いつもなら、ネットの天気予報とにらめっこで空模様を気にするのに、その日に限って希望的観測で洗濯物をベランダに干した娘。
たまたま雲の切れ間だっただけですから、案の定、数十分後には降ってきて慌てて仕舞うことに。ぶーぶー文句言ってましたが、当たり前過ぎてもう。
『雨に濡れちゃったのを、乾いたからってそのまま仕舞うとカビ生えるよ』「もう一度洗うなんて面倒くさいー。やりたくないー」…気持ちは分かるけれども。
リモートで仕事しているもので、会議の合間とかにちょこっと家事。とまあ家事というほどのものではなく、お出掛け着の洗濯だけ自分でしてもらってる形。
私が東京にいる間、娘は掃除洗濯を始め細々した家事から解放され、逆に私は料理を殆どせずに済んでます。気分転換も兼ねて、在宅時の晩御飯は娘担当。
白状すると料理があまり好きじゃない私め、実家に一人でいる時にはホント最低限です。煮たり焼いたり、超シンプル。工夫なんてしません。
子育て中は、出汁から取って三食それなりに頑張りました。中学高校とお弁当だったし。ですが更年期の不調も相まって、大学生になったらほぼ放棄。。
そのせいで、否、そのおかげで(!)息子も娘も料理出来ます。得意と言っても良いくらい。(災い転じて福となすw)
何ごとも、考え方一つ、受け取りよう一つ、ということで。宜しくどうぞ。
スマホで撮った画像しかありませんでした。デジカメでは撮っていなかった模様。
昨年の春、バレエの発表会を観に行った時のもの。暗くてよく分からないという。
母の紬。洗い張りして、たぶんピンク系だった八掛を渋めの紫に替えて仕立て直し。
帯は、梅鼠色に鞠の柄、塩瀬の染め帯。
覚えていないうえ、写りが暗くて小物はあやふやなのですが。
たぶん、こうだったんじゃないかなあ? です。
青み緑色から白緑にぼかしの帯揚げ、紺に白ラインの帯締め。
この置きコーデを撮るため、一年ぶりに着物を出したのですが、少し弱ってきてるのが分かって。仕方ないかぁ…と溜息でした。
変った織りの着物なんです。
座ると力が掛かるし擦れるので仕方ないのですが、ヒップの辺りところどころ、糸がぴよぴよ出て来てしまっていて。
来年なり再来年、あと一度か二度着たら、洗いに出して仕舞うことになりそうです。何年か後、いつか娘の気が向いて、一度でも着てくれれば御の字。
ただ…想定より早かったです。。残念。。
母も気に入っていたので、結構着たのでしょうねえ。購入した地元の呉服屋さんには「お召」と言われていたそうなのですが、洗い張りに出した際には「紬」と書かれていましたし、経糸の撚りが強いようにも見えませんから、紬なのでしょう。生地に詳しくない私には分かりません。
(チアキ先生の講座に参加して見てもらえば分かるでしょうけれども。苦笑)
草木染のような緑色にピンクが効いていて、大好きな着物です。気に入っているからこそ傷みが早くなる、というジレンマですかねえ?…そうですよねえ。
でもまあ母の着物でも、ヤケてしまっていたり、シミが出ていたり、化繊で解きようがなかったり、解いても線が消えなかったり、内揚げが殆どなくて仕立て直し出来そうになかったり、糊が効き過ぎて硬くて着られない浴衣があったり…と色々なので、こうして何度か着られただけでも良しとしないと、バチが当たりますって。
先の話ですけれど。洗って仕舞った後も、虫干しのたびに眺めて満足の着物です。
持ってるだけで満足、手にしてるだけで幸せ、でも良いんですよね。着物に限りませんが。私の場合は、そういう着物がこれから増えて行くのが分かってます。
着物でも洋服でも着られるうちに着る、アクセサリーもショール等もバッグ類も、とにかく使えるうちに使う、年齢も年齢ですから大事なのはコレですねー。
衣替えの季節ですし。単衣は出したし。さあ着ましょう。
お読みいただき、ありがとうございます。