薬物のない寛解を達成できるか?
家内は 2018年8月(平成30年)
筋症状のない皮膚筋炎(CADM)
抗MDA5抗体 陽性(MDA5)
間質性肺炎合併(ILD)
を罹患し
現在 寛解中
2019年11月に
アメリカで開催された
学術集会での発表論文を
ネットで見つけて読みこむ。
皮膚筋炎(DM)
抗MDA5抗体 陽性(MDA5)
間質性肺炎合併(ILD)
患者には
①プレドニゾロン(プレドニン)
②カルシニューリン阻害薬
(タクロリムスなど)
③シクロフォスファミド(エンドキサン)
を中心とした
多剤併用療法の早期導入が有効で
寛解後は長期に安定し再燃が少ない
(肺病変の悪化を認めない状態を
寛解と定義)
さらにその中でも
同時三剤併用療法は一部の患者を
薬物のない寛解(ドラッグフリー寛解)
を達成するように導く可能性がある
との事
発表されたグラフには
長い年月がかかるが
ステロイドや
カルシニューリン阻害薬を
離脱できた割合も高く
薬物のない寛解(ドラッグフリー寛解)を
達成された方が多くいるもよう
維持治療としてのステロイドや
免疫抑制剤が不要になるということは
膠原病に関わる多くの臨床医にとって
大変驚くべき結果なのだとこの研究者はいう
家内も薬物のない寛解を
達成できるよう期待したい
2か月に1回程の定期検診
プレドニン 3ミリに減量/day
タクロリムス 4ミリ/day
抗MDA5抗体値は90前後
それ以外の血液数値は異常なし
プレドニン減量による異常なし
ムーンフェイスなし
抜け毛なし
ゴットロン丘疹なし
ヘリオトロープ疹なし
爪周囲紅斑なし 痛みなし 赤みなし
疲れやすいこともなし
風邪なし
1月よりもさらに力仕事ができる
新型コロナ対策
人混みを避け
マスク うがい 手洗いの徹底
さらに除菌セット
アルコールで至る所を拭きまくる