この法華経(ほけきょう)「授学無学人記品第九」(じゅがくむがくにんきほん)ほぐし読みは、「大乗仏教」の妙法蓮華経を、大まかにほぐし読みに整理しました。
「授学無学人記品第九」(じゅがくむがくにんきほん)法華経(ほけきょう)ほぐし読み⑨
第九章「授学無学人記品第九」(じゅがくむがくにんきほん)
前回、「五百弟子授記品第八」(ごひゃくでしじゅきほん)では、富楼那も未来に如来になると授記を受けました。
《アーナンダーとラーフラはブッダからの授記を期待する》
阿難(あなん)・アーナンダーと
羅睺羅(らごら)・ラーフラの二人は思いました。
「我らも世尊から授記を受けられるならどんなに嬉しいことだろう。」と思い、ブッダに授記してほしいと願いでます。
学・無学の声聞の二千人も同じ気持ちでそばにいました。
すると、ブッダはアーナンダーに授記を与えます。
アーナンダは未来に「山海慧自在通王如来」(せんかいうえじざいつうおうにょらい)大海のような智慧に通じた仏になります。
感激でございます~。きらきら。
それを聞いていた、新しく菩薩の道を行く8千人たちは思います。
「こんなに優れた予言は聞いたことがない。なんの因縁であろうか?」と念をおこします。
なんで私の授記の時だけ、みんなしてそんな念をもつのですか~?ちょっとかなしいので、うるうるの涙です。
そして、ブッダはラーフラーにも授記を与えます。
ラーフラは未来に、蹈七宝宝華如来(とうしっぽうほうけにょらい)七宝の紅蓮を踏みゆくものの仏になります。
そして、2千人の学・無学の声聞たちにも未来には、
法相如来(ほうそうにょらい)宝玉の輝きの王の意味の如来になると
記を与えました。
《授学無学人記品第九 おわり》つづく