日経新聞電子版より

 

東名あおり運転、審理差し戻し 高裁「手続き違法」

 

いや〜。至極当たり前の判決ですね。

 

危険運転致死傷罪の条文のどこをどう読んでも、

やっぱり停車中の被害者を運転していない加害者が

という関係で裁くのは、あまりにも無理筋すぎたもん。

 

いや、むしろ、前回の裁判があまりに異常であり、

結局、裁判員裁判なんてそもそも制度的にやるべきでは

ないダメ制度だった気がするね。

 

法治国家であるということの、前提は、立法が

もっとも強い権限を持つってことです。

 

その根拠は、憲法と代議制という2つの結合点が

国会(立法)に結実しているからであり、

いかに、幽霊政治家(小泉進次郎のような立法件数0の)

だらけで、立法府としての機能が死んでいるとはいえ、

現状の対策としてそれを、行政や司法で賄おうとするのは

あまりにも乱暴ですからね。

 

やっぱり、書いてないことで裁くのは絶対にNGでしょうね。

 

以前、堀江貴文氏が裁かれた時もどうようことを言ってたね・・・。

 

カネボウや東芝はいいのか?なぜ俺だけ実刑なのか?

とね。

 

まあ、別に石橋被告がどうこうというよりも、

正義と法の正義が一致しないと感じることはあったとしても

あくまでそれは、「個人の正義」と合致しないというだけ

ですから、「法の正義」、つまりは、法の安定性を犠牲にしてまで

それを追い求めるは根本的に間違ってるよね。

 

裁判員裁判なんて完全な欠陥だから、今すぐやめたほうが

いいと思いますね。実際。

 

素人にやらせたら、そりゃ厳罰一辺倒になるだろうけど、

それは立法による、厳罰化のプロセスさえ経由していないのだから

恣意的なリンチだし、法的安定性もなにもあったもんじゃなくなる

でしょうね。

 

まあ、厳罰化したい勢の人たちは、方法なんてどうでも

いいのかしらんけど・・・。

 

私は罪人がどうなろうとしらんが、法の安定性を無視するのは

絶対に看過できないので、今回の高裁の判決は、

至極まっとうだと思うし、日本の司法にもマトモな人も

いるのだとわかり安心しました。

 

遺族は、直接この被告にたいする罪を叫ぶより、

国会議員に法の不備を訴えて、改正するようにもとめるべきですね。

 

当然、石橋被告は対象外ですが・・・。

(事後法の否定)

 

PS

むしろ、石橋被告の罪が軽くなったほうが、遺族は

うれしいと思います。だって、そのほうが早く復讐できるもんね。

^^。

 

俺なら確実に轢き殺しますよ。^^。自分の家族が同じことを

されたら。

 

アハハ。なんだ簡単じゃないか。

国家による復讐など手ぬるい手ぬるい。

それで殺人罪で裁かれても俺は平気である。

 

そういう覚悟を持つ人が増えることが、実は究極の抑止力

なのではないだろうか?と徒然に考えた次第。