精子提供ボランティア 岐阜県 けい B型

岐阜県在住の精子ドナーです

機会の損失

2020-10-25 21:00:00 | 2020年
10月25日の『ワイドナショー』でも精子提供に関して取り上げられていました。
 
メディアが取り上げることで大きな反響があり、また別のメディアが取り上げるという循環に入っているのかなと思います。
 
 
こうして社会の関心が高いうちに法整備や精子ドナーに対する議論などがより進んでくれたらいいなと見ています。
 
 
僕が今活動しているのは機会の損失がもったいないなと思うからです。
 
 
全国でたった12箇所しか受けられる病院がない中で精子ドナーの減少により新規受付を停止している所もあると聞きます。
年齢にもよりますが、その中で1年、2年と治療開始まで待たないといけないのは大きな時間のロスに感じてしまいます。
 
 
第三者からの精子提供では、成功例だったり、順調に妊娠された話ばかり取り上げられていますが、妊活は本当に大変なことです。
 
 
『スッキリ』で取り上げられていましたが、日本産婦人科学会によると2018年度の精子提供件数は全国で3380件で、出産に至ったのは130人のいうことです。
 
130÷3380=0.0384•••
 
3.84パーセントと低い数字です。
 
病院で行うAIDではHIV、肝炎ウイルス、性行為感染症を予防するために、凍結して半年以上が経過して陰性であることが確認されてから使用します。
 
凍結した精子を融解すると運動率が凍結前の運動率の50%から80%に落ちると言われますが、それでも医師が凍結前の運動率をみて妊娠可能であると判断した精子のはずなので、なぜここまで出産に至る確率が低くなるのか僕にはわからないです。
 
・成功確率が低い
・ドナー不足により1~2年待ちで時間が経過する
 
 
その間に行動力やお金が用意できる人は海外の精子バンク、海外でのAID、そしてSNSを通じた個人間のやり取りで妊娠出産していきます。
 
 
病院という安心した後ろ盾がある正規ルートを使用することがもちろん正しいと思います。
 
 
それでも僕が今活動しているのは、年齢などを理由に何年も待っていられない方へ対して、そしてFTMなどを理由にそもそも病院でのAIDを受けられない方のために提供出来たらいいと思っているからです。
 
 
 

「悪意を持っている人間もいる」

2020-10-24 22:00:00 | 2020年
10月20日のスッキリで「精子提供」について取り上げられている放送を見ました。
 
影響力のあるメディアが取り上げてくれることで、医療機関の精子ドナーが減っていることやSNSを通じた個人間で精子提供のやり取りが行われている現状など、社会への問題提起となってくれたらいいと思っています。
 
 
精子提供についてテレビが取り上げることで、こういう方法もあることを知るきっかけとなり、個人間の精子提供は増えると思います。
 
 
だからこそ加藤浩次さんは「悪意を持っている人間もいる」ことを注意喚起されていました。
 
 
病気のリスク、性行為目的、他にも気づかないリスクもあると思います。
 
世の中には色んな人がいます。
 
お気をつけ下さい。
 
 
僕は精子提供を希望する依頼者は複数の方と面談することで、判断材料や選択肢を増やしたり、人を見る目を養う、面談経験を積むことでトラブルに合わないで欲しいと願っています。
 
 
面談を疎かにしないためにも、初めてお会いした当日に提供することもありません。
 
面談したあと1度家に持ち帰って考えて欲しいです。
 
 
例えば1対1で面談するよりも、1対2で面談したほうが複数の視点から提供者を見ることが出来るのでいいと思います。
ご夫婦であったり、友人1名の同席などで面談に行くことです。
 
 
他には再面談もいいです。
複数の方と一通り面談してみて、その中でもう一度会ってみたい方と再面談でより色々な話をしてみる方法です。
 
あとは面談で聞いておきたいことをたくさん準備しておいた方がいいです。
 
「聞かれなかったから」
 
日常生活で言われても嫌な答えですよね。
 
悪意ある人はわざわざやましいことには答えません。
「聞かれなかったから」といって逃げます。
 
そう言われないためにも、聞いておきたい質問は準備しておいた方がいいです。
 
 
①複数の提供者と面談を行う
②1対2で面談する
③再面談する
④質問を準備する
 
手間もお金もかかり大変だと思いますが、個人間の精子提供におけるリスクは自己責任と言われてしまうので本当にお気をつけ下さい。
 
様々な事情により真剣に子供を欲しい方がトラブルに巻き込まれないことを願っています。
 

提供者に求める条件

2020-07-20 21:00:00 | 2020年

お問い合わせを頂いた方には提供者に求める条件を複数回答でお伺いしております。

 
これはお問い合わせの段階でミスマッチがないかを判断するためです。
 
これまでに頂いた回答をまとめてみました。
 
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①【検査結果について】
血液検査結果を提示可能(風疹・麻疹抗体、HBs抗原、HCV抗体、HIV、HTLV-1、梅毒)
・尿検査検査を提示可能 (クラミジアトラコマティスDNA)
・精液検査で全ての項目が基準値以上
・面談前に検査結果を提示可能
・1年以内の検査結果を提示可能
 
