和気入道ロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛今治「みなとフェスティバル100」【和気入道ロケ】遅れてゴメン

2023年12月02日 | イベント

久々に帰ってきた和気入道。実は前回の記事にもあるように、他所で遊んでいます。それは

 

です。すでに入道として悟りは開いています。なので、あちらでは「ししょう」と名乗り、教えを垂れています。よろしければご利用ください。よろしくお願いします。上のバナーをクリックしていただければ、飛べます。

 


 

とは言え、和気入道の節操のない活動範囲というか行動様式は、こちらのブログにふさわしい内容もありまして。非常に情けないペースで在庫を吐き出していきたいと思います。

 

和気入道、人生初めてのブルーインパルスでした。日本中を追っかけるマニアの存在は身近にもいましたので、その魅力はなんとなく感じていました。「展示飛行」という、とにかく大空がキャンパスとなるパフォーマンスには期待しかありません。楽しみ~

 

 

当日は晴天で、絶好のコンディションです。ただし、風が強くてよろしくない、とのこと。予定時間が来ても始まりません。ひたすら待つしかありません。予定より40分くらい過ぎたかなあ。こんなに空を見上げることはなかったですねえ(笑)。大砲級のレンズを構えたご仁も大勢。上に向かってファインダー覗くのはしんどいだろうなあ。和気入道はスマートフォンで撮影です。

 

 

時は2022年10月13日、処は愛媛県今治市。もう、ひたすら絵を上げます。よろしく!

 

 

いわゆる「かぶりつき」で待機してました。大音響でのアナウンスというかDJが流れます。遠くから現れた編隊に、興奮の歓声が上がります。

 

頭上を通過します。振り返って、遠くに飛び去って見えなくなります。しばらくして戻ってきます。

 

光の当たり方で、機体の色も違って見えます。

編隊飛行のレベルは相当なものでしょうねえ。そりゃあ、上空のコンディションが悪ければ、こんな曲芸飛行(昔はこう言ってた)は無理でしょうね。

パイロットの紹介もされてました。追っかけ衆は間違いなくおさえているでしょうねえ。

 

圧巻のパフォーマンスが繰り広げられます。

 

 

それでは動画もどうぞ。撮りっぱなしですみません。

 

 


最後には、胸が熱くなりましたよ。

 

ご存知のように日本で開催される大きなイベントにはブルーインパルスが展示飛行することがあります。テレビで視るのとは当然ですが、迫力が桁違いです。感動です。

 

 

自衛隊の存在については、いろいろなご意見があることは承知しています。

しかし、自衛隊は我が国を守る最後の砦です。そのことについては忘れてはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大阪市鶴橋行脚2022 焼肉ホルモン「空」はピークを外せ! 男子力を研ぎ澄ませ! 【和気入道ロケ】

2022年10月14日 | 旅行

コロナ禍のタガが外れた2022、所用のついでに大阪で最も異国情緒がさく裂しているエリアに行きました。

この記事を読むことによって以下の効果が期待できます。

 

  • 大阪鶴橋攻略
  • 焼肉の美味しい食べ方
  • 焼肉デートのあるべき姿

 

すでにネット上には膨大な情報があふれてますが、選択肢の選定にご利用よろしくお願いします。

 


和気入道、出生の地は大阪でありまして。物ごころつく頃には愛媛におりましたので、記憶にございません。

されど、DNAレベルでは刻み込まれた多くの思考と志向と嗜好が関西仕様になっているのは言うまでもありますまい。

 

高校生の頃には独りで国鉄を乗り継ぎ、大阪に遊びに行っておりました。地元愛媛では

味わえない都会を満喫していたのであります。国鉄周遊券というエリア限定乗り放題の切符がありまして、環状線

を基本に行動しておりました。親戚が東成に住んでおり、鶴橋で千日前線に乗り換えるのであります。ご存知の通り

駅に降り立つと焼肉の香りが漂うという、焼肉のたれが抑えきれないという世界でも類い稀なるゾーンなのです。

十数年前にも訪れており、そのときもあまりの増殖ぶりに驚いたのですが、さらに増強されているとのこと。

 

