二項モデルやブラックショールズ式で表現されるオプション価格理論を株価に応用したものがマートン・モデルです。
バランスシートでは、資産=負債+資本 です。
変形して、資本=資産-負債 です。
しかし、株主の責任は有限責任であり、株価はゼロになることはあってもマイナスになることはありません。
したがって、株主持分=min(資産-負債,0)となります。
これはコールオプションの式に他ならず、権利行使価格=負債としたコールオプションになります。
聞けばなるほど!という理屈です。
これに二項モデルやブラックショールズ式をあてはめれば株価も算定できるし、デフォルト(債務不履行)の確率も計算できます。
詳しくは、「信用リスク・モデル化のアプローチ」(小林孝雄)でグーグル検索すると、わかりやすく解説されたpdfファイルが入手できます。
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