ずーっとあなたに恋してた

苦しくて、切なくて、でも愛おしい。そんな恋の物語。

ふたりの出会い

私とユリさんの出会いは、もう10年ぐらい前のこと。

 

私が勤めていた会社に、ユリさんが入社してきたのだ。

 

ユリさんは受付嬢。

私は営業部。

 

会社に入ると受付に彼女が座っていて、いつも軽く会釈をするぐらいで、会話をすることも、仕事で関わることもほとんどなかった。

 

 

初めてユリさんを見たときの印象は

 

(キレイな子だな)

 

それぐらいだったと思う。

 

 

透き通るような真っ白な肌と、黒いストレートの長い髪。

クールな目元が知性を感じさせ、仕草にも気品がある。

 

私よりも4つも年下だというのに、彼女はすごく大人びて見えた。

 

 

でもその頃はまだ、ユリさんに特別な感情は一切なかった。

 

そもそも見た目が華やかで女子力高めのユリさんと、化粧っ気もなく男勝りな私はタイプが違う。

 

そんな彼女と仲良くなって、恋をしてしまうなんて、当時の私は少しも想像していなかった。

 

 

 

ブログランキング参加中!

応援クリックお願いします(*^^*)

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村