【1週間で合格】スペイン語検定6級 日程や過去問を丁寧に解説・2022年から始めよう!

はじめに

今回はスペイン語検定の6級対策を丁寧に解説していきます。試験内容やレベルも一つ一つ説明していきます。1週間もあれば必ず合格できる試験になっています。今回の記事を読みえ終えたら、ぜひ過去問をどんどん解いてください。ますます注目度が高まっているスペイン語の学習をぜひ2022年から始めてみてください。日程や申し込み方法もまとめました。

 

スペイン語検定6級は、スペイン語検定の中で、一番簡単な級です。しかし、最低限の知識をおさえていないと落ちてしまいます。今回は必要最低限の知識を厳選して丁寧に解説していきます。

 

注意 ※2021年春試験よりテスト形式が変更になりました

   形式が大幅に変更したので、必ず下記サンプル問題を事前に確認

 

6級の主な変更点

  • 一部記述方式→全てマークシート方式
  • 5分程度のリスニング問題の導入

 

サンプル問題

https://casa-esp.com/wp-content/uploads/2021/03/tslevel6-sample.pdf

casa-esp.com

 

f:id:sunafukikun:20200314225914j:plain

 

 

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なぜスペイン語

スペイン語は国連の6つの公用語(他は英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語) の一つで世界的に重要な言語の一つです。スペインだけではなく、中央アメリカ・南アメリカの地域で公用語とされています。

 

・ヨーロッパ

スペイン

 

・北アメリ

メキシコ

 

・中央アメリ

コスタリカ

グアテマラ

エルサルバドル

パナマ

ホンジュラス

ニカラグア

 

カリブ海地域

 キューバ

ドミニカ共和国

プエルトリコ

 

南アメリカ

コロンビア

ベネズエラ

エクアドル

ペルー

ボリビア

チリ

アルゼンチン

ウルグアイ

パラグアイ

 

・アフリカ

赤道ギニア

 

こんなにたくさんの地域で話されています。スペイン語を話すことができれば、英語圏とは違う文化に触れることができ、また新しい世界が広がっていきます

 

中々、日本では南米の国の人と話す機会が作れないのが現状ですが、オンライン英会話のDMM英会では南米の講師が充実しているのでスペイン語を勉強したい」と事前にコメントすれば、彼らとスペイン語でお話することもできます。

 

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Spanish, a language of the Past, Present and Future

www.youtube.com

 

Why learn Spanish? And Reasons to learn Spanish

www.youtube.com

 

 

www.ethnologue.com

 

スペイン語技能検定(西検)とは

スペイン語検定とは公益財団法人日本スペイン協会が実施している検定試験です。春と秋の年二回受講することができます。他にも、ビジネス西検やスペイン文化検定も実施されています。主に日本人を対象にした検定試験のため、文法の知識も必要になります。

 

www.casa-esp.com

 

2022年度試験日程

試験は春と冬に実施されます。1~3級は面接の二次試験があります。

 

一次試験: 6月26日(日)

二次試験: 7月31日(日)

 

一次試験: 12月11日(日)

二次試験: 1月29日(日)

 

試験内容と検定基準

筆記試験が中心になります。5級から聞き取りのテストが行われ、3級からは面接試験も実施されます。

 

6級:筆記のみ(60分)  

5級:筆記と5分程度の聞きとり(60分)  

4級:筆記と5分程度の聞きとり(60分)  

3級:筆記のみ(90分)+面接試験(1次合格者が後日試験)

2級:筆記のみ(90分)+面接試験(1次合格者が後日試験)

1級:筆記のみ(90分)+面接試験(1次合格者が後日試験)

 

6級から1級へと難易度が上がっていきます。事実上のゴールは2級となるでしょう。まずは、簡単な日常会話ができる4級を目指していきましょう。

 

6級  入門  基本動詞短文の読み書き 直説法現在

5級  初級  やさしい文章の読み書き 直説法修了

4級  中級  簡単な日常会話 文法をひととおり修了

3級  上級  新聞などを理解 一般ガイドに不自由しない

2級 最上級 ラジオ、テレビを理解 一般通訳ができる

1級 プロ級 会議通訳、文学翻訳、専門ガイドなどができる 通訳ガイドレベル

 

料金と合格基準

料金は級数が上がると高くなっていきます。願書などを指定の書店などで入手して、その場で支払います。願書を所定の封筒に入れて事務局へ郵送します。ネットなどでの受付はできないので注意しましょう。

 

検定料

6級  3,000円      3級  7,000円

5級  4,000円      2級  9,000円

4級   4,000円     1級  11,000円

 

検定料受付所(2022年現在)

casa-esp.com

 

合格基準

70%以上(3~6級)

