こんにちわー。
 
今日は雨でランに行けず、家での
自重筋トレだけです。
今日の夕食後から明日の夕食まで
またファスティング予定~。
じわっと体重減りつつあるので
このまま一気に体重のセットポイント
を下にずらしたいです。
 
インスリン分泌量やインスリン抵抗性
についてあれこれと考えていて、
鹿児島の納先生のサイトの

健常者25人のOGTTデータ

を思い出し、再度見てみました。
 
今までは血糖値の動きについ注目
していましたが、改めて「インスリン値」
に注目してじっくり見てみると興味深い
ことにいろいろ気が付きました。
 
まず、私の昨年のインスリン値
2.2μU/mlという「正常値の下限」より
も空腹時インスリン値が低い人が
何人かおられる。もちろん健常者です。
これは励みとなる事実です。
 
2.2でも十分!ってことかも。
 
そして4人の方の結果のグラフの画像
を拝借させていただきました。
(もし不適切であるならこの記事は
後日削除しますね。)
 
この方は「理想的」といわれる人。
75gブドウ糖負荷してインスリンのピークは
45μU。
しかし4時間後にはもう3μU以下になり
それで血糖値は80台をキープ。
こんなふうになれれば理想なんですね。
 
この人は負荷前のインスリン値は1.8μU
しかなく、負荷後のインスリン値も低めで
その分ちょっとスパイクがあるけど少しの
追加分泌ですみやかに下がり(55まで!)
負荷後3時間もすれば2~3μUで80くらいをキープ。
 
そして、注目はこの人!
 
ものすごくインスリン値が低い。
負荷前は0.7しかなく、負荷後のピーク
も14.6!ちょっとスパイクあるものの
ちゃんと下がって3時間後には72。
210分後には62でインスリン値は0.8!
 
今このブログを読んでおられる人で
糖尿病でOGTTをやったことがある人は
ご自身のインスリン値とこの人のインスリン値
を比べてみてください。
おそらく、この人よりもたくさんインスリン
出てるんじゃないでしょうか?
(ぜひコメント欄で教えてください)
 
「インスリン抵抗性が低い」(感受性が高い)
ってのはこういうことなんじゃないでしょうか?
(これ以上分泌が減ると糖尿病発症になる
のかもしれませんが)
 
そして、この人よりもインスリンが出てる
なら、食事と運動でインスリン抵抗性を
最大限に下げれば糖尿病は「逆転できる」
という希望があるに違いありません!
 
(私はこの人の食生活と体型をめっちゃ
知りたいw)

逆にこの人は「インスリン抵抗性が高い」
って人じゃないでしょうか。
 
60代でこのインスリン分泌能!血糖値安定。
ピーク時のインスリン値92.7μU。
(先ほどの人の7倍です!)
 
おそらく太っておられると思います。
いわゆる「ハッピーなデブ」(笑)
 
分泌能が高いので、抵抗性を乗り越えて
血糖値は安定し、安心して太れる。
太鼓腹抱えて肥え散らかしてるくせに
血糖値は全然オッケー!って人。
でも癌や動脈硬化のリスク高そうだけど。
 
87才でもデブ族体型のままお元気で
おられる高木ブーさんのような人。
(でもブーさんは肥満による変形性関節炎
で歩行が困難になってるそうなので
やはりデブは良いことではないです。)
 
こうやって健常者の人たちのインスリン
分泌量を見てると、インスリン値に
「標準値」なんてものはなく、個人差が
ものすごく大きく、その差を生じさせて
いるのがインスリン抵抗性なんだろうと
思います。(グルカゴンの出方やインスリン
追加分泌のタイミング、などの要因もある
でしょうが)
 
今日いただいたコメントに、京都の御大
のブログ記事が紹介されてて、そこには
患者さんの「ささみ実験」の結果が載って
いました。
 
60代男性の2型糖尿病患者さん。
 
実験前の空腹時
インスリン値は8μU 血糖値139
 
ささみ200g摂取(ほぼ糖質ゼロ)
60分後 インスリン値23.3μU 血糖値151
120分後 インスリン値26.2μU 血糖値147
 
この人もインスリン値がすごく低いわけでは
ありません。ささみだけでこんなに出る!
しかしこの血糖値。グルカゴンも多め。
(しかし健常者のたがしゅう先生のささみ実験
時のグルカゴン値より低いんです)
 
この高血糖の原因もインスリン抵抗性じゃ
ないかなあ。
そして、御大の病院の患者さんですから
おそらく糖質制限をされているのでは
ないかしら・・
 
そして私は佐藤章夫先生のこの
考察にすごく同意します。自分の体でも
実感してますもん。
 
炭水化物を摂ると血糖値が上がってインスリンが
分泌されることは間違いのない事実です。
しかし困ったことに、一般の人だけでなく
糖尿病の専門家という人たちも、炭水化物の
多い食事によってインスリンの必要量(=分泌量)
が増えると思っています。
 
真実は正反対です。炭水化物が多く蛋白質と
脂肪が少ない穀物中心の食事をしていると、
あまりたくさんのインスリンを必要としません。
炭水化物の多い食事によってインスリンの働き
(効き目)が格段によくなるからです。
もちろん、このことは炭水化物の少ない食事に
よってインスリンの働きが格段に悪くなると
言い換えることもできます。

かつての日本人は炭水化物が多く蛋白質と
脂肪の少ない食事を摂っていました。
食生活が低炭水化物/高脂肪食になったために、
日本人の身体が大量のインスリンを要求する
ようになったのです。
さらに、日本人があまり身体を動かさなく
なったことがこの傾向に拍車をかけました。

日本人がロサンゼルスやハワイに渡って
炭水化物が少なくて脂肪の多い現地の
食生活を取り入れると、遺伝的に同じで
ありながら日本人のインスリン分泌が
増えることがわかりました。
 
このことは、一定の耐糖能(血糖処理能力)
を維持するために、日系米国人は一般の
日本人と比べて、多量(約2倍)のインスリン
を分泌していることを意味します。
 
日本人は、食生活がアメリカ型の高蛋白脂肪食
(低炭水化物食)に移行すると、短期間で
(ハワイ移民が始まったのは約150年前)、
たくさんのインスリンを分泌しなければ
生きていけないようになってしまったのです
(インスリン抵抗性)
 
余談ですが、この佐藤先生の記事中に
 
食生活がアメリカ型になると日本人の
インスリン分泌量が増えることを、
なんと、炭水化物制限食の主唱者
である江〇先生ご自身のブログ
述べておられます。(伏字にしたのは私です)
 
とあり、リンク先を読んでみたんですが
頭が「え?え?」って状態になりました。
 
1)ハワイに移住した日本人は
米国人の食事になったため
インスリン抵抗性が上がり高インスリン
になった。これは良くないことだ。

2)米国人の食事はだんだんと糖質
が多くなっていて、それに伴って肥満と
糖尿病が増えている。
 
3)それらはすべて糖質のせい。
だから糖質制限食が最高!
 
この3段論法、理解できます?
ハワイに移住する前の日本人たちが
高炭水化物食を食べていたってこと
完全にすっ飛ばしております(笑)
そして米国人の食事の問題は高糖質
だけでなく高脂肪高カロリーなんだと
思いますが・・
 
まあ、どうでもいいですが。

 

 


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