こんにちは、絶學無憂です。

 

ちょっと前に小臼歯が一本真っ二つに割れて(たぶんその前から大変なことになっとっただけです)ちょっと大変なことになったんですが、翌日には一旦痛みが引いて安心し、その数日後には、バスに何時間も揺られて遠出しまして、イギリスのAssociation of Systematic Kinesiology (ASK)というキネシオロジーの会のイベントに参加してきました。なんでそんな大変な目に合いながらわざわざ遠出したかというと、アン・ジェンセン Anne Jensen 博士がこのイベントで彼女のオックスフォード大学での研究内容をしゃべる予定だ、というのをご本人から聞いていたからです。

 

 

もう数年前になりますが、彼女がオックスフォード大学のD.Phil.つまり博士課程の在籍中に、キネシオロジーの筋肉反射テストの有効性を検証する論文を数編発表しました。同じイギリスなので、会える機会がないかなと思って連絡をとったところ、もう少し前に学位をとってイギリスを離れているということでしたが、このイベントでの発表を教えてくれたのでした。

 

他ならぬオックスフォード大学から出たということで、彼女の論文はキネシオロジー関係者を大いに元気づけたようですが、基礎科学の研究者という視点から見たら、実は穴だらけなんじゃないか、とか、いろいろと疑ってもいたわけです。他の人達は中身をちゃんと見ずに持て囃しているだけではないかとも思っていました。発表内容次第によっては、会場が凍りつくような質問を私が浴びせるという流れもあり得なくはないな、と思いつつ、そのときはそのときだ、と思って出かけていきました。

 

一方ではやはり、現代科学とは相性が悪いキネシオロジーのようなものを、科学の土俵でちゃんと評価しようという奮闘努力をする女性とはどんな人なのか会ってみたい、という期待もありました。

 

当日は他のトークもあって、参加費も安くなかったのですが、移動時間と体力と興味を考えて、私はアンの発表だけに狙いを定めて他の内容は飛ばすことにしました。いや、正直に言うと、他のやつも一応出るべきだろうか、と思って、筋肉反射テストで調べたら、「出る必要なし」ということだったので、スキップすることに決めたのです。実際には、一番終わりの方だけ聞いたのですが、本当に出なくて正解!と心から思いました。他のみなさん、60名くらい参加してきましたが、よくこんな話を熱心に聞けるなあと感心したくらいです。というわけで筋肉反射テストの通りになりました。

 

さて、アン・ジェンセンの発表は一時間でしたが、結論から言うと、本当に出席してよかったなと思いました。彼女の本気度もよく伝わりましたし、トークの内容も非常に良く出来ていて、私は大満足でした。

 

このシリーズの続きでは彼女の研究内容に踏み込んでご紹介できればと思います。

 

 

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