それでは、早速。

昼間というのに、この薄暗さ。すでに演出の域に達しているのでは。明るくないのがいいですね。

時空をリアルに捻じ曲げてます。昼夜の感覚が吹っ飛び、迷路となっているので空間感覚も

麻痺します。

 

獣の血風ではなく、タレの臭いが漂っているのであります。聖地との断定が潔くていい。

 

「飯食わぬ女房」のカニ版か。

 

 

マグロのアラで勝負しようということか。身が売ってなかったら面白いねえ。

 

道頓堀とは一線を画すビジュアルが目に飛び込んできます。はたしてこの界隈でどんだけの食肉を消費するので

ありましょうか。これこそ肉林。でもですねえ、魚市場があるので魚介や寿司なども非常にレベルが高いので

あります。これって動物性たんぱく質の牙城。

 

 

青空路面店。ごくごく限られたスペースに客を呼び込む呼び込む。雨が降ったら売り上げあがりません。

日本語と半島語がごちゃ混ぜで、まあいい感じ。

 

 

コロナで飲食店で外食するよりも、お持ち帰りが重用されるようになりましたが、ここでは端ッからそうです。

食べ歩きも推奨されているというか、路上で立ち食いも全然OK。店と道の境目が緩めです。

トマトをオイキムチ風にしているのですが、これが旨い。350円也。

 

立派な水槽で泳ぐ豚バラ。

昔、都会の子どもが、パック包装の魚の切り身がそのまま海で泳いでいると思い込んでた

というエピソードがありましたが、実は正解ということで。

しかも豚なので事態がややこしい。これは熟成させているのであります。

 



 

はい。ということで付近の散策を敢行した挙句、行きたいお店は決まってまして、ハイ。こちらの

お店でございます。行列上等「空」であります。実は到着したのが午後3時前ということで、まったく

並ぶことなく入店できました。貴方様にも諸事情ございましょうが、この時間帯がおすすめです。

といってもドンドン追手が来ますけど。

 

ハラミ筋、ミノ、コブクロ、ツラミの4点と瓶ビールを注文。光の速さで出てきます。

お店のポリシーで量を半分でお値段安くとのこと。いろいろと手を出せるのがいいですね。

鮮度がいいので、できるだけ火を通さないのが美味しくいただくコツです。

さんざんBBQをやっている成果が発揮されました。ハッキリ言っちゃいますが、

 

みんな、焼き方が下手。

 

居合わせたお客さん達に言いたい。

 

肉燃やしてキャンプファイヤーやってどうすんの? って感じです。素晴らしいお肉が台無しじゃね?

あちらこちらで大炎上。肉種にもよりますが、火の通りもよくないだろうし…………

 

お焦げが美味しいのでしょうか。んなことねえだろ。まあ、お好みの問題ではありますが。




 

さらに言えば、ペース配分も下手! にお見受けできる方もいらっしゃいました。隣席の男女なんですけど。

 

男女カップルで焼肉デートとは、「とあること」を為す黄金パターンではあります。 

 

Unsplash We-Vibe Toys

こんなこと…………!

 

なんだからさあ! 蒸気機関車に石炭くべるがごとく、せっせと網全面に展開させないほうがいいよお。

会話やアルコールでじっくりと雰囲気を作っていくのが定石なんじゃない? 

 

激しく炭化していく肉と格闘する彼氏と、相方の女性前に置かれた漬けダレにどんどん放り込まれる焼けただれた

肉肉にく。

 

心中を察するにはあまりある状況なのは判る。慣れてないとか、なんとかおもてなしをしたい、とか。でもさあ、

 

あなたのやってることは単なる 地球温暖化! 

