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人事・採用担当者は副業できる?副業の種類・収入相場・探し方

中途や新卒など採用活動や人事制度の策定、育成計画、労務管理など人事部門の業務に関する副業の獲得をサポートするエージェントや求人サイトが増えてきました。

この記事では、採用支援や人材業界、HR関連の副業のはじめ方、報酬・単価相場の目安、土日で出来る在宅ワーク/リモート案件の見つけ方などを紹介します。

人事の副業をはじめよう

深刻な労働力不足を背景に、働き方改革の関連法案が整備されるなど、長時間労働の解消や働き方の多様性確保などが社会問題として捉えられるようになってきました。

人材採用や育成、定着率の向上といった人事課題の優先度もあがっており、人事制度の企画や採用活動など人事部門の担う役割への期待も高まっています。

以下では、人事・採用経験者の副業が普及する背景を紹介します。

採用代行に関する副業人材の需要は高い

人事部門が担う主な機能としては、採用、人事評価、制度策定、労務管理、能力開発の5つがあります。そのなかでも、採用業務の代行は副業人材への需要が高い仕事です。

採用計画の立案から求人票、資料などの作成、採用の母集団形成、書類選考や面接対応、ブログやSNSでの情報発信、内定書類や雇用契約書の準備など採用担当者の業務は多岐に渡ります。

採用難易度が高まるなか、リファラル採用などの求人媒体や転職エージェントを仲介しない採用方法も注目されるようになりました。

そのような、採用に関する業務において、業務委託の副業人材に発注するプロジェクトも増えているのです。

人事経験者の副業市場が盛り上がる背景

中小企業やベンチャー・スタートアップでは、採用業務を担当する専任者がいなかったり、総務担当者が人事担当を兼任していたりと、人材リソースが不足している企業も多いです。

そのため、プロ人事や採用コンサルタントなど業務委託で採用活動や人事評価、能力開発などを請け負うフリーランスも増えてきました。

それらの、業務委託案件には副業人材でこなせるような低い稼働率の仕事も含まれます。

そして、それらの企業と人材をマッチングするプラットフォームやエージェントが増加したことで、仕事を依頼する側も受注する側も以前に比べ、副業の仕事に携わりやすくなっているのです。

インターネットやIT技術を活用した新しい労務管理や人事制度の取り組みになどについてノウハウを求める企業も増えてきました。

人事関連の副業収入の相場

人事経験者が副業を探す際に、きになるのは副業で稼げる収入金額や報酬の相場でしょう。これから副業をはじめる方の場合は、5から10万円を目安にスタートするとよいでしょう。

週5日フルタイムで働く、人事・採用分野のフリーランスで月あたりの単価の目安が40〜60万円程と考えると、土日のどちらかで週1日働いた労働時間で計算すると妥当な範囲といえます。