80%以上(1~2級)

 

スペイン語検定6級

レベル

6級のレベルは入門です。スペイン語の勉強を始めたばかりの人が対象です。誰でも合格のチャンスがある級と言えます。発音規則を理解し、基本的な冠詞・形容詞などの品詞の文中での役割や変化を整理でき、特に規則動詞の活用を覚えているかがポイントになります。ですが、覚える項目は多くないので、本当に1週間もあれば簡単に誰でも合格できます。

 

問題構成

発音規則(大問1)

大問1は発音の問題です。音節ごとに区切られた単語が与えられ、強く発音する音節を選ぶ問題です。最初は全く分かりませんが、後で紹介する3つの規則を覚えられば怖くありません。全問正解を目指しましょう。

 

例題

強く発音する音節を○で囲みなさい。

a-mi-go

(2×6=12点)

 

定冠詞(大問2)

大門2は定冠詞を正しく答える問題です。(  )の後ろにある名詞の性と数に従って、定冠詞は変化します。こちらの問題も定冠詞の表を覚えれば一発で簡単に答えを導くことができます。大門2も全問正解を目指しましょう。

 

例題 

適切な定冠詞(el,la,los,las)をつけなさい。

 ( los ) coches

(2×6=12点)

 

形容詞(大問3)

大問3は(  )内の形容詞を前の名詞に合わせて正しい形に変えて答える問題です。スペイン語は名詞の性と数によって形容詞が変化します。例題では、女性複数の名詞に対応して、blancoをblancasにできるかがポイントになります。少しややこしいですが、後述する表を覚えれば大丈夫です。

 

 例題 

(   )の語を正しい形にしなさい。

camisas (blanco-  blancas )

(2×6=12点)

 

直接法現在とhay構文(大問4)

大問4は6級の中で一番難しい設問かもしれません。和訳もする必要があるので、総合力が問われます。焦らず、まずはser/estar動詞の活用を丁寧に暗記しましょう。後で後述しますので安心してください。

 

例題 

ser もしくはestarの現在形またはhayを入れ、全文を日本語に訳しなさい。

Aquí ( hay )un parque. ここに公園があります。

(30点)

 

規則動詞の活用(大問5)

規則的に活用する3つの動詞(AR動詞、ER動詞、IR動詞)の活用形をマスターしていれば簡単に正解を導くことができます。逆に覚えていないと全滅してしまうので、後で活用形を必ずチェックしてください。

 

例題  

(語群から)適切な動詞を選び、現在形を入れなさい。

Yo (como)en la cafetería

(3×6=18点)

 

疑問文と応答文(大問6)

最後はそれぞれの疑問文の答えに合致する文章を選択肢の中から選ぶ問題です。名前や時間をたずねる例文をいくつか暗記していれば簡単に答えることができます。

 

質問に合う答えをa~hから選び、その記号を(       )に記しなさい。

¿Qué hora es ahora?  ( a ) a. Son las cinco.

(2×8=16点) 

 

スペイン語検定 6級対策

アクセント規則

アクセント規則は3つの法則を覚えれば大丈夫です。6級の問題では、3つの法則に従って強く発音する音節を○で囲んでいきます。

 

1 母音、-n、-sで終わる語→最後から2番目の音節

a-mi-go (友達)

e-xa-men (試験)

o-a-sis (オアシス)

 

2 –n、-s以外の子音で終わる語→最後の音節

ciu-dad (都市)

 

3 不規則(アクセント記号が付く)

Á-fri-ca(アフリカ)

名詞 

スペイン語には男性名詞と女性名詞があります。一般的には、語末が-oで終わる単語には男性名詞が多く、-aで終わる単語には女性名詞が多いという傾向があります。私は、男(otoko)が-oで、女(onna)が-aで終わるので、これを利用して覚えました。

 

男性名詞 –o    libro(本) periódico(新聞)

女性名詞 –a mesa(机)

 

もともと生物学的な性をもつ人や動物などは、名詞の性もそれに従います。「hombre」は男性という意味なので、性もそのまま男性です。性をセットにして名詞を整理する覚えやすいです。

 

  ネコ 友達 兄弟姉妹
padre(父) gato amigo hombre hermano
madre(母) gata amiga mujer hermana

 

例外の単語もありますので注意しましょう。省略された単語なども試験で問われますので以下の単語は覚えておきましょう。

 

女性:mano(手) foto(写真) moto(バイク)

男性 :dia(日) mapa(地図) probelema(問題)

 

冠詞

不定冠詞

冠詞は名詞の前につけます。不定冠詞は「一つの、ある」という意味で、初めて話題に上がるモノや人を指します。英語のaと同じです。ただし、スペイン語では後ろの名詞が男性・女性・単数・複数かによって変化します。

