健康である幸せを噛み締める

膀胱がんと告知されてから、4~5年経過、令和元年から遡る事、約5年、ちょうど闘病生活の中頃の事でした。

この頃の私は、がん患者であると云う事が、頭の片隅にある程度で、毎日楽しく過ごしていました。

今までずっと、知人や仲間達にも気付かれない様に、嘘を付いて会わない様にしていたり、家の中に閉じこもって、血尿や痛み、膀胱がんの恐怖と闘っていました。

その反動だったのだと思います。

元気な身体で、何不自由なく動けるので、植え込みのボランティア活動にも、積極的に参加する様になりました。

ボランティア仲間は、とても喜んでくれました。

そして、以前の様に陽の光を沢山浴びて、真っ黒に日焼けした姿になりました。

素手で可愛い花達を、一つ一つ丁寧に植えてあげると、花々が喜んでる様に感じました。

土に触れていると、とても豊かな気持ちになりました。

私はこの一瞬を、どれだけ待ち望んでいたのか改めて気付かされました。

何よりも嬉しかったのは、ボランティア活動の休憩時に、木陰にビニールシートを敷き、それぞれ仲間が持ち寄った自慢の料理を囲む事です。

自家製のぬか漬けや自家製の煮物、果物やお菓子をみんなで食べながら、何気ない話に心の底から笑う事が出来る幸せを、噛み締めていました。

もう二度と戻れないと思っていた、ボランティア仲間との団らんの中に、身を置く事が出来ている事が、この上なく幸せでした。

病院での膀胱がん治療や検査など受けている時は、もう二度とボランティア活動には参加出来ないと諦めていた事が、幻想だった様に思えてなりませんでした。

 

 


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