はばたけRevolution 2
初演の時「出会いのシーン無いんかい!」と腹が立った覚えがあります。
いきなり「あなたはあの時の」とか言われても「知らんがな」ですよこっちは。
開演アナウンスを被せて時間短縮して出会いを書いてくれた小柳女史に感謝。ここ大事よね。
まず! 出会って! 再会はその後!
プロローグも短くなった? 長々やる必要はないですよね。ファルコはファルコの衣装で出て欲しかったなあ…。他とは違うけどなんかファンシーなお衣裳で、ファルコのイメージじゃない。まあ望海さんが素敵にカッコいいから良しとしよう。
肩と腰でリズムを取るヴィットリオ様可愛い。
麻実れいさんの印象が強いヴィットリオですが、望海さんは望海さんのヴィットリオを作り上げていたなあと思いました。
麻実さんの粘っこい台詞回しと、口跡スッキリの望海さんの台詞回しでは根本から違う。
でもどちらもちゃんとヴィットリオだなと思います。
見た目のインパクトは麻実れいさんに軍配が上がりますが、望海さんは技術で上回る。麻実は何が上手いっていう方ではないのです。ただその存在が「ザ・スター」。こんな方はそうそう現れない。というか麻実さん以降では一人もいない。
スター度では全く敵わないけれど、実力では望海さんが上回ります。そこで勝負するしかないですよね。何も麻実さんの真似をする必要はない。望海さんは望海さんの役作りをすればいい。そして見事に演じてらっしゃいました。
心配されていた鬘も素敵に仕上がっていました。眼帯姿もカッコ良かったです。
後、剣捌きが全体的に初演より綺麗でした。皆さま刃物を持ち慣れてらっしゃる(笑)。
最初にこの作品を再演すると聞いた時は「え〜」と肩を落としましたが、今は(やってくれてありがとう!」という気持ちです。
こんな傲慢俺様王子様な望海さんなんてなかなか観られませんものね!
「20世紀号に乗って」のオスカーは傲慢俺様だけど王子様ではなかったですもんね!
キスシーンで幕が降りるだいきほが見られるなんて…生きてて良かった……。
一回しか観られなかったので、後はブルーレイ待ちです。早く発売して欲しいな〜。
ああ、でもそうしたら望海さんの退団が近づいて来る……。
ヴィットリオさまヴィットリオ様、ジレンマです〜。
でも好きなのはロドミアな不二子