メバリングのタックルの選び方 ~ライン編~【メバリングを始める方へ➂】

メバリングのタックルの選び方 ~ライン編~【メバリングを始める方へ➂】
ElephantMask
メバリング初心者向け記事の続きです!

いやー、決意を新たにしたところで体調を崩してしまいましたw

さてさて、メバリングの始め方、タックル編のつづきです!
細分化してしまってコマ切れ状態になってしまいましたが、前回の記事はこちらです。

今回はラインについて。ラインとは釣り糸のことです。

ちなみに、記事内容は餌釣りしていた人にとっては道糸と呼ばれていたメインライン中心になります。
針につなげるハリス的な糸はショックリーダーって呼ばれます。
ショックリーダーについても後ほど簡単に説明します。

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ラインの材質の種類

一般的には釣り糸に使われるのは

ナイロン
フロロカーボン
PE
エステル

の4つの素材になります。
どんな釣りでも糸は使うのでメバリングに限ったことではないのですが、メバリングを主軸において説明していきます。

メバリングにおいては0.3~0.6号あたりのラインをメインラインに使うことになります。

それぞれに特性があり、扱いやすさやクセなどもあるため、単純に高いものイコール良いもの、使いやすいもの、というわけではありません。

結論から言うとワタクシ的にメバリングで初心者の方にオススメなのはフロロカーボンです。
その理由について、以下にそれぞれの特性やメリット・デメリットも含めて書いていきますね。

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ナイロンライン

ナイロンラインは安価で手に入り、ライントラブルも少なく、しなやかで初心者の方にも扱いやすい釣り糸です。
伸びがいいので魚をバラシにくい!これはロッド編で柔らかいロッドはバラしにくいと書いたのと同じ原理です。

その反面で劣化が早い、伸びがよい分、アタリを吸収してしまい感度がやや悪いというデメリットがあります。

また、摩擦にやや弱く岩礁帯などラインが擦れるような障害物が多い場合は切れてしまうこともあります。
メバルは根魚といわれるように岩場などに棲息しているわけで。。。

まとめると

メリット … 安価で手に入る・伸びがよく魚をバラシにくい・ライントラブルが少ない

デメリット … 劣化が早い・感度がやや悪い・根擦れにやや弱い

フロロカーボンライン

ポリフッ化ビニリデンという素材でできている釣り糸。
伸びがあまりないため、感度が高く魚を掛けやすいと言えます。

摩擦や劣化にも強く、磯やテトラ回りなどストラクチャー(=障害物)を攻めることにも向いています。
また、光の屈折率が低く水に馴染むため魚に気付かれにくいという利点もあります。

一方で、糸そのものが硬く張りがあるため、リールのスプールに馴染みにくくライントラブルが起こりやすいと言えます。
釣行の何日か前にはスプールに巻いておきたいですねw
それを除けば総合的に使いやすいラインと思います。

まとめると

メリット … 感度が高い・根擦れに強い・劣化しにくい・魚に気付かれにくい

デメリット … 硬く張りがあるためライントラブルの原因になる

PEライン

ポリエチレンの繊維を編んだ釣り糸。
比重が軽く、飛距離を出しやすい。同じ太さでも他の素材のラインよりも倍以上の強度がある。耐久性も強く、糸に伸びがないためとても感度がよいのが特長。

その反面で、摩擦に弱く、岩などに擦れると簡単に切れる。
軽さゆえ、風などの影響を受けやすい。風にあおられると、いくら感度がよくてもアタリがとれません。。
ライントラブルも起こりやすいです。
そして、特殊素材を使っているため高価!とはいえ最近少し安くなったなーと思います。

まとめると

メリット … 感度が高い・劣化しにくい・強度が強い

デメリット … 摩擦に弱い・風に弱い・ライントラブルが起こりやすい・高価

エステルライン

エステルラインはポリエステル素材を使用した釣り糸です。
エステルラインはアジングに特化したラインってイメージがあるのですが、20cmくらいまでのメバル相手なら問題なく使えると思います。

感度はPEより低く、フロロより高いといった感じですがPEの比重が軽く水に浮くのに対して、エステルラインは水に沈むため、軽いリグを使用する際には有効なラインと言えます。
しかし、フロロ同様にリールへの馴染みが悪いので、こちらも扱いには注意が必要です。
紫外線による劣化にも弱いです。

まとめると

メリット … 感度が高い・軽いルアーを沈めやすい

デメリット … 劣化しやすい・ライントラブルが起こりやすい

ショックリーダーが必要なのは…?

といった感じで4種類のラインを紹介しました。
メバリングの場合、魚自体が大きいわけではないのでリールに巻いたラインにルアーを直結する場合があります。

ただし、上記に挙げたラインでも直接ルアーを結び付けて使えるものと、使えないものがあります。

直結しない場合は「ショックリーダー」と呼ばれる糸をメインのラインに結束します。

結束方法も色んな種類があります。写真はトリプルエイトノットで結束してます。

ショックリーダーとは魚が掛かったときに暴れた際のショックを吸収する役割がある力糸です。
また、根擦れや魚のエラや歯などで切られるのを防ぐ役割もあります。

なのでライン自体に伸びがない、根擦れに弱い特性のあるPEやエステルのラインにはショックリーダーが必要になります。
ショックリーダーはナイロン製、フロロカーボン製があります。

つまりメインライン直結でもいけるのはナイロンやフロロカーボンのラインです。

ショックリーダーは基本的にメインラインよりも太いものを使用します。
釣りのロケーションや狙う魚の大きさなどで太さを変えるべきではありますが、号数の3倍くらいを目安にするとかしないとかいいますよね。
0.3号のPEなら1号のショックリーダーみたいな感じです。

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メバリングのメインラインの選び方 まとめ

というわけで、ラインの種類について説明しました。

最初にフロロカーボンをオススメしたわけですが、オススメ理由の第一が感度の良さです。
そして摩擦や劣化に強いのもアドバンテージになりました。
それに加えソコソコのお値段。

始めのうちはライントラブルなどでメインラインの消費も多いと思うんです。
0.3号の細いPEで高切れしたり、ガイドに絡んだり…
その都度、ショックリーダーの結束…ってなかなか大変だと思うので、ルアー直結できるフロロの2lbあたりを使い込んで、ライントラブルが起きないようになれば細いラインや他の素材…といった感じにいろいろ試してみたらいいのではないかと思います。

 

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