就活生が小売業の採用試験を受ける場合、「筆記試験」をさせられることがあります。
しかし「筆記試験といっても、どんな内容が出題されるのかわからない…」という就活生もいるはず。
そこで今回は、「小売業の筆記試験内容とは？」について説明していきます！
小売業の筆記試験と小論文
筆記試験といっても、大きくわけて２通りの筆記試験があります。
１つは、主に「計算問題が中心」の筆記試験、もう１つは字数制限があり、あるテーマについて記述する「小論文」形式の筆記試験です。私が就活生のときにはどちらも経験しました。
今回は計算問題を含む筆記試験について説明していきます！
計算問題タイプの筆記試験
(小売業でSPIを行う企業は少ないため、SPIは省略)
小売業では数値管理が当たり前。そのため、簡単な計算問題が出題されることが多いです。内容としては、以下のようなもの出題されます。
割引の計算
例えばですが
・売価1000円の傘を2割引で販売するといくらになるか？
・売価500円の古本を2冊と売価4000円のゲームを1本買った。古本を1割引、ゲームを3割引で買った場合、合計いくら払えばよいか？
といった感じの問題です。普通に計算すれば誰でもできる、比較的簡単な計算問題。
売価、原価計算
・原価2000円のカバンに、原価の4割の利益を見込んで売価をつけた。このときの売価はいくらか？
・売価の20％が利益になるようにしたところ、お米の売価は4000円になった。このときのお米の原価はいくらになるか？
こちらも少し練習問題をするだけで解けるようになります。こうした計算は小売業の通常業務でも使いますね。
確率
・2つのサイコロを同時に振ったとき、出た目の積が奇数になる確率は？
・箱に白い玉が5個、黒い玉が6個入っている。同時に2つの玉を箱から出した場合、どちらも白い玉になる確率は？
よく出題される問題です。SPIと被っていますが、こちらも対策しておけば必ずできるようになります。
仕事算
・田中さんが1人でやると6日、鈴木さんが1人でやると3日で終わる仕事があります。この仕事を2人で協力してやれば、何日で終わらせることができるか？
みたいな問題です。こちらもSPIで出題される問題ですが、私が就活生のときに解かされた記憶があります。小売業の筆記試験でも出題されるので対策しておきましょう。
旅人算
・田中さんは分速50メートル、鈴木さんは分速70メートルの速さで水族館を目指します。
田中さんが出発してから6分後、鈴木さんは田中さんに忘れ物を届けに出発しました。
鈴木さんが田中さんに追い付くのは、田中さんが出発してから何分後になりますか？
といった問題です。ややこしい問題ですが、１つ１つ丁寧に解けば、ちゃんと答にたどり着きます。簡単な図を書いてもわかりやすくなりますね！
小売企業独自の試験
計算問題に加えて、他の試験内容も出題されます。企業によって内容は異なりますが、私が実際に受けた試験内容を紹介します！
漢字の読み・書き
以下のカタカナを漢字に直せ
・ﾀﾝﾄｳﾁｮｸﾆｭｳ→
・ｾﾞｯﾀｲｾﾞﾂﾒｲ→
以下の漢字の読み方を記せ
・五里霧中→
・(青天の)霹靂→
みたいな漢字の読み書きです。漢字検定2・3級レベルなので、あまり身構える必要はありません。苦手な方は対策しておきましょう。
時事問題
・カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞した、是枝裕和氏の作品名は？
・芥川賞を受賞した又吉直樹の小説タイトルは？
最近でいえばこんな感じでしょうか？
新聞を読まなくても、ニュースをチェックしていれば大丈夫です。あまり突っ込んだ内容は出題されませんが、人名や作品名はある程度覚えておく必要があるかもしれません。
企業理念など
・弊社の企業理念を全て記述しなさい
・社長名を漢字で記述しなさい
・グループ会社名を２つ以上挙げなさい
といった、覚えておかなければできない問題です。企業理念に関しては、面接でも聞かれる場合があります。穴埋め形式の場合が多いですが、ある程度は覚えておきましょうね！
まとめ～事前に筆記試験対策を
小売業独自の筆記試験では、計算問題が必ず出題されます。SPIと被る部分もあるので、SPI対策をしておけば、筆記試験で困ることはないはずです。
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