こんにちは。
心理カウンセラー・セルフプロデュースコンサルタントの縣(あがた) 真弓です。
読んで頂き、いいねやコメントありがとうございます。
嬉しいです。
リクエストを頂きました。
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思春期の息子がいます。
反抗期なのはわかっていますが、
私が何か注意する度に、
「わかってる!」「今やろうと思ったのに!」とキレてきます。
私はシングルマザーなので、
家の中に子供のことで相談出来る人がいなく、とてもストレスです。
(Eさん)
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「あるあるー!」「わかるわかるー!」
首をブンブンさせ頷いているお母さんは多いのではないでしょうか。
思春期、反抗期に限ったことではないと思うのですが、
子供に注意すると、
「わかってるよ!」「今やろうと思ってたのに!」
ちなみに我が家の息子は「チッ」と舌打ち。
文句言われるより、めちゃめちゃムカつきます。(笑)
でも、よくよく考えると、
自分も子供時代に、親から注意されると腹が立ったり、
大人になった今でも、誰かから注意されると不愉快になったりしませんか?
子供に限らず、人は誰でも自分が自分を責めている時に、
人から指摘されると「そんなこと言われなくてもわかってる!」
とムッとしたり、腹が立ったり、嫌な気持ちになるのです。
例えば、宿題が終わってないのに、ゲームをしていてる。
子供本人も、宿題をしていないことはわかっています。
心の中では『早く宿題をしなくちゃいけない』と思っているんですね。
でも『ゲームがしたい』という気持ちに負けて、
宿題を先送りにしている後ろめたさもあるのです。
そんな時に、お母さんから「宿題は終わったの?!」と指摘されると、
自分でもマズいと思っていた痛いところを突かれて、
「今やろうと思ってたのに!」となるわけです。
ですが、注意する側は、
相手が心の中では自分でも『よくないことだと分かっている』と思わずに、
『言ってあげないとわからない』と思って指摘してしまうんですね。
親子、夫婦のように近い関係なら、その場だけで終わることが殆どですが、
友達や職場の人となると、
かなり気まずくなり、その後もギクシャクしてしまった…。
なんてこともあると思います。
“注意する”というのは、
相手に気付いて欲しい、相手のことを思って、
という気持ちからの行動だと思います。
ですが、「こうすればいいのに」とか「これは直した方がいい」というのは、
注意する側の人が、そのことに抵抗を感じていて何とかしたいと思う、
自分の気持ちの表れなんですね。
そして、相手に伝えて、相手に「変われ」と、
相手をコントロールしようとしていることです。
残念ながら、人は、本人が変えようと思わない限り、変わりません。
「変わって欲しい」とか「間違いを正さなければ」と、
「相手が変化することを期待する気持ち」があって注意したとしたら、
それは期待外れになります。
“注意したい”のは、相手の為なのか、自分の為なのか?
それによって、意味合いは全く違ってくると思います。
相手を思う気持ちがどれだけ伝わるか?
それを考えると、言い方も変わってくると思います。
相手が誰であっても、その人を否定したり、
無理に変えようとするのではなく、
「私はこう思うんだけどな。」と
さりげなく、笑顔で伝えられるといいのではないでしょうか。
愛と笑顔に包まれた一日でありますように。
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