 

いや~。チラリとでもこっちのやり方を倣ってくれれば、との祈りも虚しく肉煙が店内に漂うのであります。

 

固唾ではなく、すばらしいお肉を吞みながら、聞こえてきた彼女のつぶやきが………………

 

「柔らか~い❣」

 

彼女のコメントが面白すぎて、和気女房は爆笑をこらえるのがたいへんだったそうです。

 

だよねえ。せっかくの特上ロースを不本意にも不味くして美味しくないものを「美味しい」とは言えないし、

豚に餌を与えるが如き所業に感謝すんのも難しいよねえ。

 

 

和気入道は奮闘する青年に心打たれながら、

「こいつとは もうナシだな」

と彼女に思われないように……………

 



 

まとめ

  1. 大阪鶴橋はパスポートなしで行ける外国
  2. おそらくどのお店でも外れがない(じゃないと長年営業できない)
  3. 人気店は可能であれば、ピークの時間を避けて
  4. 焼肉デートは諸刃の剣。男子諸君! 安易に選ぶことなかれ

 

 



 

【緊急告知】

ということで、和気入道は一つの仮説を検証したいとの想いが沸々と湧いてきた

のであります。

「女子力」ってのは浸透してるけど、「男子力」ってのはあまり言われないと。

でも、いろんなことで身につけたほうがいい男子力ってあるんじゃないかあ。

それらをネット上にて展開させていきます。タイトルは決めてます。

 

「わけししょうのおしえ」

 

これまで名乗っていなかったのですが、少なからずの分野で「師匠」と言われるので、

敢えて名乗ってみようと。正式にUPできれば告知いたします。


愛媛県西宇和郡伊方町三崎「佐田岬はなはな(しらすパーク)」【和気入道ロケ】

2022年01月03日 | 旅行

四国愛媛は独特のシェイプをしています。西側に鋭く突き出したのが佐田岬といわれる半島です。日本一の長さ(約50km)を誇ります。

かれこれ前になりますが「メロディーライン」という名称の国道197号線が整備され、アクセスがしやすくなりました。かっ飛ばし諸氏には非常に気持ちいドライブコースといえましょう。それまでは岬の先端にある三崎町まではえらく時間がかかってました。

三崎町は平成の大合併で伊方町三崎となりました。原子力発電所を有する伊方町との力関係なのでしょうか。風光明媚と相容れないような核施設が四国で唯一存在する土地柄でもあります。岬づたいにスケープゴート的に? 大量に設置されている風力発電機のでっかい風車を見た母が「戦争を思い出す」と呟いていたのが印象的でした。ちなみに和気母は1945年8月の長崎での閃光(ピカドン)を目撃しています。言うまでもなく、核施設の是非を問うのがここでの目的ではありません。

南海トラフを震源とする巨大地震がおこるといわれる昨今、和気が元海上保安関係者から聞いた話なんですけどね。瀬戸内側に関しては佐田岬が巨大な防波堤となって、津波の被害が軽減されるとのことでありました。あくまでもここだけの話ということで。

 


 

和気が三崎に訪れる大きな理由としては、九州へのアクセスのためです。国道九四フェリーが就航しており、四国と九州を国道として渡すという強引な定義があるのです。以前は、松山から関西と大分・別府を結ぶフェリーが複数あったのですが、すべてなくなりました。和気入道としては、大分方面には所用が多くあり、高速道路での移動が興隆した影響なのでしょうか、たいへん残念な事態であります。

海底トンネル構想があるくらい、大分佐賀関と愛媛三崎間は四国と九州の最短距離にあり、航路約1時間という近さにあります。しかもほぼ毎1時間間隔24時間運航されているという利便性があります。それ自体はたいへん結構なお話ではございますが、大分市内もしくは松山市内までの道のりが遠い遠い。佐賀関から大分市内までは1時間くらい、三崎から松山に至ってはおそらく3時間はみておく必要があるのです。

実務ではおそろしくかかる時間がうっとおしいにもほどがある、という感じなのですが、発想の転換をいたしました。

 

ドライブコースとして楽しめないか? という着想で行ってみよう! ということで家人と共に。

 

和気宅からは国道56号から、「夕焼け小焼けライン」こと国道387号線を走破し、197号線に行きます。海岸線は晴天限定で格好のドライブヴューです。すでにこの時点で勝利を確信しました。

これが国道197号線「メロディーライン」からの景観です。さざんかの向こう、日が海に刺さるよう、海を青く照らしています。

 

フェリー乗り場のすぐ横にあった売店が待合室になっておりまして、どっかに行っちゃった? と見回したところ、新たな棟が出来上がっておりました。

しらすパークという、しらす(カタクチイワシの釜揚げ)押しの物販店とレストラン、さらにカフェとフリースペースが繰り広げられているのであります。

 

