語学学校ALI倒産・閉鎖!破産後の手続きはどうなる?|カナダ

コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響を受け、語学学校のALI(Académie Linguistique Internationale)の閉鎖が決まりました。

 

実は私、去年までここの語学学校へ通っていたんです。今年の9月からはvocational collegeへ通っているのですが、昨年のコースは6月まで授業料を支払っていました。コロナで語学学校が休校になったのは3月中旬。残り2か月半ほどレッスンが残っていたわけです。

 

休校になった後は、残りの分を返金希望ということで語学学校の担当者へ連絡したのですが、再オープンしてから返金手続きをするとの回答で2か月経過。2か月経っても再オープンしなかったので、その後2、3回問い合わせをしたものの、「全ての手続きは再開してから」の一点張り。

 

つい先日、「破産したらどうするのよ!?他の会社はリモートで業務をしているのに、なぜお宅は返金する作業すらできないの?!」とブチギレメールを送信したばかり。そしたら、まさに破産です。

 

海外からの生徒を集める語学学校にとってはコロナウイルスの打撃は厳しいです。それは分かりますよ、残念です。
でもね、提供してないサービス分の費用は返金していただかないと。

 

これが閉鎖になって1、2か月の時点なら、まだこのコロナウイルスの混乱の中でバタバタしてて大変だって思いますが、6か月間もの間引き延ばしてきて、その間彼らは何をしていたんですかね? 講師やほとんどの事務員をレイオフして、政府からの多額の補助金を得ていたにもかかわらず、その資金の行方はどこへ?そして6か月も対応を放置するなんて、あまりにお粗末過ぎるとしか思えません。(→ここが尚更怒りをかきたてるポイント)ほとぼりが冷めたら、この隠し資産を元に新しい事業でも立ち上げるのがオチじゃないでしょうかね!

 

私は残り2か月半だったからまだしも、1年分支払って1度も通っていない人もいると思います。
日本人なら6か月未満の滞在ならビザ(Study Permit)なしで滞在できますが、6か月以上になると学生ビザが必要なのです。そのため、6か月以上滞在予定の人はその期間分の授業料を支払ってビザ申請しないといけないですからね・・・。

 

さてこれからの手続きですが、Language Canadaが窓口になるとのこと。

 

Language Canadaは、どうやらカナダの学校が加盟する組織で、この組織に加盟した学校が閉鎖・倒産した場合の損額を最小限にするそうです。つまり、このLanguage Canadaに加盟していない学校が倒産してしまった場合、補償は何もないということです。カナダの学校選びはLanguage Canadaに加盟している学校を選択することをおすすめします。

 

さてその補償の内容ですが、支払い済みの学費と同額程度の授業分を他の学校へ充てることができるそうです。しかし、6か月も経った後に他の学校へ、とは・・・?

 

今も語学学校へ通っている方はそれでもいいかもしれないけどですけど、それ以外の人は働くなり大学へ行くなり帰国するなりしているのに、今さら? もう語学学校は不要なんですけど・・・しかもコロナのためオンライン授業?そんなんYou tubeでいくらでもあるわー!

 

支払い済の授業料の内訳の1,2割はエージェントの取り分、2割はLanguage Canadaへの手数料、残りは資金の行き先が不明なALIが保有というところでしょうかね。結局は運営側の利益に丸々確保ということで、私のように語学学校はもう不要という利用者への補償(返金)はないということですね。オンライン授業なんて、生徒が増えたところで学校側の費用はほとんど変わらないわけですから、大儲かりのはずですよ。せめて誠意を見せて1割2割でも返金したらいいのにね。なんて理不尽な。

 

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