりに銃を出して男に向けた。

するとその男は「ありがとう」と言い残して店を出て行った。

何が起こったのだろうか？』

＊出典：「水平思考推理パズル」で算数・数学力を磨く 〜銃をつきつけられて、ありがとうと言った男。なぜ？〜

 

この設問だけで答えを考えるのではなく、回答者が設問者に対して「はい」「いいえ」で答えられる質問をします。

例えば、

「ありがとうと言ったのは本当に感謝していた？」

「水をもらうための目的は結果的に達せられた？」

「バーテンダーは普通の状態だった？」

「男は普通の状態だった？」

など。

 

そうすることで、推理し、自分なりの答えを導き出して回答します。

 

長男次男がハマっていた時に、まだ小さくて十分参加できなかった三男が、どこかで（多分youtube）問題を仕入れたらしく、私に問題を出してきました。

 

なかなか答えが出せないでいた時、しつこくヒントを出そうとしていたので、

「ヒントを出したら面白くないじゃん」

というと、

 

「お母さん、でもね、質問する人が一人だと、いろんな見方で質問が出ないから、なかなか答えが出ないんだよ。」

 

と言いました。

一人の価値観だと思考が広がっていかなくて、質問の内容が一方方向からになりがちです。

たくさんの人が質問すると、多様な価値観で思考が広がり、様々な質問が出て、答に近づく可能性が高くなります。

 

小学生でもそういうことが理解できるんだなぁとちょっとびっくりしました。

何かの受け売りかもしれませんが、多様な視点の大切さを理解していることはとてもいいことだなぁと思います。

 

このゲーム、「質問を使って、自問自答の幅を広げる」コーチングと似たようなところがあるなぁと思います。

とても考える力が鍛えられると思うので、ぜひお子さんとやってみてください。

小学校高学年ならできると思います。

”水平思考ゲーム”　”うみがめのスープ”　といったワードで検索すると設問例が色々出てきますよ。

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。