意外とリーズナブルな値段設定といえるかもしれません。地元の名産品もあり、なかなか楽しい買い物ができたと思います。釜揚げしらすと冷凍の生しらす、カンパチのアラ、シラス丼のタレ、冷凍のじゃこカツ、塩みかんなる調味料などなどけっこう買い物していまいました。

「しらすアイス」なる、珍品もあります。まあ、手は出しませんがね。

 

さらに「みんなのスペース」なるスペース。

ノートパソコンで作業をする方もいらっしゃいました。また、蔵書がいい意味で偏った感じがあるのですが、いかにもというビジネス書群が揃っております。和気入道が読みたい本が目白押し。時間があれば読書したいなあ、と。同行者はツーリングの休憩スポットにしたいと申しておりました。

 

道を挟んだ向かいには三崎漁協の直販所なんかもありました。これまでとは違って、ここに立ち寄る楽しみができたかなあ、と感じました。九州への道々と言うまでもなく、ドライブの目的地としてもいい感じです。レストランは昼時で混んでたので、今回は利用しませんでした。その代わり、じゃこカツバーガーとか炊き込みご飯を買って、かつての売店があった待合でいただきました。これはこれで、また良い。


愛媛県喜多郡内子町重松「宮部木履店」【和気入道ロケ】

2021年12月02日 | 愛媛県産

♪ 下駄を鳴らして 奴が来る~♪   の「奴」だったのがわたくしです。

和気入道は、今を去る30年以上前には東京で生活をしておりまして。まあ、今と変わらず、半端なロックテイスト装束を貫いていきていたんだぜい、と。

夏休みかなんかに実家に戻ったときに、下駄箱に一足の二枚歯の下駄が目に入ったのであります。

それはずうっとずっと下駄箱にあった、誰も履かないというか、親父の下駄なんですけど。我々の親の世代は戦中派なので、ちっちゃい子どもの頃は庶民ほぼ皆が和服だったのでしょうが、経済成長に乗ってどんどん着物を着なくなったのであります。それにつれて下駄なんか履かなくなるわけでして。ムッシュかまやつの歌の歌詞に採用されたのも時代錯誤にインパクトがあるからじゃないかなあ、と。

バブル景気がいよいよ近づいてきた日本経済が世界を席巻していた頃なんですけどね。そんなものを足に通してる男なんぞ見たこともないし、カッコ悪いというか、その頃の表現でいうと「ナウくない」代物であったのです。

それでも何か思うところがあって、若き日の和気入道はその下駄を履いて東京という、古臭い履物が似つかわない都会に舞い戻ったのであります。膝で切りおろしたジーンズにmetalバンドのTシャツを着て、ガランガランと音を鳴らして渋谷の街を闊歩するのは、たいへん気持ちがよかったのを憶えています。ぶっこわれるまで履きつぶしたけど、新たに買うことはありませんでした。かくして、ン十星霜が流れて、今に戻って話が展開されます。

 

インターネット上のhowtoの浸透はYouTubeによって爆発的なものがあります。投資の仕方、副業での稼ぎ方、掃除の方法、料理、スポーツの技術、車の手入れ、DIY、植物関連、動物関連、着物の着付け、などなどなどなど。「有料級」という枕詞が霞むくらい、お金が取れてた情報が無料で出回っています。和気宅ではその恩恵を多く受け、生活を謳歌しているのでありますが、その一端が多くの家で箪笥ゾンビと化していた着物の復権なのであります。和気入道の場合は親父が生前に商売上のバーターで買ったと思われる、一回も着てねえだろうなあ的な大島紬のアンサンブルとかがありまして。Hard Rock Wake を標榜している和気入道としては、上記の下駄と同様に着物はロック的に考えても最高にカッコいいのであります。なにしろ、男が盆踊りや阿波踊りでもないことろでの和装ってのはインパクトあるんですよ。

ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、リサイクルの着物ってのは日本では最もお買い得度が高い、つまりバカ安なのです。新品でン十万円のものが、未使用でも数千円とか状態が良くなければ数百円でgetできます。普段着としての着物はいいと思いますよ。

