犬に与えるドッグフードの安全性!本当に大丈夫なの? | 犬の雑学と豆知識!たまに柴犬について紹介するブログ

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犬を家族として出迎えたばかりで、そこで少し不安になるのが、犬の食事だと思います。

一昔前は、犬というと番犬的な意味合いが強く、外で飼っていることも多くありました。

食事といっても人間が食べ残した「お米にお味噌汁」のようなイメージでしたが、今はドックフードを与えている人が多くなったと思います。

元々ペットフードは、イギリスが発祥とされていて、1860年代に犬用ビスケットが最初とされています。

日本では1960年代、昭和35年ぐらいから「ビタワン」というフードの販売が初めとなっています。

それからまたかなり変わってきましたが、今のドックフードの安全性についてまとめています。
 

 

今のドックフードはペット安全法があるので安心?!


今のドックフードの安全性ですが、2008年に国の方で「ペットフード安全法」という法律ができたので、基本的には安全とされています。

そのキッカケになったのが「メラミン混入事件」です。

中国の業者がフードの栄養を満たすために、メラミンという化学物質を意図的に入れ、それを食べたアメリカの多くの犬や猫、その他の動物が被害を受けました。

メラミンとはプラスチックの原料となる化学物質です。

実は日本にも、そのメラミン入りのフードが輸入され販売されましたが、すぐにリコールがされたため、ギリギリで被害がなかったようです。

それがキッカケになり、次の年にペットのための安全法ができました。

国内の製造販売、輸入販売業者の届け出が必要なり、有害な物質を含むフードの製造が禁止となっています。

賞味期限、原材料名、原産国、製造業者の住所の表記なども必要になっています。

でも、それまでそういう法律がなかったことに少し怖さを感じるかもしれません。

先進国と比較して日本は、ペットに対する考え方がまだまだ送れていますが、重い腰をやっとあげたような感じです。

でも不安材料はまだあると思います。

 

日本でのドックフードは食品の扱いになっていない


普通は、口にするものと言うと「食品」という扱いになって、細かな決め事がありますけど、ペットフードの場合は「雑貨」扱いになっています。

そのため人間の食品のような位置にないために、まだまだ不十分な内容と言えると思います。

そして「ドックフードは人間が食べても大丈夫?」のような疑問も出てきます。

今はここで2手に分かれています。

雑貨に合わせたような最低限のドックフード作り、人間が食べることができるレベルの質の高いフード作り、この2手に分かれています。

分かりやすくすると一般フードと、プレミアムフードに分かれている、そんな感じだと思います。

ただ、ここは飼い主さんの価値観なので、どちらを選んでも良いと思います。


上記で話したように最低限の安全はクリアされているので、どちらを与えるのかは飼い主さんの価値観になると思います。

ただ、現状でいうと、そんな感じに分かれいます。

 

 

ドックフードの懸念される原材料とは?


ドックフードを100種類並べたときに、どれも品質は変わってきます。

愛犬に合う合わないは別として、品質の順位をつけると、1位~100位までの順位がつきます。

そこでどんな原材料が使用されると、品質が落ち気味になるのかまとめると、このようになります。

 

  1. 添加物の使用
  2. オイルコーディング
  3. ミールの使用
  4. 栄養添加

 

添加物が使用されている


添加物というと、知ってる人の方が多いと思いますが、やはり使用されるほど品質は落ちてきます。

添加物の使用自体、安心とされていますけど、できれば無い事に越したことはないと、感じている人の方が多いのではないかと思います。

懸念される添加物としては・・・

 
  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
  • エトキシキン

の添加物です。

どれも食品の酸化を抑えるための添加物です。

特にジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、化粧品やボディーソープに使用されますが、人用としては使用されていません。

これらの添加物は、ペット安全法でも使用量が決められています。

使用する量が制限されるという事は、その量を間違えると「何かがある!」という裏返しでもありますので、できれば使用されていないドックフードを選ぶ方がワンちゃんに優しいと思います(><)

でも配合する使用量さえ守っていれば安全とされていますが、長く取得していくことでどうなのかは賛否両論です。

 

 

オイルコーディングとは?

ワンちゃんの食いつきをアップさせるために、犬が好む動物性油脂をフードの表面にたっぷりとコーディングすることを、オイルコーディングと呼ばれています。

犬は嗅覚が優れているため、フードの風味をアップせることで、食いつきをよくさせることができます。

フードを触ると手がベタベタするドックフードがありますが、ほぼフードの表面にオイルコーディングされているはずです。

ただ、動物性油脂自体が悪いとうことではなく、懸念されているのは大量に使用されることです。

酸化した油脂は、涙やけや犬のアレルギーの原因ともされています。

オイルコーディングをするメリットとしては、安い原材料で販売単価を抑えることができる、愛犬の食いつきアップさせることができるというメリットもあります。

 

 

ミールの使用とは?

ミールとは粉末にした状態のことです。

主にチキンミールや家禽ミールなどが、ドックフードで使用されることも多いと思います。
 
チキンミールは鶏肉を粉末にしたもの、家禽とは鳥類の肉を粉末にしたものです。

ミールを使用する目的をまとめると、このようになります。
  • 原材料費を抑えるため
  • 栄養のため

生肉や冷凍肉よりも、粉末にした肉の方が、材料費を安くすることができます。

そして栄養補給。

ただ、ミールが懸念されるのは、食用にならない部位の使用と、食用になる部位の使用と2つあるためです。

食用とならないというのは、例えば鶏でいうと、トサカや羽などの部位のことです。
 
質のいいミールとそうでもないミールに分かれいてます。

どの部位を粉末ミールにしているのか、説明があるフード会社と説明がないフード会社に分かれます

説明があるフードの方が品質は高くなると思います。

 

 

栄養添加とは?

これはビタミンやミネラルなどを、後で栄養補給として配合しているケースのことです。

ドックフードの製造は高温の高圧で調理する事が多いので、そのため食品に含まれるビタミンなどが破壊されていきます。

そのなくなったビタミンなどを後で補うため、別にサプリとして配合していることが多いと思います。

ほとんどのドックフードは、この栄養添加はされていますが、添加されていないフードもありますので、栄養添加がなければ、さらに高品質と言えると思います。

 

 

ドッグフードの原材料と安全性まとめ


今回の件をまとめると・・・
  • 添加物の使用
  • オイルコーディング
  • ミールの使用
  • 栄養添加

これらの項目が多くなるとドックフードが安くなり、逆に少なくなると高くなる、そんな感じです。

最低限の安全はクリアされていますが、、品質がフードによって異なってくることになります。
 
高いからいい、安いからいいという事でもなく、栄養が満たされていて、健康面でも相性が合うのかどうかが大事のような感じもしています。

ちなみに他の多くの先進国では、犬は「家族」、でも日本の場合は法律上「モノ」という扱いで、ペットの立ち位置がとても弱くなっています。

悲しいことですけど、そういう背景の関係もあり、ペットフードも一定の質にならなく、質も色々だと思います。