不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

不動産投資型クラウドファンディングが続々と始動!【比較・感想・まとめ】

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2019年初頭から注目を集めだした不動産投資型クラウドファンディング。

 

2019年後半には新業者が続々と参入し、ボルテージが上がってきました!

 

現物の不動産投資家(個人)の景気がよかったのは平成までですが、専門性の高い不動産のプロが運営するクラファンなら話は別です。

 

不動産クラファンが大好きなトッティも、ワクワクが止まりません。投資って楽しいですね。

 

今回は不動産クラファン各業者の特徴や感想をまとめてみました。

  

\東証一部クラウドファンディング!/

Jointoα(ジョイントアルファ)

  

 

不動産クラウドファンディングに共通するメリット

 

まずは簡単におさらいさせてください。

 

よく混同されがちですが、不動産投資型クラウドファンディングと融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とは、本質がまったく異なります。

 

では、ソシャレンにはなく、不動産クラファンにある特徴はというと、

 

  • 【法】「不動産特定共同事業法」の許可
  • 【透明性】「物件情報」をクリアに開示
  • 【専門性】「不動産のプロ」が運営
  • 【スキーム】「優先劣後方式」を採用

 

になるかと思います。

 

不動産クラファンは”法”、”透明性”、”専門性”、”スキーム”の4点で、安全性が担保されています。

 

現物不動産に投資するのでソシャレンよりスキームがシンプルですし、従来の不動産投資をブラッシュアップした温故知新の仕組みとも言えるかもしれません。  

 

不動産クラウドファンディング4業者の特徴

 

僕の投資先であるCREALFANTAS fundingJoint αSYLA FUNDINGの特徴をざっくりと書かせていただきますね。

   

ほかにはRENOSY(リノシー)、X-Crowd(エックスクラウド)、ASSECLI(アセクリ)なんかもあるよ。

 

CREAL(クリアル)

 

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強力なライバルが誕生する中、現時点で累計調達額30億円と不動産クラファンでトップの座に君臨しているのが、CREALです。

 

CREALは提示される情報量もナンバーワンだよ。

 

CREALのメインは区分マンション(単身者向け)ですが、目玉は何と言ってもホテル、保育所、専門学校などの大型ファンド」(不動産鑑定評価付き)ですね。

 

「CREALの大型ファンドが毎回楽しみ!という方も多いのではないでしょうか?僕もその一人です。

 

投資物件の立地は、区分マンションなら都内、大型ファンドなら全国に広がります。

 

利回りは概ね3~5%で、最近は低下傾向にあります。物件自体の利回り低下というよりは、運営側のサジ加減で投資家への分配率を調整されてますね。

 

運用期間は6カ月~24カ月と様々。劣後出資は主に10%で、10%までの損失なら運営側が負担してくれます。

 

【劣後出資】

不動産クラファンに共通する「優先劣後方式」という仕組みで、運営側も投資家と同じ物件に出資することで、利害関係を一致させ(セイムボート)、万が一、不動産の売却で損失が発生しても、運営側が優先的に損失を負担してくれる。

  

→CREAL公式ページ

 

【まとめ記事】

【不動産鑑定士が解説】CREAL(クリアル)の評判・メリット・デメリットまとめ

 

FANTAS funding(ファンタスファンディング)

 

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FANTAS fundingもCREALに並ぶ大人気のサービスです。

 

メインの投資先は自社管理の区分マンション(単身者向け)ですが、空き家をFANTASが購入し、リフォームして賃貸する「空き家再生ファンド」もあります。

 

空き家再生ファンドは、要は戸建大家さん。時流に乗った目玉ファンドだよ。

 

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物件の立地は、マンションなら都内、空き家再生なら千葉や神奈川が中心です。

 

区分マンションの利回りは3~5%で、CREALと同様にFANTASの利回りも低下傾向にあります。一方、空き家再生ファンドは8%と高利回りを維持してます。

 

運用期間は3~12カ月と短期が中心で、劣後出資は主に20%です。

 

クリック合戦を回避するため複数のファンドを同時に募集してくれるのもFANTASの特徴の一つですね。

 

→FANTAS funding公式ページ

 

【まとめ記事】

【不動産鑑定士が解説】FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判・メリット・デメリットまとめ

  

Joint α(ジョイントアルファ)

 

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ジョイントアルファの強みは、なんといっても「東証一部上場企業」あなぶき興産が運営するクラウドファンディングだということです。

 

優れたスキームに見える不動産クラファンでも、事業者の破綻リスクは認識しておくべきですが、事業者の安定感ならジョイントアルファが文句なしのNo.1です。

 

また、あなぶき興産はクラファン業者の中で唯一「鑑定業者」登録もしてます。社内には不動産鑑定士が在席していることも、さらに安心感を高めてくれます。

 

鑑定業者は物件評価が専門。トッティも鑑定業者です。

 

【関連記事】

【朗報】ジョイントアルファの穴吹興産が鑑定業者登録!

