向谷匡史さん著『子どもが自慢したいパパになる「最強のお父さん道」』(新泉社)を読みました。

 

 

一言でいって、素晴らしい本! ということは間違いない。

著者の向谷さんは、空手道場の館長であり、犯罪を犯した少年たちの更生に関わる保護司でもあり、そして僧侶でもあるのです。

 

内容は、道場に通っている 主に小学校低学年や高学年の少年少女や中高生と、その父親にフォーカスして語られています。

 

 

最近も、実の父親による子どもへの虐待の事件が起こり、悲惨な結末で 日本中が悲しみと怒りの渦に巻き込まれました。

 

体罰により、子どもを死へと追いやった親が必ずと言っていいほど口にする言葉...

「躾のつもりだった」。

 

 

「しつけ」とは、いったい何なのか?

「愛情」とは、いったい何なのか?

「父親」の役目とは、いったい何なのか?

 

 

誰もが わかっているようで、実は わかっていないのかもしれません...。

この本は、「父親としてのあり方」そして「正しい愛情の与え方(伝え方)」を教えてくれます。

 

その一部をご紹介します。

 

88頁に『差し伸べた手を引っ込める』という項目があります。

そこに「ノット・オーバーティーチング」という言葉が出てきます。

それは「教えすぎないこと」

 

 

「考えること、考えさせることが大事で、考える力を身につけることが”成長”」だと、著者の向谷さんは強く主張しています。

 

そして、「お父さんの愛情は杖を差し出すことでも、転んだわが子を抱え起こすことでもない。

谷底へ落ちないように注意深く見守りながら、差し出したい杖をぐっと我慢する、その忍耐にあるのだ」とおっしゃっています。

 

 

とても共感しました。

私のところにも、お子さんの反抗期や不登校に悩んでいる親御さんが相談に訪れます。

 

全員とは言いませんが、そのような親御さんの多くは、子どもが ”転ぶ前に”杖を差し出していた人たちがほとんどです。

 

その結果子どもはどうなるか?

自分で考えることをしなくなり、打たれ弱く、挫折しやすい子どもになります。

 

 

143頁の『「畏敬」のほかに「稚気」をもつ』という項目も、なるほどな〜と勉強になりました。

「畏敬」とは、崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。

「稚気」とは、子どもっぽい様子。

 

堅物で真面目すぎたり、スキを見せないお父さんだったりしすぎても、子どもにとっては怖いだけのお父さんになってしまう。

だから、ちょっとヌケているところがあったり、お茶目なところがあるお父さんのほうが、子どもにとっては近寄りやすいということ。

 

でも、「稚気」がメインではダメ。

あくまでも「畏敬」があってこその「稚気」だということ。

バランスが大事なんですね。

 

 

『子どもが自慢しいパパになる最強の「お父さん道」』(新泉社)

世の中のお父さんにぜひ読んでいただきたい良書です!

さっそく、親戚や友達にプレゼントしましたウインク

 

 

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