こんにちは。蜩です。
今回は2020年3月フェスの、メイドガイド・グリープを解説します。
このページの目次
総評
「必要十分を満たした最速の全属性攻撃化」
リダスキはフェスとして標準的な、4.5・3.5の倍率に加え、
ハートを消すことで加速できる効果がついています。
スキル加速としての効果は、蒸気やなぞり増加３のカードと比べると大したことはありませんが、
ギルイベで相手がハートボックスを生成してくることもあるので、
そのような相手にはめっぽう強いです。
スキルは２つの効果がありますが、後半の全属性攻撃化がメインであり、
同系統の中で最速かつ。必要十分な２ターンが確保されています。
総じて使いやすく、分離消しデッキをメインにする場合には、
あると便利なカードです。
ただし青属性は副属性がバラバラになりがちなので、
デッキを組む場合には蒸気魔導をうまく生かせるように工夫する必要があります。
リーダースキル
「まもの」と青属性カードの攻撃力を4.5倍、体力を3.5倍にし、通常攻撃時のみハートBOXを1個消すごとにスキル発動ぷよ数を1減らす
まず対象範囲にまものがありますが、他の色の、それもまものコンビ持ちをピンポイントで入れたい場面は少ないでしょう。
メインは青属性で統一したデッキになるかと思います。
後半の効果はまばゆいヤナと同じ。
今までの経験からすると、ギルイベを通じて１回はハートボックスをたくさん生成してくるボスが登場します。
そのようなボス相手にはめっぽう強く、
特にメイドグリープはまばゆいヤナと異なり耐久しやすい色（赤）があります。
赤のハートボックス生成ボス相手にはこの上ない強さを発揮するでしょう。
ただし出番は多くてもギルイベ通じて数回で、それも蒸気でゴリ押しできてしまうことを考えると、
このような使い方はギルイベ超ガチ勢が盤石な布陣とするための戦術ですね。
一般的にはそれほど役に立たないリダスキ追加効果と思った方が良いです。
もちろんそれを抜きにしても4.5倍-3.5倍というフェスの最低限の倍率は備えているので、
生半可なリーダーよりははるかに使いやすいです。
ライバルとの比較
青属性はリダスキが優秀なカードがたくさんいます。
それぞれのカードにどのような強味があって、
どのように使い分ければ良いか見ていきましょう。
蒸気都市のアルル
青属性カードの攻撃力を4.5倍、体力を3.5倍にし、 受けるダメージをネクストぷよのあおぷよの数× 3％軽減する
さらに8個以上の同時消しで ネクストぷよをランダムで4個あおぷよに変える
説明不要の超耐久・超加速を持っています。
青属性といえど真っ先にリダスキ候補にあがるカードです。
条件エンハンスの倍率が控えめなので、
火力をさらに上げたい場合には龍人の演舞に変えることになります。
ただしその場合は、リダスキ最強の蒸気アルルを手放すことになるので、
必然的に加速面では妥協したデッキになるのは避けられません。
蒸気都市のシグ
青属性カードの攻撃力を4倍、体力を3.5倍にし、 3属性以下の攻撃で攻撃力をさらに1.3倍にする
クエスト開始時1回のみネクストぷよをランダムで 5個チャンスぷよに変える
間違いなく強いのですが、
デッキを組む条件が割と厳しいこともあってどちらかというと使いにくいリダスキです。
スキル溜めの最中に3属性以下で攻撃すると、
緩慢なエフェクトが入るのでそれも鬱陶しいです。
他の色ではそれでも入れざるを得ないこともあるのですが、
青には蒸気以外にも強力なリーダーがいるので、必須というほどではありません。
ただまあ加速・耐久・超火力・便利スキルとつぶしがきくのも間違いないので、
難所以外は蒸気はさみがやはり無難です。
乙姫セリリ
青属性カードの攻撃力を3倍、体力を4倍にし、3連鎖以上で攻撃力をさらに1.4倍にする
加速性能はありませんが、なんといっても体力4倍が強力です。
蒸気アルルと組むことで最高クラスの耐久力を獲得します。
めぐりあいのアリィ
青属性カードの攻撃力を4.2倍、体力を3.5倍、 回復力を2倍にする
回復倍率はそれほど役に立たないので倍率は凡ですが、
スキルが早い童話なので強力です。
積極的に採用するリダスキというよりは、
スキルを使いたいけど持っていない、だけど最低限リダスキが強力だから借りることもできるよね、
という消極的な採用になるでしょう。
ルリシア
味方全体の攻撃力を4.5倍、体力を3.5倍、回復力を1.5倍にし、3連鎖以上でこのカードが攻撃した相手を2ターンの間、「やどり木」状態にする
