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【WFS編集部がお届け!】ステファン・ランビエルさんからの動画メッセージ

SHINSHOKAN Co., Ltd.

 

スイスが誇るスケーター、ステファン・ランビエルさんから日本のファンに向けた動画メッセージが届きました!

 

新型コロナウイルスの影響で、世界中の人々が「#StayHome」、おうちで過ごす日々を送っていますが、ステファンも例外ではありません。練習が難しいなか、教え子のスケーターたちとリモートでのエクササイズに取り組んだりしながら、雪の残る山嶺を望む家で日々を過ごしているステファン。今回、次号の「ワールド・フィギュアスケート」89号のために、リモートでロングインタビューを行ったのですが、その際に動画メッセージをお願いしたところ、快くセルフィでメッセージを送ってくれました。

 

ステファン・ランビエルからスペシャルメッセージ

 

いまステファンが過ごしているのは、サクソンにあるお母さまの家なのだそうです。ステファンにとっては、幼少期を過ごした懐かしい街。家族との時間を大切にしながら、いまこの難しい時期をともに乗り越えようと呼びかけるステファンに、とても励まされるメッセージです。

 

ステファンが初めて日本に来たのは1999年、ジュニアグランプリSBC長野大会に参加するためでした。以来、競技スケーターとして、またプロスケーターとして、数限りなく来日し、日本のファンの皆さんと特別な絆を築いてきました。

 

2006年のトリノ・オリンピックで銀メダル、2005年、2006年に2年連続で世界チャンピオンとなった前後からは、日本の若い選手の模範になることをつねに心がけてきたステファン。日本の選手が多数出演するエキシビションに欠かさず出演し、美しいスケーティングと深みを増した表現で、若い選手たちのお手本、よきお兄さんの役割を担ってきました。

 

2010年のバンクーバー・オリンピックを終えてから、10年連続で出演している「ファンタジー・オン・アイス」をはじめ、プロスケーターとしてますます輝きを放っています。それとともに、指導者として、日本スケート連盟主催の合宿でシニア、ジュニア、ノービスすべての世代のスケーターに教えを伝授したりと、ステファンの日本のスケート界に対する貢献の大きさははかり知れません。ここ数年、春から夏にかけては数ヵ月間も日本に滞在するのが普通でしたから、日本に来ることができないステファンのさみしさも映像から伝わってきます。

 

現在はデニス・ヴァシリエフス選手、宇野昌磨選手、島田高志郎選手のコーチとして、責任を担っているステファンですが、もちろんプロスケーターとしての歩みもとどまることなく、円熟の表現で魅了しています。彼の演技を見ることができないのはさみしいですが、ステファンの呼びかけの通り、いまは協力し合いながら、再会のときを待ちたいものです。

 

WFS編集部では2011年に、彼のオンリーブック「ステファン・ランビエル」を刊行しました。またWFS本誌、別冊「アイスショーの世界」の表紙にもたびたび登場していただき、そのキャリアを追いかけてこられたことを光栄に思っています。ファンの皆さんと同じ気持ちで、再会を心待ちにしています。

 

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