レザークラフトに関する諸々の話 ①
レザークラフトに関する諸々の話 ②
レザークラフトに関する諸々の話 ③
レザークラフトに関する諸々の話 ④
*床革の話
ルガトショルダーの床革1mm厚とアラバスタの床革1mm厚が手元にある。
床革とは革を漉いた際に出る銀面のついていないもの,つまり “革の裏側のみ” のモノの事で,革の漉き加工を依頼するとオマケで貰える。
毛羽立ちやすく強度も弱いため,製品ではなく試作に使うというのが一般的な利用法のようだ。
しかしルガトの床革は床革でありながら(部位によっては)かなりキメ細かく,かっちりとした良い質感に思えたため,
内装全てを床革,最外面のみを銀付きのルガトショルダーという “廉価版仕様” の二つ折り財布の作成を試みた。
しかしトコフィニッシュで磨いたりなんだりしているうちに並々ならぬダンボール感が出てきた。
皺が寄る部分は特にダンボールな感じである。
やはり床革は所詮床革だったか。
*接着がヘタい話
なんだかもう,化粧断ちしない事には満足な接着ができなくなってきた気がする。
できなくなってきた というか,初めからできていなかったというか..
ヤスリで最後にコバを整えようにも段差が大きすぎると整えきれない。
菱ギリにしろ接着にしろ,技術面での知識がついてくるにつれ自分の下手さが浮き彫りになる。
いやはやなんとも。
*糸の話
たまにSEIWAのスーパースムース糸を使うが,糸の毛羽立ちが強く針に通すのに結構難儀する。
また針に糸を通した後にできる ”こんもり”。これが思いの外大きく固く,縫い穴に糸を通すのに苦労する。
まぁ縫い穴をもっと大きく開ければ良い話なのだが,無理やり糸を通そうと横着するため終いには指に水ぶくれができた。
クラフト社の蝋引き糸のように縫い穴に蝋がびっちり詰まったりしないのは良いのだが,あちらを立てればこちらが立たず。
*スマホケースのエイジングの話
6月に作成したAndroidスマホケースのエイジングの様子。
作成当初は攣り気味だったベルト部分をはじめ,全体的にくったりとしてきた。
艶も出て良い感じに。
そして先日も書いた今年の4月に知人に渡したiPhone Xケースであるが,先日UPした写真は本人撮影で送ってもらったもの。
その本人に会う機会があったので実物を見せてもらった。
サーフィンをやる人で海水が触れることもしばしばと言っていたが,極端に濡れるなどしなければ それもまた唯一無二のエイジングにつながるわけで。
ふふ,いいものを見せてもらった。
*二つ折り財布第7弾の話
もう7弾目だしデザインも大して変わらないため個別記事にはしない。
第6弾と同じアラバスタを使った二つ折り財布を作成。
第6弾は使用によるヘロヘロを防ぐべく最外面パーツに1.5mm厚の革を使用したが,現在1.5mm厚の在庫がないため最外面パーツの上部に飾り内張りを設置。
今回パーツの接着にはすべてサイビノール600番を使用した。両面テープは一箇所も使用せず。
うーん接着力はまぁ文句なしなのだけれどやはり面倒だった。
はみ出た部分はCOLUMBUSのラブラブクリーナーでいちいち掃除しなければならなかったし。
自分で使いたい気持ちも山々だが,第5弾の財布がいい感じに育ってきているのでこのまま続投。
という事で販売に出した。
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