期間限定内子のたっぷり乗った親がに丼。1人前のカニ使用量に驚いた!!「味暦あんべ 」

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毎年2か月ちょっとしか食べる事のできない豪華な丼ぶり

鳥取駅より歩いて10分ほどの場所にあるお店です。今回の旅行の最初の目的であるこちらのお店にやって来ました。高知より車で3時間ちょっとで着きますので意外と鳥取って行きやすいですね。その目的の料理は「親ガニ丼」です。
鳥取はご存知カニの名産地ですが、この辺りでも提供しているお店はあまりなく、11月中旬より1月中旬ごろまでしか食べる事のできない、見た目も味もデラックスな幻の丼ぶりです。
毎年、値上がりを続け、10月初め頃お店に予約をした時点では今年の親ガニ丼の値段は未定ですがと確認の上予約を取ってくれました。提供期間が短いので確実に食べるためには、予約が絶対に必要です。予約をせずに行っても運が良ければ食べることができるようですが、かなりの待ち時間を覚悟した方が良さそうです。
お店の外観は、入口付近に無造作に発泡スチロールやポリ容器が積まれています。

今年(2019年)の親がに丼は4,500円でした。

今年の値段は、親がに丼が4,500円、カニの増量された親がに丼極が6,000円です。数年前に来た時には親がに丼が3,500円でしたので1,000円ほど上がっています。ご飯の量を親がに丼は少な目普通のどちらか、極みは少な目普通多めから選ぶことができます。どちらもカニ汁と香の物が付いています。
今回は、1階の店内ではなく、1階入り口は左側にある階段を上がった2階のお店に案内していただきました。2階はカウンターとテーブル席が2席だけの店内です。

1人前になんと8匹~10匹の親ガニが!!

1人前の親がに丼は、親がに(メスの松葉ガニ)を8匹から10匹も使用しているそうです。中央部分にメスのカニならではの卵が沢山盛り付けられています。カニの卵と言っても殻の外にあって通称ふんどしと言われる部分についている卵の外子と殻の中にある卵巣部分の内子が有ります。この親がに丼には、同じ卵なのに3種類の卵が乗っており内子が生のものと塩ゆでされた物、外子が醬油漬けにされたものの3種類です。3種類がそれぞれ全く違った味わいで内子の塩ゆでがコクがあってクセも無く美味しさと珍しさの両方の味わいです。外子は、プチプチした食感が特徴的、生の内子はカニの香りと甘みが特徴でこれだけを食べるとちょっとした珍味です。これらの内子は産地に来ないと食べる機会のない珍しさが有ります。
卵以外の場所は、親ガニの脚の身がドーンと乗っています。白い部分は塩ゆでの状態のもの、カーキ色の部分はカニ味噌と和えた塩ゆでの脚の身です。カニの身をじっくりと味わいたければ白い部分、濃厚なカニの風味を味わいたければカーキ色の部分を頂きます。けれども、結局は全部を混ぜてしまってそれぞれの混ざり具合で味の変化を楽しみながら完食となりました。次は来年以降いつ食べられるか分かりませんが、ココだけの味に大満足です。
一緒に提供される、カニ汁は濃厚すぎるカニの出汁とそれの染みた大根が記憶にこのる味噌汁です。
カニやエビは美味しいけれど手が汚れたり手の匂いが取れなかったりでその点がチョッとという方が多いですが、ココのカニはカニ汁の食べ方さえ気を付ければ全くカニに手で触ることなくいただける贅沢な逸品です。
ちなみに、その分苦労してお店の方が手を汚してくださっています。なんと1日に3,000匹の親ガニを処理することもあるそうです。お店の方に感謝ですね。

お店の情報

味暦あんべ
住所:鳥取県鳥取市弥生町175-2
電話:0857-29-9125
営業時間:昼 11:00~13:30  夜 18:00~22:00
定休日:日曜日

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