おぼえがき。ほぼキッチンツール、ときどきレシピ

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「ごま」の栄養をしっかり吸収、離乳食にも!「すりごま器(ごま用ミル)」! 

■子供を強くする基本食材の18位、「ごま」!


我が家にある「子供を強くする100の食材(著:長澤池早子 成美堂出版)」によると、
「ごま」は特有の抗酸化成分を持ち、不飽和脂肪酸やミネラルも豊富」とのキャッチフレーズで18位にランクインしています。そして、
「ごまの成分の50%以上は脂質で、そのほとんどがリノール酸(必須脂肪酸)やオレイン酸などの不飽和脂肪酸です。たんぱく質とミネラルも豊富です。また、強い抗酸化作用を持つセサミン、セサミノールなどの特有成分を多く含み、抗酸化力のあるビタミンEやセレンも豊富なので、最強の抗酸化食材といえます。」
と書かれています。
そんなスゴイパワーを持つ「ごま」ですが、

「ごまの外皮は堅く、そのままでは消化・吸収されません。炒っておいて、食べる直前にすって使うのが効果的です」とも。
じゃあ一体どんな「ごま」を買ったら良いの? ということになりますよね・・・

 

■市販の「ごま」は加工別に分けると約4種類! 栄養価の違いは?


栄養が豊富な「ごま」。でも、一度にそれほど沢山食べるようなものではないので、少ない量でもできるだけ多く栄養が摂れるのはどれ? と思って調べたことがあります。

・生ごま(洗いごま)
「ごま」を選別した後、土埃などを洗い流すため水で洗浄したものを、加熱乾燥させたもの。
つまり芯まで火が通っている訳ではないので、そのままでは食べられない! 必ず加熱調理してから食べる。

 

・炒りごま
生ごまを洗浄後、香りが立つまで焙煎したもの。そのまま食べてOK!

 

・切りごま、擦りごま、ねりごま
各々、「炒りごま」を切ったもの、擦ったもの、擦り潰してペースト状にしたものなので、加工方法が違うだけで栄養的には大きな違いはなし。

という結果でした。

 

■では、消化吸収率の面では?

 

栄養価的な面では、「炒りごま」、「切りごま」、「擦りごま」、「ねりごま」とそれぞれ大きな違いないことはわかりましたが、じゃあ消化吸収率ではどうなの? という点が気になりますよね。
これについては、消化吸収率の高い順に、「ねりごま」、「擦りごま」、「切りごま」、「炒りごま」 ということです。
「炒りごま」は炒ることで固い難消化のセルロースは破壊されていますので消化は可能ということです。でも消化吸収率という視点では、やはり圧倒的に「ねりごま」や「すりごま」などの加工されたものの方が効率的。

農林水産省のウェブサイトにも「食材まるかじり ごまのチカラ」というタイトルでごまの種類や「ごま」が持つパワーや有効な成分が紹介されています。

■市販されている「すりごま」の弱点とは…

 

「すりごま」は、擦ったことで消化吸収率も高くなり表面積が大きくなり、香りの成分も揮発しやすくなりますが、逆に酸化も起こりやすくなります。そして時間が経つにつれて風味が劣化するので、市販の「すりごま」は、ファスナー付きの袋か密閉容器に入れて保存、なるべく早く使い切るようにしたいところです。
となると、「炒りごま」を買って、一度に使い切る量をその都度擦るのが効果的!という結論に達し、購入したのがこちらです。


↓アスベル セラミックミルごま用 「フォルマ」!

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使ってみての感想は…とても気に入ってます! もう10年近く使っていますが不満はないですね(笑)。

一番嬉しいのは、◎粒を砕くミルの部分がセラミック製なこと→金属臭やサビとは無縁なので安心! 

次に、◎蓋つきなこと→保管時も直接外気に触れないので、酸化を防止!

そして、◎分解清掃が可能なこと→1回分を使い切るごとに洗浄できるので衛生的!

 

でも…ECショップのレビューを見ると少し悪い評価もありますねー(苦笑)。
「セラミックが欠けた」とか「清掃しにくい」という声など・・・。
ちなみに我が家では購入から既に6〜7年経っていますが、セラミックは特に問題なしですね。でも取説には、粗さの調節ツマミを締めすぎると、セラミックが欠ける恐れがある、との記載がありますね。使い方によっては欠けやすいのでしょうかも…?
そして、清掃のしやすさについては感じ方に個人差があるんだと思いますが、我が家ではこれ以前はプラスチック製を使っていて、全く分解も清掃もできなかったので、逆にこのセラミック製のごまミルは大変衛生的!と感じています。


↓こんな感じで分解できるので、ミル部分も丸洗い可能(ミル部分は洗った後です)!

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↓外した上部のミルがハマる部分はこんな感じ(洗った後です)!

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■「ねりごま」の作り方も以外と簡単!


ちなみに「ねりごま」は、基本は「炒りごま」に「ごま油」を足してフードプロセッサーやミキサーで粉砕・撹拌すれば出来上がりです! 味付けに、塩やラー油、豆板醤などを足して、料理に合わせて色々アレンジできますが、詳しいレシピはまた別の機会に!

 

■離乳食には、後期に! くれぐれもアレルギーにご注意ください!


こんなに栄養価の高い「ごま」ですから、離乳食に活用しない手はないのですが、注意も必要です。
「ごま」はアレルギー物質でもあるので、離乳食後期の9〜11カ月目くらいからスタートした方が良いようです。
最初は「炒りごま」や「ねりごま」でなく、まずは細か目に擦った「すりごま」がオススメです。「ねりごま」は油が足されているので慎重に、まずは「すりごま」で状況を見つつ、という感じが安心です!
ちなみに我が家の娘も離乳食後期から食べ始めましたが、幸いアレルギー症状は出ず、この頃から現在まで「ごま好き」な娘になっています(笑)!
「しゃぶしゃぶ」は、「ごまだれ」がないと怒り出します(爆)!


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