 
②【生まれてくる子供のため】
・提供者本人に病歴がない
・家族に遺伝的病気を持った人がいない
・わきがでない
・近親婚を防ぐために出産日、性別を把握して情報共有できる
・生まれてくる子供を10~20人に制限している
・出生地の情報共有
 
 
③【夫婦の特徴に近いか】
・二重
・一重以外
・はっきりした二重ではない
・B型RH+
・B型かO型
・AB型以外
・肌の色が黒すぎない
・身長が高すぎない
・日本人
 
 
④【提供に関して】
・平日の夜も提供可能
・仕事終わりでも提供可能
・一周期2~3回提供してくれる
・最低1年間は提供を続けてくれる
・提供者の都合での打ち切りがない
・近くにお住まい
・愛知県、岐阜県で提供を受けられる
・2人目も協力してもらえる
 
 
⑤【妊娠の確率を上げるため】
・35歳まで
・非喫煙者
 
 
⑥【トラブル防止】
・実費以外の金銭のやり取りを行わない
・病歴、学歴を詐称していない
 
 
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提供者に求める条件で沿えない点があれば、メールの段階でお伝えするようにしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

検査結果

2020-07-19 21:00:00 | 2020年
性感染症検査、精液検査、全て問題ありませんでした。
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【性感染症検査
①梅毒定性RPR法
(-)
②梅毒定性TPHA
(-)
③HIV抗原・抗体(CLIA)
┗(-)
 
C.トラコマスチlgG•A
④IgG抗体
┗(-)
C.T IgG C.O.I.
┗0.01
⑥lgA抗体
┗(-)
⑦C.T IgA C.O.I.
┗0.13
 
【精液検査】
①精液量
┗3.0ml
②運動精子濃度
┗9.0×10^6ml
③精子濃度
┗18.0×10^6ml
④総運動率
┗50.0%
⑤前進運動精子
┗50.0%
⑥白血球数
┗0.02×10^6ml
⑦その他の細胞
┗0.05×10^6ml
粘稠性
┗(-)
⑨固形物
┗無
⑩細菌培養
┗無

依頼する方は複数面談していますか?

2020-07-18 21:00:00 | 2020年
提供者は面談を希望する方がいない限り、面談の経験を積むことが出来ません。
 
だけど依頼者は違います。
手間と時間とお金(交通費)さえかければ複数の提供者と面談することが可能です。
 
 
メリット①【場慣れ】
短期間で何人かと面談していれば、面談に慣れてくると思います。
面談慣れすれば、聞きたい質問や相手の見るべきところなどが自分の中でまとまってくるはずです。
複数人と面談した上で、条件に合いそう人と再面談してみるといった方法もいいと思います。
 
 
メリット②【比較】
提供の方法だったり、活動に対する考え方、容姿の確認、提供者の性格など、複数の方と面談しておけば比較することができます。
選択肢を増やして、その中から選ぶことで、より自分に合った提供者が見つかるはずです。
複数面談してみて自分に合う人がいなければ依頼しないという選択をしてもいいと思います。
僕が相手の立場になって考えたら、絶対に何人かと会って決めたいです。
面談した1人目がすごく条件に合う人でも、2人目はもっといい人かもしれません。
逆に2人目が合わない人だったら、より1人目の条件の合う提供者との縁を大切にしようと思います。
だから依頼者の方には複数の方と面談して欲しいです。
 
 
メリット③【納得感】
複数の選択肢の中から自らが選ぶことでより納得感が得られると思います。
直感も大切ですし、相談することによって視点が広がるといういい面もあります。
ご夫婦でよく話し合われて決めて下さい。
 
 
最後に、僕は面談の上で断られることも活動の意義だと思っています。
 
依頼者は複数の中から選択した方がいいですし、その中で断られる人が出てくるのは仕方がないという考えです。
 
僕は面談した上で断られたことがあります。
でも困っている依頼者の選択肢の1人になれたのなら面談した意味があったと思っています。
 
僕も面談という経験を得たことはメリットなのでよかったです。
 
 
複数面談を行うには手間も時間もお金もかかりますが、トラブルに合わないためにも後悔のない提供者探しをして頂きたいです。