和装に勤しむならば、足元もかためる必要があります。愛媛エリアで下駄を製造・直売しているのが、「宮部木履店」なのであります。めちゃくちゃ良くてお気入りになりまた。愛媛は内子町の山間深い工場に直接行くこともあれば、デパートや催事で利用することもあり、間違いなく「和の履物」としては断トツの愛好だったのでありました。

 


 

アクシデントとはまさに虚を突かれてしまうことを指示しているのでありまして。

一部報道されましたが、火災によって愛媛が誇るべき工芸が消滅の危機にさらされているのであります。

内子町で伝統的特産品「桐下駄」の工場全焼

上記のリンクはEAT愛媛朝日テレビの記事です。

新聞でもかなり詳しく跡追い取材があったりして、一部の客層以外にも関心が広がっているようです。それによると、社長であるお兄さんは引退、弟さんが再建を模索していること、彼が出火時にデパート催事に持って出た商品だけが残ったこと、クラウドファンディングで再建を目指すこと、などが掲載されていたように記憶しています。

和気入道宅でもっともショックを受けていたのは家人でして、普段から愛用しており、下駄で出勤するヘビーユーザーなのであります。すでに何足持ってるんかい! という感じで、修理しながら愛顧しているのであります。

圧倒的な技術力、高級な和装にも釣り合うデザイン性の高さ、豊富なバリエーション、鼻緒の独特のすげ方、宮部さんは購入した商品のメンテもばっちりで、催事のときでも遠慮なく修理依頼ください、と言ってもらっているのです。

微力ながらも応援できることがないか、ネット検索しても現時点ではクラウドファンディング的な情報はヒットしません。

そのとき、去年のことを思い出したのであります。今治の地場産業振興センターの知り合いに連絡。

 

和 気「「せんいまつり」って今年はやるんですか?」

地場産「やりますよ」

和 気「いつ?」

地場産「来週末」

和 気「チラシあります?

地場産「まだ出来てないんです。出来たら持っていきます」

和 気「はあ? 来週なんでしょ。ところで下駄屋は出店するの?」

地場産「来ると思いますよ」

 

ということで、数日後にチラシをいただき、日時を確認。当日は着物を着いて馳せ参じたのであります。

 

前回は野外のセンターの入口付近だったはず。見当たらないので、かなり焦ってしまい、慌ててホールの中を探してしまいました。

 

いましたいました宮部(弟)さん。なんか感慨深いものがあります。

なんともいえない色あでやかな工芸品です。しかし、これがすべての在庫なんだそうです。前回、伊予鉄高島屋に出店したときに比べると、明らかにボリュームが落ちています。というか、残り僅かとしか言いようがない。

 

今回は家人が一足の下駄を修理してもらうのが、第一ミッションです。鼻緒を締めなおしてもらいました。毎度のことですが、無料でのメンテナンスであります。

 

さらに応援の意味を込めまして、おひとつ新調してもらいます。もちろん、家人用です。和気も一足でも購入したいところですが、男物はすでにsold outなのです。

 

今回のお買い上げは、和風ではない宮部オリジナルの挑戦的な台に、沖縄のミンサー織りの鼻緒を合わせてみました。

どうですか? 凄みさえ感じますよ。あなたは知らなかったかもしれませんが、日本の、愛媛の民芸芸術、渾身の逸品が厳然と存在しているのであります。そして、絶滅を迎えつつあるのでした。

 

宮部さんにinterviewさせてもらって、憶えてることを列挙してみましょう。

◎当然、再起は狙っているが、元あったところには工房は再建できないとのこと。さらに山奥に建てることになる。

◎クラウドファンディングは進行しているが、事業計画書の作成などで奮闘中。

◎2022年1月2日の伊予鉄高島屋の初売りに招集されたとのこと。

 

我々が物色していると、親子孫三代で来た一団が、お孫さん用の下駄をおばあちゃんが所望していました。勝手な王像ですが、我々と同じように宮部木履復活のために応援に駆け付けたのかしら、と思ってしまいました。その様子を民放テレビ局のクルーが撮影してました。やはり、メディアも関心を持ってるようです。

 


