こんばんは。わのわです。
このブログではおもに、ゼロ・ウェイストに向けた
我が家の取組を紹介しています。
ごみを減量したいどなたかのヒントになれば幸いです。
今日は久しぶりに濃紺のスーツで出勤しました。
着るものにはあまり頓着ない私でも、
スーツを着ると、気持ちにハリができますね。
スーツファッションというのは
ゼロウェイストとは相容れないことが多いのですが、
どうやら今の仕事を続けるうえでは
スーツを着ないというのは
立場上難しくなってきてしまいました。
慶応大学にFFキャラみたいな装束で
話題になった教授さんがいましたね。
私にもあれくらいの
自由な心があればいいのですけれど。
さて、今日はそんなスーツにも欠かせない、
ゼロウェイスターの悩みの種子、
ストッキングのお話です。
ストッキングを履く人履かない人
女性のみなさんはどれくらいの頻度で
ストッキングを履いてますかね。
私、平日は仕事ではほぼ毎日。
休日もスカートをはいて出かけるときは
ストッキングは履きます。
平均して週5日くらいですかね。
上記サイトの調査によると、
仕事でもプライベートでも履く人は
20代で62%、30代で46%、40代で38%
仕事だけで履く人は
20代で10%、30代で23%、40代で31%
だそうです。
意外にも、年代が上がるほど履いてないのですね。
だんだんスカートを
履かなくなるってことでしょうかね(^_^;
ちなみにパンティストッキング国内生産量は
日本靴下協会さんによりますと、
実に年間1億足だそうです!
なんという数でしょうか。
一足25gとして毎年2,500トンが生産され、
そして廃棄されているのですね。
とはいえ、我が国の20~60代の女性は
4,000万人いるそうですから、
平均すると年間2.5足。
それほど多くもないのかもしれません。
ストッキングの宿命的な短命
さて、ストッキングというのは
寿命が短いです。しかも、
一箇所伝線するとまる一足ごみになる。
なんとゼロウェイスター泣かせでしょう。
かくいう私も消費量は
年間2.5足なんてことは断じてなく、
おそらく月に1,2足くらいは
ダメにしていると思います。
伝線して使えなくなったものは
掃除に使ったりしていましたが
在庫が溜まる一方でした。
ストッキングの回収BOX
そんな悩ましいストッキング問題を抱えていた折、
ツイッターのフォロワーさんから
こんな情報をいただきました。
大丸東京店で、ストッキングを回収して
リサイクルするというニュースです。
これはすばらしい!!これを知って、
いつかかならず持っていこうと
伝線したストッキングを
いよいよため込んでいました。
そして今日、ついにそのチャンスが到来しました。
大手町まで行く用事があったので、
大丸まで足をのばしてみました。
こんな感じで回収BOXが置いてありました。
ためこんだ伝線ストッキングを
ごっそり託すことができました。
BOXの裏側には
このリサイクル事業をやっている
SWEDISH STOCKINGSの
ストッキングが置いてあります。
リサイクル素材で作られているそうで、
応援に一足買っていこうかと思ったのですが、
なんと一足3,000~4,000円の超高級品でした!
ちょっと手がでませんでした(汗
回収されたストッキングの運命
さて、回収されたストッキングは
なんとスウェーデンまで送られて
リサイクルされるそうです。
まさかの「飛び恥」?!
(ヨーロッパでは、飛行機での移動は
二酸化炭素排出量が多いことから
環境保護の観点から忌み嫌うそうです)
しかも、上記の高級ストッキングに
なるのかと思いきや、
オイルタンクの材料などに
ダウンサイクルされるそうです。
「廃棄」と向き合う企業活動に「yes」を、再び
うーん、そうなると、
ごみに出すより環境負荷が小さいのか
怪しい感じもしますが、
下記の記事でも書いたように、
製品の「廃棄」と向き合う企業の活動は
かなり下駄を履かせてでも
応援したいと思います。
上記の記事では靴を回収するチヨダさん、
洋服を回収するGUやH&Mを紹介しました。
最近では、これもツイッター情報で、
チュチュアンナさん。
靴下や下着を回収リサイクルしてくれます。
ユニクロさんは全店舗に回収BOXがあります。
無印良品も。
今日の回収BOXのあった大丸東京店でも、
こんなものがありました。
このように小売店が回収サービスを
イベント的にやることもあるようです。
詳しくはこちら↓
最近は回収してくれるブランドが
めずらしくなくなってきました。
回収対象が自社製品に限られていたり、
回収店舗が限られていたりするので
気になるブランドで
どんな回収サービスがあるか
ぜひ調べてみてください。
割引券と引き替えなどお得な場合もあるようです。
持ち込む前に気をつけたいこと
不要な衣類などを回収してくれるサービスは
ぜひ利用したいですが、
あくまで「ごみに出すよりいい」という
視点は見失わないようにしたいですね。
まだ着られるものは
古着屋さんやメルカリなどを利用して
リユースしてもらった方がいいです。
また、回収先に複数の選択肢がある場合は
どのようにリサイクルするのか
明確にしているなかで、
一番エネルギーの少ない方法を
選ぶのがいいと思います。
リサイクル方法を明記していないサービスは
できれば避けたいです。
そのまま産業廃棄物になっている可能性も
否定できませんからね。
ごみ減量効果の試算:540g(可燃ごみ)
これからは伝線したストッキングは
全てこの回収BOXに持ってこようと思います。
ストッキングは一足25g程度、
タイツだと35g程度です。
春~秋は月2枚のストッキングを、
冬は月1枚のタイツを捨てていると仮定すると
25g/個 × 2足/月 × 8ヶ月 + 35g/個 × 1足/月 × 4ヶ月 = 540g
履けなくなったストッキングやタイツを
リサイクルBOXで回収してもらうことで
年間540gの可燃ごみ減量になった計算です。