こんにちは。
心理カウンセラー・セルフプロデュースコンサルタントの縣(あがた) 真弓です。
読んで頂き、いいねやコメントありがとうございます。
嬉しいです。
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世の中に「嫌われて嬉しい!」という人は、いないと思います。
誰だって、嫌われるよりは好かれたいと思いますよね。
私だって同じですし、それは人として当然の思いです。
ですが、残念なことに、
いくら頑張っても、
いくら努力しても、
全ての人に好かれるのは、不可能なことです。
例えば、好感度の高いタレントや俳優でも、
好きという人もいれば、嫌いという人も必ずいます。
どんなに名作と言われる映画でも、悪口を言う人は必ず出てきます。
人にはそれぞれ好みというものがありますから、
優しいとか、正しいとか、多くの人が好むような言動を取っていたとしても、
100%全員に好かれるというのは、不可能なことなのです。
そして、覚えておいていただきたいのは、
嫌いという意見の多い芸能人や、
駄作と言われるような映画でも、
「好き」という人は必ずいるのです。
100%全員に好かれるのは不可能だけど、
100%全員に嫌われるのも不可能という事ですね。
また、これは一人の人間に対しても当てはまることで、
この人のこういう所は好き、
この人のこういう所は嫌い、
と、全部が好きな人、全部が嫌いな人はいないという事です。
沢山の要素を合計した時に、
好きな所が多ければ、「この人の事は好き」になり、
嫌いな所が多ければ、「この人の事は嫌い」になりますが、
100%全てが好きな要素だ、という事は、あり得ないと言っていいと思います。
恋愛の初期段階では、“あばたもえくぼ”で、
嫌いな要素も気にならない、という現象はありますけどね。(笑)
100%全員に好かれるのは不可能だと、
思考では何となく理解しているのに、
なぜ人はこんなにも「嫌われたくない」と思ってしまうのでしょうか?
そこには、嫌われるという事に、“傷付く”という事が、
セットになってくっついてしまってる事が多いようです。
人はそれぞれ、心になんらかの痛みがあります。
その多くは、誰かに嫌われたという記憶が「私が悪いから嫌われた」
と変換されてしまっているようなのです。
“嫌い”という感情は、単なる好みの違いのようなものですので、
誰かに嫌われたとしても、それは「あなたが悪い」という事にはなりません。
例えば、あなたがニンジンが嫌いだとしても、
それはあなたにとってそうなだけで、
ニンジンは悪いもの、ましてや野菜は悪いもの、
にはなりませんよね。
それに、あなたの事が嫌いな人がいたとしても、
それは単なる好みの問題で、
芸能人や映画と同じように、
あなたの事を好きな人も必ずいます。
なのに、多くの人は、
「嫌われたのは、私が悪いから。」と心が傷付くのを恐れ、
「嫌われたくない。」と思ってしまうのですね。
どうすれば嫌われないかなんて、
結局のところ個人差があることなので、
明確な答えはありません。
「嫌われたくない」と思うと、
嫌われない明確な答えなどないわけですから、
身動きがとれなくなってしまうのです。
「多少嫌われたって、いくらでも挽回できる。」と、
心に余裕を持つことも、コミュニケーションの上で大切なことでしょう。
そして、“嫌い”という言葉に“悪い”がくっついているようなら、
“苦手”という言葉に換えてみてはいかがでしょう。
本来、“好き・嫌い”という言葉は、
肉が好き・魚が嫌いというような、
好みを表す言葉のはずなのに、
人間関係においては“良い・悪い”と混同してしまっていたり、
セットになってしまっているようです。
嫌いという言葉に、“悪い”が付いてきて、傷付いてしまうのであれば、
善悪の観念があまり入らない“苦手”に変換して欲しいのです。
「あの人は私の事が嫌いなんだ。」と思ったら、
「あの人は私の事が苦手なんだ。」
「あの人はこういう言い方が苦手なんだ。」
「あの人に苦手意識を持たれてるかも知れないな。」
というように。
人にはそれぞれ好き・嫌いがあります。
ですから、全員に好かれるのは不可能です。
必ず誰かには嫌われてしまいます。
あなたに、好きな人・嫌いな人がいるのと同じです。
誰にも嫌われない事は、残念ながら誰にも出来ません。
ですが、嫌われて傷付くかどうかは、
自分である程度決める事が出来るのです。
それに、どうせ誰かには嫌われるのなら、
「嫌われないこと」に多くの労力を使うのは、
もったいないですよね。
愛と笑顔に包まれた一日でありますように。
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