 

  単数 複数
男性 un unos
女性 una unas

 

定冠詞

定冠詞も名詞の前につけます。定冠詞の意味は「その、あの」という意味で、目の前のモノやすでに話題に上がっているモノや人を指します。英語のtheと同じです。こちらも不定冠詞と同様に、後ろの名詞によって変化します。

 

  単数 複数
男性 el los
女性 la las

 

形容詞

通常は名詞の後ろに置かれますので、英語の語順と異なるので注意しましょう。ただし、慣用的な表現では名詞の前に置かれることもあります。また、名詞の性と数によって語尾が変化します。ちなみに、数や所有を表す形容詞は名詞の前に置かれます。形容詞の語末に注意して、下の表を頭にいれておきましょう。

 

白いという形容詞は、前にくる名詞によって形が変わります。

 

白い家→ casa blanca

白いアパート→ apartmento blanco

 

語末がO以外の形容詞は複数の時だけ注意すれば大丈夫です。

 

  男性 女性 複数
語尾O 変化なし _a _os/_as
語尾O以外の母音 変化なし 変化なし _s
語尾子音 変化なし 変化なし _es

 

主語

主語は下の表を声を出して暗記しましょう。10回ぐらい繰り返せば頭の中に定着してくるはずです。動詞の活用も覚えることができたら、主語+動詞で声に出して覚えていくのがオススメです。例えば

 

Yo soy ...

Tu eres...

 

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基本の動詞

Ser動詞(永続的)

Ser動詞は、例外はありますが、基本的に永続的な状態を表す動詞です。例えば、「私は日本人です」と表現するときのSer動詞は、今日も明日も一年後も日本人ですという永続的な意味を示しています。出身なども同様の考えです。

 

  単数 複数
1人称 soy somos
2人称 eres sois
3人称 es son

 

Tu eres estudiante? Sí, soy estudinate. 

あなたは学生ですか? はい、私は学生です。

 

¿De dónde es usted? Soy de

あなたの出身はどちらですか?

 

Estar動詞(一時的)

Estar動詞は基本的に一時的な状態を示します。その時の気分や体調を聞いたり、挨拶でも活躍する動詞です。

 

  単数 複数
1人称 estoy estamos
2人称 estás estáis
3人称 está están

 

挨拶で一番出番が多いのが estar動詞です。

 

¿Cómo estás? 元気ですか?

Estoy bien. 元気ですよ

 

Ser動詞 とestar動詞は両方とも英語のBe動詞の役割を担っています。形容詞と使うと相性の良い動詞です。2つの使い分けることによって意味が変わってきます。

 

ser alegre(明るい性格な人)⇔estar alegre(喜んでいる)

ser nervioso(神経質な性格な人)⇔estar nervioso(緊張している)

 

さきほど、Ser動詞は永続的でestar動詞は一時的と説明しましたが、これを応用するとSer動詞は性格、estar動詞は気分を表現することができます。

 

hay構文

hay構文は~があるという意味の文章をつくります。Estarにも~があるという意味がありますが、hay構文は不定冠詞や数量詞のついた名詞などを伴うことが多いです。はじめて話題になるような不特定の人やモノの存在を表現します。英語のthere is 構文に少し似ているかもしれません。

 

Hay un gato debajo de la mesa.

テーブルの下に猫がいます。

 

動詞の活用

スペイン語の動詞には規則的に変化する3つのタイプの動詞があります。規則動詞は不定詞の後ろの語尾が主語によって変化していきます。

 

ar動詞

最初の規則動詞はAR動詞です。話す・聞くなどもAR動詞の仲間です。

 

日本語 スペイン語
買う comprar
聞く escuchar
期待する esperar
話す hablar
名前は~ llamar
着く llegar
見る mirar
通る pasar
楽器を弾く tocar
飲食する tomar
働く trabajar
旅行する viajar

 

例えば、「話す」という動詞なら

 

hablo

hablas

habla

hablamos

habláis

hablan

 

と活用していきます。

 

  単数 複数
1人称 _a _amos
2人称 _as _áis
3人称 _a _an

 

er動詞

2つ目はER動詞です。食べる・飲むがER動詞の仲間です。 

 

日本語 スペイン語
飲む beber
取る coger
食べる commer
読む leer

 

例えば、「飲む」という動詞なら

 

bebo

bebes

bebe

bebemos

bebéis

beben

 

と活用します。

 

  単数 複数
1人称 _o _emos
2人称 _es _éis
3人称 _es _en

 

 ir動詞 

最後はIR動詞です。「書く」や「住む」 といった動詞が仲間です。

 