ちょっと冷静に考えてみれば、今の時代では伝統とカテゴライズされる価値がどんどん消滅していっているはずです。それに直面しているサプライヤーとカスタマー、さらにその周辺も、ただ傍観しているだけで無力感を以て受け入れたくない結果を浴びせられることに往々にしてなってしまうのでしょう。

和気入道につきましても、実はまったく同じ状況なのであります。伝統武術に身を置く者として他人事ではないのです。やべえなあ。

しかし。情報やマネーなどが世界的スケールと爆発的なスピード感をもって展開できる現在の状況、個人であっても巨大マスコミと同等の発信源メディアとなれる術を我々は持っています。さあ、まさに映画ストーリーのプロローグが始まりました。どのような関わり方をするのか、できるのか。乞う、ご期待とご協力。

 

 

 

 

 

 

 

 


愛媛県今治市玉川町「八幡倉庫でガレージセール」【和気入道ロケ】

2021年11月30日 | イベント

晩秋の穏やかに注ぐ光の中、今治市玉川のイベントに行ってまいりました。

場所は今治市玉川町八幡。銘菓「八幡饅頭」のすぐ裏手のでっかい倉庫。ノボリがはためき、駐車場にはキッチンカーなど飲食店が。


かなり多彩な品揃えです。開催の度に巨大化しているとのこと。

民具系がやや強いかな。


着物系。着物で行ったので速攻でお声掛けいただきましたです。


鎮座するのは、なんか見たことある子。


たなとか引き出し系もまま見られたかな。



おもちゃ系も意外と強いか。


人権問題とは? 的なキャラたち。

から瓶にも価値がある。


今は使いみちが難しそう。



サンキストのマーク、懐かしい。




愛媛県松山市本町「大黒屋」【和気入道ロケ】松山うどん真打を語ろうか

2021年04月12日 | 食い呑み
これまで、「うどん」についてさまざま語ってまいりました和気入道であります。
満を持して、といいましょうか、やっと皆様にご照覧いただくタイミングとなりましたので、ご紹介。大黒屋であります。
 
ここしばらくは愛媛県松山は山越エリアについてご案内させていただいております。それは和気入道ことわたくしが育った地域でありまして、なんてこたあない、DNAレベルで刻み込まれた味だのなんだのがいまだに憑いているのであります。今となってはそんなに行くこともないですが、最も和気一族がこよなく愛したお店なのです。まあ、回し者レベルですね。


 
まあ、独自の理屈ではありますが、愛媛松山の食が誇るべき老舗であろうかと思っています。小学生は2年次ごろに開店したと思っています。すでに40年を超える歴史をほこっているはずです。当時の店構えは現在と比べると小さなもので、お客のご愛顧とともに店舗規模がドンドン増幅していったのであります。当時は2階の座敷はありませんでしたよ。記憶では破格の値段設定で、お高いとの評判があったのです。
 
 
さて、話はやや飛んで、おうどん(そばも)のお値段について少々。和気の関係者で大阪のうどん店で働いておった方がいらっしゃいましてその方によりますと、うどんは値段を見ればだいたいどんな格かの、検討はつくのだとか。つまり、出汁にかけるコストが値段に反映されるので、お手軽な価格であれば材料が限られるとのこと。まあ、美味しいかどうかはともかくですがね。そういう意味では大黒屋さんは本格派の値段ということになりましょうか。多分ですけど、軌道に乗るまではけっこう時間がかかったんじゃないかなあ。大きなお世話でしょうけど。
 
 