知名度の高い大手企業や有名企業の出身者や副業で請け負う仕事の種類によっても単金は上下します。スキルや実績があれば標準よりも高い単価で働くこともできます。

人事担当者が副業するメリット

ここでは、人事部や採用コンサルタントとして働く担当者が副業をおこなうメリットを紹介します。

お金を稼げる

なんといっても副業をするメリットは、自分の経験やスキルをつかってお金を稼げることでしょう。やり方次第では、副業といえど本業よりも稼ぐことが可能です。

会社員の人事担当者の給料で歩合やインセンティブが設定される職場は少なく、いくら本業で結果をだしたとしても昇給や給料アップには限界があります。

ただし、副業からの収入は年間で一定額以上になると、確定申告の必要が生じる点には注意しましょう。

スキルアップできる

人材業界や採用支援の会社で働く採用コンサルタントは、普段の仕事を通して様々なクライアントに対して多様な業種・職種の採用に携わることができます。

その一方で、自社での採用や人材育成などに取り組む人事担当者は、どうしても経験やスキルセットが偏ってしまう傾向にあります。

副業で本業とは異なる規模やジャンルの採用案件を引き受けることで、普段は経験できない仕事や実績をつくることができるでしょう。

独立や転職の準備

将来的にHR領域や採用コンサルタントとしての独立を考えていたり、転職先を探している場合にも副業はおすすめです。

会社員時代から個人で案件を獲得して報酬を得た経験があれば、独立後の仕事獲得にも役立つでしょう。

また、転職先にベンチャーやスタートアップを希望する先に、最初に副業で働いておけば価値観の相違や働き方のギャップを少なくできるでしょう。

人事・採用に関する副業案件の種類

実行支援・代行

企業から業務を受託して、採用活動の支援や人事部門での業務遂行をサポートします。中途採用、新卒採用、パート・アルバイト、派遣など採用業務の一部を代行したり、人事評価制度や労務管理、採用広報など企業内で人事担当者がおこなう業務を在宅ワークやテレワークで担当します。

コンサルティング

経験の豊富な人事担当者向けの副業案件として、採用活動や人事・労務に関するコンサルティングをおこなう仕事もあります。

採用ノウハウがない会社や、社内に適切な人材がいない企業に対して、人材採用の手順をわかりやすく伝えたり、組織構築などについてアドバイスします。

講師

研修や教育講座、セミナーなどでの講師案件も副業の仕事として人気です。法人向けに有料の研修を提供する企業や、社会人向けのスクール、転職希望者向けにビジネスをおこなう会社などで講演経験のある人材の募集をおこなっています。

人事・採用関連の副業の始め方

人事の実務経験をつむ

人事・採用の副業案件を受注するには、3年程の実務経験が求められるケースがほとんどでしょう。人事関連のキャリアが積める就業先としては、事業会社の人事部のほかに、人材紹介、採用支援などの会社があります。

人事関連での就業経験がない未経験者は、まずは転職などで人材系企業などでの採用を目指すとよいでしょう。

副業できる環境を整える

副業で受注した人事関連の業務範囲や仕事内容にもよりますが、請け負った仕事を完了できるような準備は必要でしょう。

平日の業務時間後や土日などで、副業に対応できる時間を確保しておきましょう。

また、在宅ワークで業務を実施するには、自宅にPCやネット回線なども必要な点は考慮にいれておくとよいでしょう。

いまの会社で副業が禁止の方は、副業可の会社に転職するなども検討が必要です。

副業の仕事を受注する

人事部門での実務経験があり、副業を受ける体制が整っているなら、副業の仕事を探して受注しましょう。

また、これまでの採用活動や人事関連業務でも実績をまとめておくとよいでしょう。副業を業務委託で請け負う際にもスキルシートや職務経歴書は必要です。

社外で仕事を受けるのが初めての場合は、クラウドソーシングやマッチングプラットフォームで小額の案件からはじめてみるのもおすすめです。

人事・採用の副業の探し方

エージェントを利用する

副業希望者と受け入れ先の企業を仲介するエージェント事業者に登録すると、経歴やスキルに応じた求人案件やプロジェクトの紹介を受けることができます。

最近では、副業専門のエージェントや人事採用担当の専門エージェントなどもうまれています。

クラウドソーシング

リモートワークや在宅ワークの副業案件をサイト上から探して手軽に提案できるのがクラウドソーシングです。エージェント経由の案件よりも単価は低い傾向ですが、幅広い業務の募集があります。

紹介

会社の同僚や友人、知人など知り合い経由などの紹介でも副業の仕事を受けることは可能です。副業を探している場合は、その旨を周囲に伝えて、採用や人事の相談を受けてみてもよいでしょう。

まとめ

今回は、人事・採用関連の副業の実情について紹介しました。労働力人口の減少や働き方改革からHR業界が盛り上がりを見せる中、副業市場も広がりをみせています。

事業会社の人事部門や採用担当として働いた経験や、人材業界のRA(リクルーティングアドバイザー)やCA(キャリアアドバイザー)、採用コンサルタントなどの経歴は活かしやすいでしょう。

中小企業やスタートアップなどノウハウが不足しているが採用強化を実施したい組織では人事に関するコンサルティングやアドバイザリーなどの需要は高いです。