「やどり木」という特殊な効果を相手に付与することができます。
やどり木を付与すると味方全体が毎ターン10％ずつ回復します。
毎ターンそれなりに強い攻撃を撃ってくる、というようなボスに対して、
ジリ貧にならずに戦うことができます。
意外といるんですよねー。
難所に見えないし攻撃も１つ１つはそんなに強くないんだけど、
なんか時間かかるボス。
他のデッキがジリ貧してなすすべなくやられる中、
なんかいつの間にかスキルが光ってたなんてことが、
前回のギルイベではよくありました。
そういう渋いカードです。
半面、相手の攻撃が強すぎるような本当の難所では、
蒸気アルルや乙姫を使ったほうがよいです。
スキル
効果：相手単体に味方全体が「こうげき」×スタメンの属性数×7の属性攻撃を与え、2ターンの間、味方全体をどの色の連鎖でも攻撃するようにする(通常攻撃のみ)
発動条件：あおぷよを40個消す
２つの全く異なる効果を持っています。
前半はかわったエコロ系のスキル砲で、
後半はかわったエコロ系の全属性攻撃化です。
ようするにかわったエコロですね（ぇ）
スキル砲
スタメンの色を５色揃えると最大の35倍になります。
火力重視のスキル砲として見た場合、
アルカバSPの57.3倍、アルカバ通常の42.032倍には遠く及びません。
また早いスキル砲として見た場合は、
ランプのジャァーンがライバルになります。
ランプのジャァーンは麻痺が乗せられるので、
15×2×3=90倍。
対してメイドグリープは怯えしか乗せられないので、
35×2=70倍。
このようにかなり分が悪いです。
そのため、この効果はメインに使うのではなく、
あくまで分離砲の補完として考えるとよいのではないかと思います。
たかが35倍、されど35倍ですからね。
（ただし分離消しデッキで５色揃うのはまれです）
全属性攻撃化
こっちがメインになります。
魅力はなんといっても発動数と継続ターン。
発動数40は、
クロード、天宮さくらと並んで同系統最速。
継続２ターンはフェーン、ムシュトといった盾破壊組のターン数と同じなので、
十分な長さです。
発動数40、継続2ターンを満たすのは、
全カードの中でもメイドグリープだけなので、
これだけで十分にデッキに採用する理由になります。
ただしいくつかの問題点があります。
メイドグリープのスキルが抱える問題点
：チャンスぷよが作れない、他のカードで補えない
チャンスぷよは分離消しで大ダメージを出すのに必須です。
しかしメイドグリープはチャンスぷよを生成するカードを入れるのが、
極めて困難です。
これはグリープの問題というより、青属性の抱える問題といえます。
それは、なぜか白いフェーリ系のフェスがいないこと。
天宮さくら、乙姫セリリといったカードは、
自分でチャンスぷよを生成するのでそれほど問題ではありませんでした。
しかしスキルを発動するだけで３つのチャンスぷよを生成し、
その同時消し係数も極めて強力なしろいフェーリ系は、
いま青属性にとって一番必要とされるスキルです。
代替案としてめぐりあいのアリィやエースピッチャーアルルを使おうにも、
必須といえるルリシアと、メイドグリープの色にまったく合いません。
結果的に蒸気魔導を活かせなくなってしまうのです。
運営さんにはぜひ、青属性のしろいフェーリ系を出してほしいものですね。
イマカラデモ、オソクナイヨ。
デッキ例
オーソドックスに組んだデッキ。
というかこれ以外、何かしらの欠陥が出てしまいます。
例えばエースアルルやめぐりアリィを入れようにも、
増えた色を減らすすべがなくて蒸気シグが弱体化してしまうし、
じゃあいっそ５色にしてくろシグを使おうとすると、
今度は緑と黄色どちらかが足りなくなり、
補うために抜かれるのがグリープになってしまいます。
メイドガイド・グリープのまとめ
- 待望の、40発動・2ターン継続する全属性攻撃化スキル
- ギルイベでたまに使えるハート加速
- しかし副属性の噛み合いや実装カードに恵まれない
- 無難な使い方が一番強力
以上です。ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。
よろしければ下の画像をポチッっとお願いします！↓↓
・・・
おまけ
ちなみにかわったエコロとスキルを比較すると、
前半のスキル→後半のスキルの効果がそれぞれ、
かわエコ：スタメンの属性数×３→１ターン全属性攻撃化
メイドグリープ：スタメンの属性数×７→２ターン全属性攻撃化
となってます。時代の流れですね・・・