日本語 スペイン語
書く escribir
受け取る recibir
上がる subir
暮らす vivir

 

例えば、「暮らす」という動詞なら、

 

vivo

vives

vive

vivimos

vivís

viven

 

と活用していきます。

 

  単数 複数
1人称 _o _imos
2人称 _es _ís
3人称 _e _en

 

指示形容詞

指示形容詞は日本語の「この」「その」「あの」にあたる形容詞です。基本は名詞の前に置かれ、名詞の性や数によって形がかわります。

 

  この その あの
男性単数 este ese aquel
複数 estos esos aquellos
女性単数 esta esa aquella
複数 estas esas aquellas

 

「この」→「これは」、「その」→「それは」、「あの」→「あれは」になると指示代名詞という品詞になりますが、それぞれアクセント記号を付けます。

 

「これは」Éste

「それは」 éso

「あれは」 aquél

 

所有形容詞

所有形容詞は「私の~」という意味の形容詞で、前置形(前に置く)と後置形(後ろに置く)があります。6級対策では前置形(前に置く)の活用を覚えておけば十分でしょう。名詞の前に置かれたとき訳せるようになっていれば大丈夫です。

 

例文 mi hijo 私の息子

 

  単数 複数
私の mi mis
君の tu tus
彼・彼女・あなたの su sus
私達の(男/女) nuestro/nuestra nuestros/nuestras
君達の(男/女) vuestro/vuestra vuestros/vuestras
彼ら・彼女ら・あなた方の su sus

  

疑問詞

疑問詞は、下の表の疑問詞を頭に入れて、例文も合わせて覚えていきましょう。大問6でよく問われる表現を厳選したので、そのまま暗記しましょう。

 

日本語 スペイン語
いつ cuándo
どこで dónde
誰が quién, quiénes
qué
どれ cuál, cuales
どのように cómo
いくつ cuánto,cuántos, cuánta,cuántas

 

cuándo(いつ) 

¿Cuándo es tu cumpleaños?(君の誕生日はいつですか?)

Es el siete de septiembre.(9月7日です。)

 

dónde(どこで) 

¿De dónde eres?(君はどこの出身ですか?)

Soy de Japón.(私は日本出身です。)

 

quién, quiénes(誰が) 

¿Quién es aquel chico?(あの男の人は誰ですか?)

Es mi amigo.(私の友達です。)

 

qué(何 )

¿Quén hora es?(今何時ですか?)

Son las cinco y media.(五時半です。)

 

cuál, cuales(どれ) 

¿Cuál  es tu nombre?(君の名前は何ですか?)

Me llamo Taka.(私はタカと言います。)

 

cómo(どのように )

¿Cómo  es Taka?(タカはどのような人ですか?)

Es muy amable.(とても優しい)

 

cuánto,cuántos, cuánta,cuántas(いくつ) 

¿Cuántos años tienes?(君は何歳ですか?)

Tengo veintidós años.( 私は22歳です。)

 

基本単語と前置詞

最後に数字や人に関する名詞、前置詞を整理しましょう。時間や年齢を表す例文も出てくるので0~12までは必ず覚えましょう。基本的な前置詞も確実に頭に入れておきましょう。

数字
日本語 スペイン語
0 cero
1 uno
2 dos
3 tres
4 cuatro
5 cinco
6 seis
7 siete
8 ocho
9 nueve
10 diez
11 once
12 doce

 

セットで覚える人を表す単語

父/母→padre/madre

両親 →padres

息子/娘→hijo/hija

男の子/女の子→niño/niña

男性/女性→chico/chica

男性友達/女性友達→amigo/amiga

兄弟/姉妹→hermano/hermana

 

前置詞

a (~へ)

en (~に)

por( ~のために)

de(~から、~の)

 

学習のスケジュールとアドバイス

下の学習スケジュールは目安ですので、みなさんは状況に応じて学習を進めていってください。得点源になるのは、アクセント規則・冠詞の知識・基本動詞の活用になります。自分で表を作って完璧に整理できるように。

 

知識の整理ができたら、市販の過去問題集を解いて問題の形式に慣れていきましょう。文法の学習にさらに力を入れたい方は一冊文法書を購入しても良いでしょう。おすすめは「文法から学べるスペイン語」です。それでは、合格に向けて頑張ってください!

 

1日目

アクセント規則

名詞

冠詞(不定冠詞・定冠詞)

2日目

基本の動詞(Ser動詞・Estar動詞)

Hay構文

3日目

動詞の活用(AR動詞・ER動詞・IR動詞)

4日目

指示形容詞・所有形容詞・疑問詞

5日目

基本単語と前置詞

6日目

復習

7日目

過去問対策

本番!!