こんにちは、らくだです。

 

 

薬物の事件は、

 

だいたい中学校くらいから

 

教えられて、

 

 

身体を壊す、

心を壊す、

人生を壊す、

 

 

 

『やったら、やめられない』

 

 

だから、手を出すな!

とさんざん教えられました。

 

今はもっと

違うのかな?

 

 

 

 

 

 

そのとき、

毎回思ってたんです。

 

 

というか、

多くの人が

一度は思ったかもしれないけど。

 

 

 

やめられないって

どうゆうことだ?

 

 

自分は

やめられるんじゃないのか?

 

 

 

 

 

なんにも知らないのと、

 

思春期の

変な自信があったり、

 

自分はだけは特別みたいな

思考がめぐったりすることは

 

まぁ

あるんです。

 

 

 

 

でも、

 

 

 

このやめられない感覚。

 

いったいどういうことなのか。

 

 

 

 

意志の力なのか?

 

でも体験者は、

意志の力ではどうにもならないって

言ってるし。

 

 

周りのせいなのか?

 

いや、厚生施設で

頑張っても、

一生しんどいというし・・・。

 

 

 

 

 

自分のなかで

子どもたちに伝えるためにも

 

腑に落ちる感覚を

ずっと探してました。

 

 

 

 

そこから20年近く、

 

 

いろんな知識や、

体験者の話などを

聞いていると、

 

 

 

おそらく、

こうではないか?

 

という

一つの感覚にたどり着いた。

 

 

 

なぜ、やめられないのか。

 

 

やめられない感覚ってなんだ?

 

 

 

 

 

たぶん多くの人は、

 

薬物を、

 

 

タバコの類の依存症とか

病気の類のだと勘違いしてる。

 

 

 

なので、

更生 = 治る 

 

 

解放されるみたいな感じで

イメージしてる。

 

 

 

だから、

解放されたのに、

 

また足突っ込むという

感覚が

信じられない。

(自分もそう思ってた)

 

 

 

正直

タバコって、やめられても

 

 

また吸いたくてたまらないことって

そんなにないし。

 

 

体の反応的に

解放されるので。

 

 

 

 

でも、

このタバコや病気とは

どうも違う気がする。

 

 

 

 

なぜなら、

 

初犯で

社会的に多くのものを失い

どん底まで落ちて、

『もうしたくない』と

心から思った人が

 

努力のすえに

社会復帰をしたとしても、

 

 

また

社会的に失うものと、

天秤にかけてでさえ、

薬物にはしってしまうというような

再犯傾向がある。

 

 

どう考えても、

理屈で言ったら、

薬それ自体に

そこまでの

魅力はないはず。

 

 

 

 

そう考えると、

 

たぶんですけど、

 

 

 

薬物が

人を支配しているものは

 

 

 

「本能的欲求」

一番近いんではないかと思うんです。

 

 

 

 

生き物には、

基本、

生きるための欲求が3つある。

 

 

食欲

性欲

睡眠欲。

 

 

 

これって、

日々生活を続けるために

必要な体の機能で、

 

 

生きるために

自分の意志と関係なく

一生、機能し続けるもの。

 

 

 

意志である程度

コントロールできても、

 

続けないということは、

超例外を残して、

不可能。

 

 

 

ということは、

 

 

薬物を始めると、

 

 

 

3大欲求に、

 

プラス1

 

一生もんの

欲求が加わるのではなないか。

 

 

 

 

だとすると、

 

やめるのって、

 

めっちゃくちゃ

しんどいくないですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てか

 

 

無理だなと。

 

 

 

 

もし法律で、

欲求が禁止されたら、

 

 

今後一生、

 

 

一回でも

眠ったら逮捕。

 

とか

 

眠気に襲われてたら、

当局からずっとマーク。

 

とかなったり。

 

 

エロ本を持ってたら、

即逮捕。

 

 

 

あと、

 

おかし所持の疑いで逮捕。

 

 

 

とか、

 

 

食べたと疑われると、

 

意志が弱いとか

法律だからとか

めちゃくちゃ批判されて

「社会的にも殺される」

 

 

 

 

この欲求レベルの戦い

 

 

どんな人でも

無理じゃないかと思うんです。

 

 

 

仮に、

 

食欲が、

法律で

犯罪になったら、

 

 

 

大人も子どもも

みんな捕まる。

 

 

 

 




 

 

そう考えると、

 

 

 

少なくとも

自分は、

3大欲求をやめることは

 

 

無理だという

自信がある。

 

 

 

 

だとして、

 

ここに、

 

薬物という

 

欲求レベルの反応が

さらに加わるなら、

 

 

ほぼ100%

やめることは無理だな!

 

 

 

やめたとしても、

それはやめたんじゃなくて

 

 

欲求を抑えて

生き続けるという

地獄になる。

 

 

 

無理だ。

 

 

このことを知らずに、

薬物に手を出して、



欲求に襲われ続ける体になってしまう。





もう一回言うと、

仮に食欲が法律的にアウトになるなら、



食欲(食べたい)と

思うことさえ、

法律的にも

社会的にも悪になる。




食べることに

幸せを感じる自分には

生き地獄でしかない。








治るとか、

更生とかよく言いますが、

 


たぶん、

 

ひたすら我慢と戦っている感じ

 

ひたすら

襲ってくる欲求を抑えてるだけ。

 

 

 

 

これ、

しんどいなんてもんじゃない。

 

 

 

だから、

薬物を一度やったら、

5年、10年、20年たっても

やめられない人がいるのは、

 

 

どんな名誉や実績、

守るものがあっても

 

 

食欲レベルのものを

抑え続けてるという話になる。

 

 

そうなると

手を出してしまうメカニズムは、

 

腑に落ちる。

 

 

 

 

欲求なんて、

人生のラスボスレベルの強敵

 

 

本能を

支配してくる

薬物。

 

 

 

意志なんて、

勝てるわけがないw

 

 

 

これは、

ぜったい

手を出さないほうがいい。

 

 

 

たしかに、

手を出したら、

ある意味

人生が変わりますね。

 

 

 

個人的に

薬物をやらないため

薬物を持ち込ませないための

抑止力として

厳罰化は必要。

 

 

 

ただ

手を出してしまった人

手を出さざるを得ず、

今に至った人は、

悪人というより

 

 

単純に

不幸な人。

 

 

 

手を出してしまった人への

見方と支援も

 

もう少し

社会的にも考え直す

必要がある気がします。

 

 

 

恐ろしいですね薬物。