 

メインの投資先は区分マンションですが、他と大きく違うのがグレードの高いファミリー向けのマンション(タワーマンションなど)であることです。

 

物件の立地は全国の主要都市ですが、地価の高いエリアが中心ですね。

 

利回りは3%半ば~4%前半、運用期間は6カ月~12カ月で、劣後出資が30%と高いレベルでの投資家保護が徹底されてます。

 

また、最低投資金額が10万円からとハードルがやや高いことが特徴です。 

  

→Jointoα(ジョイントアルファ)公式ページ

 

【まとめ記事】

ジョイントアルファ(Jointo α)本格始動!【東証1部のクラウドファンディング】

 

SYLA FUNDING(シーラファンディング) 

 

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ローンチして間もないですが、運営会社は堅調な売上があり、活躍が期待されるSYLA FUNDING。 

 

SYLA FUNDINGの最大の強みが運営会社シーラが、管理戸数が2000戸以上、稼働率は驚異の99%以上の実績があることです。

 

メインの投資先は他と同じ区分マンションですが、シーラはデザイン性の高いやや高額のマンションを扱ってるようです。

 

物件の立地は都内の中でも23区内の地価の高いエリア。

 

利回りは4%半ば、運用期間は3カ月と短期で、劣後出資が30%と高く、投資家が損をしにくい仕組みを採用してくれてます。 

 

今後は、本業であるマンション業の実績をいかしたファンド組成に期待ですね。

 

※SYLA FUNDINGはサンプリングが少ないので、特徴は参考程度でお願いします。

 

→SYLA FUNDING公式ページ

 

【まとめ記事】

SYLA FUNDING(シーラファンディング)始動!【不動産クラウドファンディング】

     

2020年は不動産クラウドファンディングが本格化

 

2019年の不動産クラウドファンディングといえば、CREALとFANTASが中心でした。

 

2020年を迎えるに当たり、一気に選択肢が増えましたね!業者ごとに特徴(強み)があるので、自分に合った投資先を選べますし。

 

不動産は勉強すればレベルがどんどん上がるので、不動産クラファンは学びながら(自分で調べながら)投資できる点もおすすめポイントです。

 

個人的には不動産は大好きですし(というか本業ですし)、2020年は4業者に注目していきたいと思います。

 

高い専門性と優れた仕組み。2020年は不動産クラファンが本格化しそうです。

    

\待望の不動産クラウドファンディング!/

SYLA FUNDING

 


   

【クラウドファンディング業者一覧】

トッティの投資先からおすすめをピックアップ!

  

 

SYLA FUNDING

SYLA FUNDING

SYLA FUNDING(シーラファンディング)始動!【不動産クラウドファンディング】

 

ジョイントアルファ

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ジョイントアルファ(Jointo α)本格始動!【東証1部のクラウドファンディング】

 

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※トッティは「本当にいい」と思って紹介させていただきますが、クラウドファンディングは元本を保証する商品ではありません。投資する前は、ご自分でよく調べてみてくださいね。

  


  

【クラウドファンディング投資額集計】 

業者 投資額 累計分配金(税引前)
OwnersBook 2,350,000円 103,708円
SBISL  1,960,000円 162,753円
maneo(109万円期失) 1,890,000円 278,105円
クラウドバンク 1,010,000円 282,583円
CREAL 1,210,000円 30,096円
FANTAS funding 800,000円 8,656円
SAMURAI 550,000円 4,268円
Funds 503,192円 9,398円
クラウドクレジット 200,000円 16,846円
Pocket Funding 150,000円 1,952円
SYLA FUNDING 100,000円 0円
COOL 30,000円 111円
LCレンディング(撤退) 0円 18,831円
合計 10,753,192円 917,307円