面談をして、気づかされたことがあります。
近親婚についてです。
私はこれまで実績のある提供者から提供を受けるのが、依頼者にとって最善だと考えていました。
実際に面談を経て、依頼者から依頼された経験がある。
妊娠、出産したという実績がある。
これはとても大きなことです。
だけど、もしもの時の近親婚のことを心配される依頼者は、実績が豊富の意味を考えてみてもいいかもしれません。
私自身、確率を考えたら、近親婚なんて起こらないと思いますし、情報を共有するなど対策をしておけば大丈夫だと思います。
そして、子供の近親婚の問題については自分のこととして考えることもできます。
私は将来、子供が欲しいです。
その時、提供ボランティアで何十人も遺伝子上の子供がいたら、自分の子供も近親婚のリスクを背負わせることになります。
「どんなに低い確率でも」です。
その点で近親婚については、私も依頼者と同じ立場で考えられると気づかされました。
病院でのAIDの場合、近親婚の確率を少しでも下げるため、1人のドナーからの出生児数を10名以下に制限しています。
私の場合、田舎に住んでいて提供を希望される方も限られてくるのでそんな心配は必要ないと思います。
ただ、私も偶発的な近親婚を避けるため出生児数は10名以下に制限します。