京丹後めぐり⑰~天岩戸神社と磐座~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

天岩戸(あめのいわと)神社に

向かう途中、

山道脇の斜面に、
大きな磐がみえました。

かつては磐へつづく

遊歩道があったようですが、

いまでは崩落して、
道がありません。

けれども

興味を惹かれたので、
なんとか斜面をよじ登ると

威厳に満ちたお姿を
あらわしてくださいました。

 



このあたりは
巨岩だらけで、

珍しくもないのでしょうが、

とりわけこの磐には、
存在感がありました。

参拝をしてから
写真を撮らせていただくと、

こんなものが撮れました。



わあ、不思議ですね。

さて本道へもどって、

いよいよ天岩戸神社です。

 


天岩戸と
うたわれる場所は、
日本各地にあります。

以前、
伊勢の天岩戸にも
行きましたが、

どこも
神話の候補地だけあって、
壮大なスケールに、
言葉を失ってしまいます。



巨大な岩石と岩盤に
囲まれたこの谷は、

人間の営みからは
生まれないものでしょう。

地球の息吹とか
大地の鳴動とか、
天のはからいとか、

そうした
マクロな世界へ

思いを馳せてしまいます。

 



夢幻への入口や
幽界への招待状の

ような場所でした。

本殿は、

岸壁に設えてありました。



祭神は
櫛岩窓戸命(くしいわまど)
豊岩窓戸命(とよいわまど)
だそうです。

これは以前に、
本住吉神社でも見かけましたが、

ニニギ降臨の際に、
オモイカネやタヂカラヲとともに
付き従っていたといいます。

また、
天岩戸そのものを
神格化したものとも
いわれているようです。

 



皇大神社

ご神体山である

日室ヶ嶽には

岩戸山の別名もあり、

 

ここは

岩戸渓谷とも呼ぶようです。

 

この水は

産盥(うぶたらい)と呼ばれていて、

かれることがないといわれているようです。

 



本殿裏の
巨大な磐座は

御座石(ございし)と

呼ばれているそうです。

 



すっかり日も暮れ、
参拝客もいなかったので、

渓谷の真ん中で
心ゆくまま祝詞をとなえ、
アワ歌をうたいました。


なんという素敵な場所でしょう。

さまざまな力の流れが
ここに集中しているようでした。



ところで

ホツマツタヱでは、
天岩戸より出てきた
天照大神を

后のひとりである
大宮姫ミチコ
「ミチスケの歌」をうたって
称えます。


あはれ あなおもしろ
あなたのし あなさやけ
おけ さやけおけ
あわれ おもしろ
さやけおけ あなたのし

 

アゲアゲな歌ですね。

天晴れ天晴れ、です。


さて、
これにて京丹後の旅は
終わりです。


 

ですが最後に、

この旅をまとめて、

京丹後をいまいちど

見つめてみたいと思います。

 

 

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