感動!台湾(サツマイモの形の島は見どころ満載)❻ “九份(きゅうふん)”
- 今やもっとも台湾で行きたい観光地といわれる『九份(きゅうふん)』
台北から北部に位置する九份は、海を臨む高台にあります。近年は観光地として多くの人が訪れる九份ですが、19世紀後半から20世紀前半にかけて金鉱が発掘されていた街で、台湾全土から人々がこの地に集まった時期があったそうですが、今は狭い路地にある急な石段と独特な街のスタイルが多くの観光客を集めています。そして夜は赤い提灯に灯がともり、何とも絵になる街になります。
この地を訪れるならば、ぜったいに夕暮れ時がお勧めで多くのツアーは夕方から夜にセットされています。
1989年、映画「非常城市」の舞台となったことから注目を集めて、その後2000年に入ってから「千と千尋の神隠し」に登場するなどして、今や台湾でもっとも行ってみたい観光地になったといわれているそうです。
九份といえば赤い提灯に灯りがともされた「阿妹茶酒館」前の写真を目にしますが、この景色を見るならば日没前から薄暗くなってからがベストタイミングといったところなのでしょう。しかし、この景色を写真に撮るとなると、なかなか苦労するほど、狭い場所で多くの人を気にしながらの撮影はちょっとたいへんで、近づきすぎると建物全体が収まらず、バックしたいにもその場所も無く、どの場所でシャターを切るか迷うところです。
もう一つ、九份を観光ガイドブックで見ると必ずといってよいほど、名物の芋団子が食べられる「阿柑姨芋圓」を目にします。タロイモなどでつくられた汁粉といったものですが、人の波に誘われてつい食べてみたくなります。購入したらイートインで休憩を兼ね、景色を見ながら食べる芋団子汁は九份の思い出の一つになると思います。