前回、④ 日本の歴史:縄文人の奴隷化と邪馬台国女王卑弥呼。の次は⑤ 日本の歴史:出雲と大和。に続く。と書いていましたが、すみません。日本の歴史:出雲と大和。についてはもう少しあとで詳しく書いていこうと思っております。

 

 それは「出雲と大和」の話をする上で絶対に避けては通れない「先住民の大量虐殺」の話が必要になってくるからです

 

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 2月6日(木)のことです。私はAmaz○nプライムでたまたまこのような番組を見つけました。

 

セデック・バレ

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 この映画は日本軍に従属しない台湾の先住民族迫害と大量虐殺の「民族浄化」の歴史をえがいた作品になります。

 

民族浄化

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〜《ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典》の「民族浄化」解説より抜粋〜

 

 望まない民族集団追放,強制移住,大量殺戮を通じて排除し,単一民族からなる地理上の区域を創出すること。民族浄化の一環として,記念碑,墓地,礼拝所の破壊や冒涜 (ぼうとく) を通じて領域内にあるターゲット集団の物理的痕跡を取り除こうとする場合もある。「民族浄化」という用語に批判的な人々からは,民族浄化は大量殺戮の一形式にすぎないという声も聞かれる。一方,擁護派は,大量殺戮政策が民族,人種,または宗教集団の殺戮を主旨とするのに対し,民族浄化の主たる目的は単一民族からなる区域の確立であり,それを実現する方法は大量殺戮以外にも数多くあるとしている。 1990年代,ユーゴスラビアの崩壊後に勃発した数々の紛争 (→ユーゴスラビア史 ) のなかで,ボスニアイスラム教徒クロアチアのクライナ地方のセルビア系住民,セルビア共和国コソボ自治州のアルバニア系住民が受けた残虐な扱いを表現することばとして,「民族浄化」という語が広く使用された。

 

〜《百科事典マイペディア》の「民族浄化」解説より抜粋〜

 

 英語のethnic cleansingの訳。ある地域から異民族を一方的に排除し,住民構成の純化を図るもの。強制移住や追放,住民交換のほか,大量虐殺,同化などの手段を含む。歴史的にはさまざまな例があったと考えられ,ナチスによるユダヤ人大量虐殺もその一つといえる。1990年以降のユーゴスラビア内戦においてセルビア,クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナの各勢力が,それぞれ民族混住地域において大規模かつ組織的な民族浄化策をとったことで,この言葉が広く知られるようになった。→民族

 

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【概要】〜ウィキペディアより抜粋〜

 

 1930年、日本統治時代の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動・霧社事件を描く。台湾映画史上最高額となる7億台湾元をかけて制作された[1]。全2部作で、第1部は143分、第2部は131分。第1部が2011年9月9日、第2部が9月30日より公開され、2011年11月26日、第48回金馬奨で「最優秀作品賞」「最優秀助演男優賞」「最優秀オリジナル音楽」「最優秀音響効果」「観客賞」の最多5部門を受賞した。

 

 日本では2012年3月の第7回大阪アジアン映画祭で初公開。台湾以外の国際映画祭に出品されたインターナショナル版(短縮版)ではなく、2部作合計4時間半におよぶフルバージョン(タイトルは第1部『セデック・バレ 太陽旗』、第2部『セデック・バレ 虹の橋』)で、3月13日と14日にそれぞれ上映され、コンペティション部門の「観客賞」を受賞[2]

 

 日本での一般公開は2013年4月20日で、『セデック・バレ 第一部 太陽旗』『セデック・バレ 第二部 虹の橋』が同時公開された。

 

【ストーリー】〜ウィキペディアより抜粋〜

 

 

 台湾のセデック族は、誰からも支配されることなく狩猟や首狩りをして自由に暮らしていた。しかし日清戦争後、進駐してきた日本軍と戦って敗北し捕えられる。その後、警官の監視のもとで文明的な生活を強制されるが、日々鬱屈した不満が高まっており、警官へのリンチ事件をきっかけに、他の部族と共に武装蜂起を決意した。

 

 それは最初から勝利の見込みのない、部族としての誇りを取り戻すためだけの戦いであった。派出所の警官を襲撃した後、運動会に集まっていた日本人たちを手当たり次第に惨殺し、山中でのゲリラ戦を仕掛けるが、対する日本軍は毒ガス、敵対部族の動員などによって追い詰め、壊滅へと追い込んでゆくのだった。

 

 

 という内容になるのですが、

 

 あれ?まてまてまて・・・。

 これって何かととても似ていないか・・・?

 

 国や民族は違えども、この内容(先祖代々、子孫に受け継がれてきたものや伝統を破壊する等)って和人(日本人)によるアイヌ民族の大量虐殺(民族浄化)と内容がめちゃくちゃ被るんじゃない???と思ったのです。

 

 アイヌ民族はセデックのような首狩りのような伝統こそありませんが、「先住民」としての生活はどの国も似たり寄ったりだなぁと感じましたし、迫害のされ方も共通する部分が数多く見られました。

 

 先住民に対する迫害がどのようなものかを知る上では非常に参考になります。これから話す内容の理解を深める上でも、みなさんにはこのような歴史が日本国内でもあったことを是非知っていただきたいです。

 

 

 ↑こちらの作品も「先住民」と「祖先」(先祖代々)の繋がりを知る上では参考になります。ディズニーのポカホンタスもそうですが、どの先住民も「先祖」をとても大切にしていますね・・・。先祖すら無視する日本とは大違いです。

 

 自分の親が他界すればその親は自分にとっての先祖になります。自分に子供がいる場合、自分だって死んだ時点で子供にとっての先祖になります。血の繋がりや生まれた土地というものは霊的なものを扱う上ではものすごく重要になってくるんですけどね・・・。

 

 特に日本では仏教、神道共に「先祖」というものが非常に重視されています。自然宗教だってそうです。始祖をとても大切にします。

 

 順番的に言うと宇宙とか○次元とかに繋がる前に、現実的な部分で自分の先祖と繋がる方が先なんじゃないかと私は考えています。

 

⑥ 日本の歴史:倭人によるアイヌ民族の迫害と蝦夷について。に続く。

 

 

 

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《関連記事》

① 日本の歴史:先住民(同和・部落)問題について。

② 日本の歴史:日本人と日本列島について。

③ 日本の歴史:縄文人と弥生人について。

④ 日本の歴史:縄文人の奴隷化と邪馬台国女王卑弥呼。

⑤ 日本の歴史:旧日本軍(日本人)による民族浄化について。

⑥ 日本の歴史:倭人によるアイヌ民族の迫害と蝦夷について。

⑦ 日本の歴史:《1》(書籍編)アイヌ民族の先祖の因縁・土地の因縁について。

⑧ 日本の歴史:《2》(関連編)アイヌ民族の先祖の因縁・土地の因縁について。

⑨ 日本の歴史:〜《1》(宗派編)地縁・法縁継承による因縁〜

⑩ 日本の歴史:〜《2》(先祖編)父方/地縁・血縁の継承による因縁〜

⑪ 日本の歴史:〜《3》(妖怪編)母方/地縁・血縁継承による因縁〜

 

《特別編:① 汚れ(物理的・環境)》神と繋がって守護してもらう方法。

 

《差別について》

【人権編】コロナウィルスに対する差別」 と 「障害者への人権侵害。」

 

《ご供養について》

【ご供養】東日本大震災9年目に起きた奇跡。