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5年使えるコートとは。コートの種類・色・お手入れについて

コートというのは大抵の場合、一番値が張るアイテムになります。

セレクトショップのオリジナルでさえも3万越え、ドメスティックブランドなら7万前後、10万を超えてくるものも珍しくありません。

だからこそなるべく長く使いたいもの。

今回は5年使えるコートについて考えてみることにします。

5年の理由はトレンドが大きく変わるから。またどうしても痛みが出てきてしまいます。

もちろんベーシックで状態がイイものであれば、10年使っても問題ありません。

冬のオシャレはコートが決める!

バリエーションよりも気に入る1着を

私はメンズファッションに必要以上のバリエーションはいらないと考える派です。

服の色を絞ることの大切さ。バリエーションはいらない

基本となるスタイルを作ってしまって、あとはそれをアレンジしていけばイイと。

特にコートはずっと同じものを着続けても、何も問題ありません。それが普通です。

3万円のコートを2着買うのであれば、6万円出して本当に気に入る1着を選んであげる方が満足度は高いです。

よく女性で1~2万円のコートを毎年買い替える人がいますが、これもダメ。

安いコートはダウンでもウールコートでも値段が見た目にハッキリと表れます。

また安いコートほど化繊の割合が多く、毛玉もできやすいです。

以上のことから、ある程度値段を出して、気に入るものを1着だけ選ぶというのが基本スタンスになります。

会社用とは分けよう

高いコートを買っても会社用のコートとして兼任できれば、確かにコスパは良くなります。

ただこれには注意が必要。ビジネス用とカジュアル用では着方が異なるからです。

基本的にビジネス用はスーツ(ジャケット)の上に着ます。それに対してカジュアル用はニットの上です。

この着方の差はサイズの差に表れます。つまりビジネス用をカジュアルに使うと大きくなりすぎることがあるのです。

確かにビッグシルエットが流行っている2019年においては少し大きく着ることもアリではあるのですが、やはり基本はジャストサイズ。

特に今回は5年使うことを目標にしています。大きいサイズを選ぶ明確な意図がないのであれば、ベーシックに従うべきです。

色は黒かネイビーを選ぼう

コートの色として定番なのが、黒・ネイビー・グレーの3色。ここにカーキとキャメルが入ってきます。

もちろん選ぶべきは黒とネイビー。展開数が多いことに加えて、無難・飽きないという特徴もあります。

また汚れに対して圧倒的に強いです。汚れはしますが、それが目立ちません。

「普通過ぎてちょっと・・」と思うかもしれませんが、コートで差別化するという意識は持たない方がイイです。

差別化は中に着るニットやシャツ、もしくは靴下やストールなどの小物に任せましょう。

上でコートは同じものを着続けるのが普通と書きましたが、これはベーシックなものを着る人が多いから意識されにくいという意味でもあります。

差別化すればその分目立ってしまいます。

どうしてもコートで差別化したいなら、それ用に2着目を用意するしかないです。1着目は無難に行きましょう。

Pコートがメンズの基本

コートにも色々な種類があります。Pコート・ダッフル・チェスター・ダウンなどが有名です。

https://vokka.jp/

この中でメンズの基本と言えるのがPコートです。いつの時代も定番であり続けます。

襟付きの2枚仕立てというドレスな見た目なので、コーディネートのバランスが取りやすいことがその理由。

ミドル丈のものが多いため、どんなパンツとも相性がイイです。

Pコートが有名なブランドを集めてみました

http://male.eighthundredships.com/

ダッフルは人によって合う・合わないがハッキリします。可愛くなりすぎてしまうことが欠点。

http://zozo.jp/

チェスターはここ最近こそ人気ですが、元々そこまで流通量は多くありません。

構造上、胸元が寒いという特徴があるのでストール必須です。でもそうなるとせっかくのチェスターのスタイリッシュさを消してしまいます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/viajero-chocolat/

ダウンは防寒性はピカイチなのですが、そもそもオシャレに見えにくいです・・。それにイイものを買おうとすると普通に10万超えてきます。

強度面や手入れに気を使うのも問題ですね。

ダウンジャケットが有名なブランドを集めてみました

クリーニングよりも手入れを大事に

コートを長く使うためには日々の手入れが大切になります。

と言ってもやることは単純。着終わった後に洋服ブラシでブラッシングするだけです。

これをするだけで、生地に入り込んだホコリを書きだし、毛並みを整える効果があります。

手入れさえしっかりしていれば、週2回の着用で5年ならクリーニングを避けることも可能です。

クリーニングは確かに汚れを落としますが、それと同時に生地を傷める原因にもなります。

クリーニング後のコートの風合いが変わってしまうことは、多くの人が経験しているハズです。

これはウールに元々含まれている油分も汚れと一緒に除去されてしまうからです。

つまり如何にクリーニングに出さないかがポイント。出すとしても安い所ではなく、しっかりと対応してくれる所を選んでください。

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池本刷子工業(Ikemoto Brush)

防虫だけはしっかりと

コートを着るのは冬の間だけなので、それ以外の季節はクローゼットに閉まっておくことになります。

ここで大切なのは防虫対策をしっかりすること。

今回は5年使うコートということで、それなりにイイものを選んでいます。

そしてウールの質が良いほど虫に食べられやすいという特徴があります(カシミアとかは特に・・)。

一番簡単な対策として防虫カバーを付けることです。

これに併用してクローゼット全体に効果を発揮するものを使えば完璧。

まとめ

以上、5年使えるコートについて書いてきました。

確かに初期投資こそかかりますが、例え10万のコートでも5年使えれば元は取れます。

そして値段以上の満足感を与えてくれます。

コートこそ冬の主役。妥協せずに最高の1着を手に入れてください。

去年のモデルを古着で狙うという方法もあります