接着剤、どれにする?

ついに!出会いました!!

ポリエステル用接着剤!!!!

 

いきなりすみません。

出会いが嬉しすぎて、ついつい大きな声が出てしまいました。

それだけ衝撃的かつ小躍りしてしまうほどの出来事でしたので…。

 

 

「もう知ってるよ」と言われそうですが、レビューを書いてみようと思います。

 


 

ことの発端は、以前から使い続けている生地「アムンゼン」。

この素材を使うにあたり、いろんな接着剤を試してみました。

このアムンゼンに対して今まで使ってみた接着剤を、個人の見解で紹介していきたいと思います。

 

ちりめん用に使っていた「フエキ糊」100g

糊板を作って置いてみたものの、張りの力が強すぎて粘度ですら歯が立たず、即退場。

 

黄色いボディと赤いキャップがトレードマーク「コニシ ボンド(木工用)」180g

つまみ細工を作り始めた時に使用していた接着剤。

レーヨン素材には機能するものの、ポリエステル100%には歯が立ちませんでした。

 

ちりめん用ボンド「高粘度 接着美人」100g

上記の木工用ボンドの水分をできるだけ抜いて、重くしたような接着剤。

レーヨンのちりめんには速乾で強力なのですが、これもポリエステルには対応していませんでした。

 

接着剤売り場の片隅に置いてあった「コニシ 布上手」55g

内容量55gで小ぶりなボトルで、先が細いノズルが付属した商品。

「布専用接着剤」というだけあって、初めてポリエステルが接着成功!

ただし、効果がでるまでが長く、塗って貼り合わせてすぐくっついた…わけではありませんでした。

端に少量をつけ、プラスチックの洗濯ばさみで挟んで約5~10分ほど放置。

これでやっとくっつきます。

ですので、おちりん等の台紙に葺く時、この接着剤ではうまく接着できずに形が定まりませんでした。

 

いつのまにか買って置いてあった「コニシ ウルトラ多用途 クラフト」10ml

別の事で使用して、忘れていた接着剤。しかし希望の光がこの接着剤に!

上記の通り、台紙に葺く際に困っていた時、この商品を思い出しさっそく実戦投入。

粘度が高い透明の液体状で、粘着力は抜群。

しかし、内容量が10mlほどしかなく、大量生産時には困りそう…。

 

 

あきらめきれず、最適で快適な接着剤を探し求めること数日。

ついに出会うことができました。

 

強力接着剤「鐘工業株式会社 KANEDIN(カネダイン)」20g

「サテン生地等ポリエステル100%生地に最適」と掲げてありましたので、期待を抱きつつ購入。

酢酸ビニル樹脂が主成分となっているので、接着剤のにおいが特有のものに。

例えるなら…

きっと誰もが遊んだことがあるのではないでしょうか?

小さいストローの先に、透明なジェル状のものをチューブからだしてくっつけて。

くっつけた方とは逆から、ゆっくり息を吹き込むと割れないシャボン玉ができるあのおもちゃ。

あのおもちゃと同じ匂いがします。

 

匂いはさておき、使用感。

プラ板に出してみるとこんな見た目。

透明で柔らかめ。糸引きが強く、表示通りの強力さ。

乾くのが早く、指についても木工用ボンドのようにペリペリとはがせます。

 

いざ実戦投入!

丸つまみを作り、先端に少量直塗り。

20~30秒ほどじっとつまんで離すと、ばっちり接着!!

乾燥も早いため、処理が早く済みます。

台紙に葺く際もこちらを使用。花びらで使用した量より、少し多めに付けます。

こちらも大成功。しっかりがっちりくっつきました。

今まで長時間割いていた時間は何だったんだろうかと思うほどの、時間短縮。

 

しかし、諸手を挙げて喜ぶことはできませんでした。

使用していて、欠点が二つでてきたのです。

 

・細口ノズルではないため直塗りになり、ボンドが出るところが汚くなりやすい

細口キャップ等付属していないため、直接布にこすりつける状態になり、布自体がほつれやすいものであれば、糸がノズル部分に付着し、さらに接着剤が付き、そこにまた糸が…という連鎖が起きてしまい、接着剤が幾分か無駄になるとともに除去の手間が増えます。

 

・速乾性ゆえに、一旦板などに少量出して、爪楊枝で付けていく方法が取れない

木工用ボンドなどは、薄く延ばさなければ乾燥まで多少は耐えられる(環境にもよるので一概には言えません)のですが、カネダインはこれよりも早く乾燥します。

 

例えば、直径3cmほどの丸つまみのおちりんを作るとき。

板に1cmほどカネダインを出してちょっとずつ爪楊枝ですくい、花びらを作っていたのですが、3つ目辺りで板に出していた接着剤が半分固まって板に張り付き、使用できない状態になりました。

 

これらを解決するのに少々時間がかかりましたが、現状の打開策として、

「チューブの先から爪楊枝で直に取る」

という方法に落ち着いています。

ちょっと指が足りないという時もありますが、そこはまたどうにかします。

 

 


 

やっと出会えた念願の道具。

それぞれの得意分野で活躍させるべく…うまく使いきれるよう、これからも作品を作っていきたいと思います。

それでは、よい週末を。

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