愛犬が飼い主さんがいくら呼んでもこなく「呼び戻しができない!」または逃げてしまう!という事もあるかもしれません。
呼んですぐに来ると嬉しいものですが、でも何回叫んでも、戻ってくる気配がないと哀しい気持ちになります。
今回は、なぜ愛犬が呼んでも来ないのか?その理由と、それと似たもので「脱走してしまう」犬の心理状態についてです。
逃げると脱走するは、意味は同じような感じですけど、脱走の方は「いなくなる」の意味の方が強いので、コチラは大変だという事が分かります。
なぜ飼い主さんが呼んでも来ない?その理由は?
最初になぜ飼い主さんが呼んでもこないのか?についてですが、その理由についてまとめると、主にこのような事が理由とされているようです。
- イヤなことがあるから
- 楽しいから
この2つのようです。
イヤなことがあるから逃げてしまう(来ない)
これは人間もそうですけど「オイデ」をしたときに逃げてしまう、または来ないのは「イヤなことがある」と愛犬が学習してしまうことが理由の1つにもなっているようです。
犬にとってイヤなことというと、個々によって変わると思いますけど、例えば・・・
- 呼ばれていくと叱られた
- 遊べない場所に移動させられた
- お気に入りのおちゃを取り上げられた
- 尻尾を頻繁にさわる
- 身動きが取れない状態になった(抱っこ)
- 歯磨きが待っていた
- シャワーが待っていた
- 服を着せられた
- 散歩が待っていた
などなど、そのワンちゃんによってイヤな事は分かれますが、呼ばれて飼い主さんに近寄ったときに、何か「イヤだ!」という思いをして、それが積み重なったことが理由ともされています。
そのため呼んでも来ない、または逃げてしまうという事があるようです。
楽しいから逃げるし呼んでも来ない!
今度は逆に「楽しいから」という理由のワンちゃんもいるようです。
オイデの意味を理解していない事もありますが、飼い主さんが呼んでもこなっかときに追っかけてきて、そこから逃げたのが楽しくて呼んでもこない、または逃げるという事もあります。
遊びだと勘違いしているケースと、分かっていてわざとしているケースがあるようですが、コチラの方は何か平和な感じがします。
呼び戻しは必要はある?
呼び戻しの必要性は、その犬によってあるとは思います。
呼び戻しとは「オイデ」の事で、愛犬を呼んだときに飼い主さんのところに来る行動のことです。
今はドックランなどで犬同士が遊ぶ機会が増えてきましたが、そこではノーリードにすることになるので、他のワンちゃんとのトラブルを避けるためにも、リスクを減らすことにもなるからです。
また、散歩中にリードが取れた!ハーネスが外れた!というときに、事故などを防ぐこともできます。
犬の安全を守るのに呼び戻しの訓練は必要だと思います。
呼び戻しの基本的な教え方は?
*ドックトレーナーの遠藤さんという方の教え方になります。
上記の動画が分かりやすく参考になると思います。
呼び戻しの教え方の簡単な方法です。
- おやつの用意
- 合言葉を決める
- 至近距離から練習
- 少し遠くから練習
この繰り返しをしていくと、呼び戻しができるようになるかもしれません。
自宅の狭い中でも練習ができる方法なので、気になる方はチャレンジしてみる価値はあると思います。
あせらずにゆっくりとすると良いと思います。
「呼ばれていくと良いことがある」と思ってくれるとほぼ成功で、これができると色々な危険リスクを減らすことができます。
愛犬が脱走してしまう理由とは?
今度は逃げるのではなくて、脱走(自宅からいなくなる)理由についてです。
これは時には見つからないこともあるので、飼い主さんとしては、とても心配になります。
理由については予測の意味でたくさんありますが、まとめていくとこのようなことが理由のようです。
- 排泄物のため
- 何かの恐怖がある
- 好奇心から
- ストレスから
- 発情によるもの
このようなことだと言われています。
- 排泄物のために脱走する
ついつい排泄のことを忘れ散歩にいっていない、排泄をしていないという事で、それが理由で脱走してしまう事もあるようです。
スッキリとすると戻ってくることの方が多い感じのようです。
- 何かの恐怖があった
これは例えばカミナリなどの大きな音、花火の音、工事の音、または何かでびっくりとしてしまい、パニックになって脱走してしまうケースです。
なぜ大きい音が嫌いなのかは、聴覚が優れているからだと言われています。
人間の6倍ぐらいの聴覚を持っていて、さらに人間の倍の32方向を聞き取れるとされています。
優れた聴覚を持っているために、人間が感じる以上に音には敏感になっているので、大きい音に対して恐怖を感じることがあります。
- 好奇心から脱走する
これは遊び感覚で逃げる、または外への何かの好奇心から脱走することもあります。
その好奇心は犬によって違うと思うので、どこに興味があるのかは分かりませんが、自宅以外の何かに興味があり脱走してしまうことがあります。
- 発情によるもの
これは犬の本能によるものですが、女の子のワンちゃんが発するフェロモンに誘われ、そのワンちゃんに会うために逃げてしまう事もあります。
去勢していない男の子(オス)は要注意かもしれません。
愛犬の脱走を対策するには?
先程話した「呼び戻し」などが役立つと思います。
それ以外には「マテ」や「お座り」このような愛犬をコントロールするコマンドも役立つと思います。
そして普段からの注意力になると思います。
ハーネスが外れた!リードを放してしまったや切れた!ちょっとした隙に!という事が多いようなので、その隙を作らないことが最大の対策とされています。
後はペットゲートやフェンスも万が一のときに役立つかもしれません。
愛犬が脱走して戻ってこない場合は?
最初に動物愛護センター、そして保健所と警察などに連絡しておくことだと思います。
そしてケガをしてしまったことを考えて、周辺の動物病院に連絡をしておくのも良いと思います。
それでもすぐに見つからない場合は、SNSで情報発信と拡散してもらう、アメブロを利用するなどネットの利用、近くの新聞社に頼んで無料の掲載をしてもらう、またはチラシを作ってもらう、張り紙をするなどの方法があります。
そして自分で探すのはもちろんの事ですが、探しても見つからないことがあります。
あくまでも傾向としてですが、自分達が探して見つからない場合は、遠くにまで行っている事も多く、距離にすると15㎞先で見つかった、30㎞離れた隣町で見つかったという事もあります。
日にちがあく場合は、少し遠くを探すこともポイントかもしれません。
また見知らぬ人が、そのまま愛犬として迎えてしまう事もあるようです。
犬用のマイクロチップも検討してみる!
そして愛犬にマイクロチップを埋めん込んでおくと、見つかる可能性が高くなってきます。
イギリスでは犬にマイクロチップを入れることが義務化されていますので、迷子、脱走、意図的に捨てた飼い主さんを見つけることができるようになっています。
日本でも万が一保健所のような公的機関にいったとしても、マイクロチップリーダーという読み取る専用のものがありますので、それで読み込んでどこの飼い主さんのワンちゃんなのかが分かるようになっています。
- 犬の情報
- 飼い主さんの名前
- 住所
- 電話番号
などの情報が登録できますし、自分の愛犬だと証明することもできます。
マイクロチップは、動物病院で埋め込みをしてもらうことができますが、導入していない動物病院もありますので、気になる方は調べてからにした方が良いと思います。
価格はその動物病院で変わると思いますが、5千円~1万ぐらいになっています。
そして心配なワンちゃんは首輪をして、そこに情報を入れておくことも大切です。