Hさん

わたしのまわりはなぜか、ものづくりの友人で日本人の方だと、Hさんってかたが多い。
なので、このブログにでてくる”Hさん”というと、ひとりの方ではないのですが、
いろんなHさん、というか、いろんなジャンルのH先輩たちから多くのことを学んでいます。
もちろん”H”さんじゃないすばらしい先輩たちからも。

今日はひさしぶりにちょっと長電話。お互いに忙しい季節とわかっていると
ゆっくり話すことも遠慮してしまいがちだけど、ショウがひと段落とあって、
ものづくりのH先輩の中では一番ながくおつきあいさせていただいているHさんと
いろいろ話ができました。ほとんどが来年の話です。
このHさんはバッグや洋服のリメイク、ほかにもいろいろいつもお客さんの期待をまったく上回る
おしゃれで素敵なものを生み出して持ってくる人。
随分前のことですが、陶芸をやってみたいというので通っていたスタジオに連れて行ったことがありましたが、
初心者が最初は通りたがる教科書的なノウハウにはのっとらず、
自分の作りたいと頭に描いたものを自由につくっていきました。
それをいきなり売ってショウでもとても人気の作品になり、
本人がつくるのに飽きてもたくさんの人が待っているという状況でした。
順を追って学ぶことが大切な場合もありますが、つくりたいものありきで突きすすんでいくパワーには
かなわないと思います。
つくりたいものが見つからないまま陶芸を何年もやっているひとよりもきっと、
彼女のような人たちがつくる作品のエネルギーは、見る人にも伝わるような気がします。
陶芸だから、布だから、とジャンルにはあまりとらわれず、
このアイデアをかたちにするならこの素材、というアプローチは、そばで見て、
本来はこう自由にあるべきだな、とすごく勉強になったことを思い出します。

来年早々、メキシコに行っていろいろインプットしてこようと思っているという話。
彼女がいろいろインプットしてでてくる来年の作品が、かなり楽しみです。

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