TBS「マツコの知らない世界」に学ぶ魅力を伝える構成術
インフルエンサーを考える
昔から存在していた
インフルエンサーという言葉が世間で認知されるようになってどれくらい経つのでしょう。
インフルエンサーという言葉自体がなかった頃にも存在し続けてきました。
社会的な大きなものから、業界や会社、それに学校、学級という単位の大小はあれど発言を含む行動が影響を及ぼす人は確かにいます。皆さんの周りにも思い当たる人はいることでしょう。
マツコさんという存在
メディアと呼ばれる媒体はたくさんあります。
テレビ、ラジオ、新聞、インターネット、SNSなどなど。
それぞれの媒体ごとにインフルエンサーが存在していて、その中でも気になるのがマツコ・デラックスさんです。
マツコさんの何がインフルエンサーとしての影響力を与えるのでしょう。
そんなことをつれづれと考えてみたいと思います。
率直な物言い
本音とタテマエがあり、なかなか本音を話すというのは難しいものです。
家族や親友たちでも、場面によっては本音を言わない方が良い時もあるでしょう。
ましてや、テレビなど不特定多数を前にすると本音を言うというのはかなり難しいと思います。その点、マツコさんはタテマエを踏まえた上で率直に本音を言っているように感じます。
やはりタテマエばかりだけでなく、本音を話す人は接していて清々しい気持ちになるものです。
本音と見せかけて
ただマツコさんが何も考えずにただただ率直に話しているとは到底思えません。
かと言って、タテマエという感じも受けません。
昔のテレビと違って、いろいろと規制がかかる中で、その微妙なバランスを保ち見事にコメントをされているのがマツコさんなのでしょう。
簡単に言うと、頭の良い人となりますが、それ以上の気がします。
TBS「マツコの知らない世界」
マツコさんのインフルエンサーとしての能力を存分に活かしたテレビ番組のひとつがTBS「マツコの知らない世界」でしょう。
番組はたいていは比較的ニッチなテーマを拾い上げます。
先日も「タマゴサンド」でした。
確かにタマゴサンド自体はサンドイッチの中でもメジャーな方ですが、たいていの人は食べたことがあるもので、さほど高級品でもなく、想い入れが多い食べ物でないでしょう。
番組を観る前には「へぇー、タマゴサンドか」という程度だったのが、観終わる頃には「無性にタマゴサンドが食べたい」となります。
これはスゴイことだとつくづく感じます。
タマゴサンドなので、もともと嫌悪感はないにしても、どうしても必要だというわけでもなかったものが、必要に感じるようになってしまうのです。
テレビという媒体を通じ、マツコさんが関わることで生まれた情報が、視聴者の思いだけでなく、さらにはコンビニへタマゴサンドを買いにいくという行動まで生み出したということです。
学びたい!
もちろんマツコさんでもなく、インフルエンサーでもないですが、あるモノの魅力を伝えたいという場合、こうした番組には多くの学ぶべきことが隠されているように思います。
たとえば番組構成や流れで、ある魅力を伝えることができるのであれば、そういったことを学びたいものです。
このような意図から下記の記事を作成しました。