2019年10~12月期のGDP速報値が公表されました。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2019/toukei_2019.html
四半期でー1.6%、消費税増税による影響が大きいようで、家計消費がー2.9%となりました。
年率にするとー6.4%とかなり大きな数字となり、マスコミでも大きく報道されています。これは大げさにしても、2019年通期を単純に足し算しても、-0.4%のマイナス成長です。
内閣府の公表数字には寄与度も掲載されているので、GDP支出面の式にあてはめてみます。
Y国内総生産=C消費+I投資+G政府支出+X輸出入
-1.6% = ー1.7% -0.5% ー0.1% +0.5%
マイナスの数字ばかり並んでいます。輸出入の+0.5%も輸入減少によるもので、実体としては消費が減っています。
GDPデフレーターは+0.6%で政府目標値にはほど遠く、生産面ではなく消費マインドの問題と解釈できそうです。人口は減少に転じ、高齢化が進んでいることも大きな要因とは推測されますが。
そういう状況なら政府はもっとバラまき政策をやってもいいかも知れません。国債発行により国民一人あたり30万円支給とか。いい実験にもなるとおもうので、(選挙前に?)一回くらいやってもいいんじゃないかと思います。