こんにちは、らくだです。
 
過ぎた10/29日、
3日間のマネジメント研修に
ご参加いただいた先生方、
大変おつかれさまでした。
そして、
長い時間ありがとうございました。
 

遅くなりましたが、
頂いたご質問に回答してまいります。
 
 
 
 
(ご質問)
 
①MMMを埋めるのが
 どうしても苦手です。
 どうすればいいのでしょうか?

②人に何かを伝えるのが苦手です。
 私も人前に
 出てしゃべる機会があるのですが、
 先生は、講義をするとき
 心がけていることはありますか?

③私立の場合、公立にはない
 人件費と削らないといけない
 事実があります。
 これについてどうお考えですか?

④仕事場の人間関係がつらいです。
 もっと子どものために尽くしたい。
 でも周囲と温度差があったり
 孤立状態になったり
 悪口を言われ、
 親しかった同僚もいなくなり。
 でも子どものために
 辞めたくありません。
 どうすればいいでしょうか。

⑤心理学に興味を持ちました。
 どうすればいい心理学の
 実践を学べますか?
 
 
 
 
( では、回答です )
 
 
 
 

①MMMを埋めるのが
   どうしても苦手です。
  どうすればいいのでしょうか?

 
   ↓
 たしかに8マスすべてを
 埋めるのは人によって
 難しいかもしれません。
 
 ただ、MMMの目的は、
  マスを埋めることではなく、
 
 自分の今の課題を明確にすること
 そして具体的な実践と優先順位を
 明確にすることにあります。
 
 だから、
 埋まらなくても全然OKなのです。
 とにかく、左上が明確で
 それを達成するための
 具体的なアクションを検討すること
 これに注力してください。
 
 

②人に何かを伝えるのが苦手です。
 私も人前に
 出てしゃべる機会があるのですが、
 先生は、講義をするとき
 心がけていることはありますか?
 
  ↓
 たくさんありますが、
 特に優先するのは、
 いかに受講者目線であるかです。
 
 受講者は何に困っているか
 何を求めているか。
 これにつきます。
 
 そのうえで、
 わかりやすい説明に
 絞って言えば、
 知識だけを提供するのではなく、
 具体例やエピソードを必ず示すこと
 実践を体験できる
 時間も作ることが重要です。
 
 自分もまだまだ
 探求中ですが、
 自分のしゃべりたいことではなく、
 ①相手が聞きたいこと、
 ②聞いてわかること
 ③どう実践すればいいか
 ここは講師側の
 永遠の課題です。
 ぜひ参考にしていただければ
 うれしいです。
 
 
 
③私立の場合、公立にはない
 人件費と削らないといけない
 事実があります。
 これについてどうお考えですか?

 
   ↓
 経営面でいえば、
 私立にそうした事情があるのは
 僕も重々承知です。
 僕も同じ立場なので。
 
 経営面で言えば、
 収入規模と運営規模を
 拡大する場合、
 削りたいのは人件費になります。
 
 他の経費も削れますが、
 人件費が経営の
 大きなシャアを占めるからです。
 
 ただ、個人的には
 『 削らなければいけない 』
 とは思いません。
 
 保育の質を保ち、
 向上させるには、
 人件費に重きを置くのが
 むしろ必須。
 
 スタッフひとりひとりの
 生活の保障
 そして、
 ゆとりある人員配置が
 現場の業務と精神的な
 負担軽減には重要。
 保育の質向上には
 欠かせないんです。
 
 そうすると、
 運営拡大 VS 質向上で
 ジレンマが起こります。
 
 多くの会社事業者は
 この場合、「運営拡大」を
 優先します。
 
 でもこれも、
 ビジネス的な観点から言えば
 ある意味、間違いじゃない。
 
 ( 会社がつぶれたら
  今いる従業員の生活や
  今いる子どもたちのために
  もともこもないので
  戦略的に安定を
  目指さなければいけない )
 
 ただ、福祉的な観点では
 無理があるんです。
 
 なので、
 ぜひ会社事業者に提案したいのは、
 会社として
 営利を堂々と目指せるなら、
 別の事業での収益を増やす
 これをやったほういがいい。
 
 正直、
 保育はビジネスとして
 儲けられません。

 そういうしくみになってないんです。
 
 保育は慈善事業として
 割り切って社会貢献に努め、
 これを保つために、
 別事業で収益を上げて、
 その収益で保育を支える

 くらいのビジョンが必要だと思います。
 
 

④仕事場の人間関係がつらいです。
 もっと子どものために尽くしたい。
 でも周囲と温度差があったり
 孤立状態になったり
 悪口を言われ、
 親しかった同僚もいなくなり。
 でも子どものために
 辞めたくありません。
 どうすればいいでしょうか。
 
  ↓ 
 辞めたくない理由によりますが、
 頑張った先に希望があって
 さらに
 その職場に逃げ場や
 自分の拠り所があるのであれば、
 やめずに、頑張る価値は
 あるかもしれません。
 
 ただ、
 子どもに申し訳ない
 無責任じゃないか
 という想いで
 その職場に逃げ場がないなら
 
 「 正々堂々と逃げてください 」
 
 子どもたちを大事にするのは
 とってもとっても尊いし、素晴らしい。
 
 でも、
 自分を大切にできない状況では
 自分が全力で
 子どもたちを大事にすること
 できません。
 
 人は、
 今ある状況が自分の成長のために
 ベストな状況。
 
 仮に
 自分がいなくなったとしても
 子どもたちは
 子どもたちなりに
 その環境で学ぶものがあります。
 
 自分がいなければいけない
 ことはないんです。
 
 その前に、
 まず自分を大切にしてください。
 
 自分を大切にできてはじめて、
 相手も大切にできます。
 
 相手も大事ですが、
 自分も大事だということを
 忘れないでほしいんです。
 
 辞めるという選択は
 まったく悪ではありません。
 
 逃げるなら、
 正々堂々逃げましょう!
 
 
⑤心理学に興味を持ちました。
 どうすればいい心理学の
 実践を学べますか?
 
  ↓
 そう言ってもらえるのは
 とてもうれしいです。
 
 心理学の「 実践 」というと
 正直、僕は
 この保育と教育の業界では
 学んだことはありません。
 
 むしろ教えてくれる人
 ほぼいない気がします。
 
 なので、
 保育や教育という業界から
 外に目を向けてみても
 いいかもしれません。
 
 実践ということであれば
 ビジネスでは
 お金を稼ぐために
 心理学の技術は
 シビアに活用されてます。
 
 それを保育や教育に
 生かす視点で
 学ばれると面白いかもです。
 
 個人的には、
 それを開拓してたりします。
 なので、
 ぜひ、他の業種で
 活用されている
 心理学の実践を
 学ばれるのはどうでしょうか。
 
 あと
 自分で言うのもなんですが、
 僕が学んだ実践は
 ビジネスの世界にある実践を
 応用したものを提供しております。
 
 もし機会があれば
 ぜひ、学びにいらしてください。
 
 
 
以上になります!

先生方、
ありがとうございました。
 
先生方の
今後のご活躍と
よりよい未来を心から
応援しております!