店構えや内装も当時の流行からするとなかり絢爛でしたかねえ。当時の食べ物屋ってカネかけてなかったですからね。今観るとまあまあ普通ですけど。
 
 
さて、本題なのですが。
 
松山うどんとはいくつかの流派というか、流れがあると考えていました。総てを承知しているのではないことをあらかじめ申し添えておきます。まずは「かめ屋」や道後にあった「としだ」などの系統です。これが伝統的な伊予うどんともいうべき流れです。そして、アルミの小鍋で供される鍋焼きうどん。「アサヒ」や「ことり」など、これまた伝統があり多くの支持を受けているのであります。これらは、柔らか目の麺に煮干しベースの出汁で構成されており、伊予ののどかな風土らしい風味が特徴といえましょうか。
さらにエリア外から讃岐うどんや大阪うどんの系統などが単店レベルで入ってきます。麺のこしやのどごしで粉を食わす讃岐の麺は言うまでもなくうどん界の王者的存在。そして、大阪関西は出汁の文化が全国に侵食しており、いまや和食の味付けは関西風が基本となっているとも聞き及んでいます。
和気入道の個人的な見解ではありますが、麺は讃岐、味は関西風が最強の組み合わせではないかと。創業者である初代の大将はそこに商機を見出しそれを大黒屋として具現したのではないかと推測しているのであります。たしか大阪のご出身というか、大阪から松山に、と記憶しています。
まあ、今は判りませんが、以前は「道後に旨いものはない」的な風評が地元にはありまして。道後動物園の帰りに行った人でごった返していた「としだ」も子ども心ながら、あんまり好きではなかった和気でありました。その名店はその幕を下ろしました。その後、大黒屋道後店がその役割を担い、今に至っています。地元民はもとより観光客もたくさん来られているようです。
 
 
 
ここで逸話ともいうべき和気入道の実体験と大黒屋との付き合いを展開。
 
 
大黒屋episode 1
大型貸し切りバスが店沿いに横付け。駐車場に入れるわけもなく、路駐して観光客ご一行が来店。郊外のお店ではないし、いま考えてもかなり強引。幹事の采配かしらん。
 
 
大黒屋episode 2
和気宅への香川からの来客ご案内。和気入道的食の実験だわさ。「今日の昼はうどん屋じゃぞ」の宣言に、その方、想定通りに、たいへんご機嫌に障ったご様子で「なんで愛媛に来てウドン? はあ?」的な。和気答えて曰く「まあ、いいからイイから」と看板メニュー「大黒うどん」を推挙。その御仁、一口含んで、唸りを上げるに至りまして。
それから数カ月後に、その御仁と知り合いがこれまた香川からお越しになり、その御仁「昼はここで」と知り合いを大黒屋にご案内したのであります。「はあ? 愛媛でなんでうどんなんか」的な。御仁曰く「まあ、いいからイイから」以下、ループ。
 
 
大黒屋episode 3
東京在住のおじに大黒屋謹製生うどん詰め合わせを土産として献上。聞き及んだところによるとお電話注文にてリピート連発したとのこと。
 
 
大黒屋episode 4
大盛という概念をとことん追求。何度か大盛を頼んだんことがあるのですが、まずは見た目にびっくりするかも。ここのは器からして、大盛というか惚れ惚れするくらいでかくなります。麺も2玉は余裕でありそうですし、出汁もそれくらい。家族ユースは取り分けていただく戦法がお勧めです。インスタ映えしますよ。
 
 
大黒屋episode 5
これもおそらく、なんですが。丼ぶりは地元の「砥部焼」が多く使われています。まあ、この店に限ったことではないのですが、やはり地元意識をこだわって持っているのかなあ、と思いました。砥部焼については別の記事をご参照ください。
 
 
 
 
 
大黒屋お勧め その1
さて、お勧めについても数がありまして、まずは屋号を冠した「大黒うどん」がこちら。意外や意外、冷たいうどんがエースなんです。記憶に間違いがなければ、開店当初はメニューにはなかったはず、ですよね。
ぶっかけうどん的なものですが、錦糸卵と海苔、揚げ玉におろし生姜とゴマとネギを乗せたシンプルな構成。画像のとおりであります。
 
大黒屋お勧め その2
このお店ではなぜか一択を押し通す人がいまして、わたくしの周りにもいらっしゃいました。その方々の定番とは「カレーうどん」と「小ライス」。元々は鶏だったのですが、いつぞやのメニュー改変で牛かポークになっており、往年のファンは落胆この上ない状況に陥ってしまいました。ところがしばらくしてチキンが復活。まあ、間違いなく少なからず愛好者が存在していたのでありましょう。
とても優しいお味で、お子様にもお勧めですよ。当然、ご飯との相性も是。コスパも最強レベルですよ。
 
大黒屋お勧め その3
その他にも捨てがたいメニューはいろいろあるのですが、ちょっとヒネったところを。鶏の「唐揚げ」が美味しいですかねえ。
これは千葉の知り合いに言われたんですが、愛媛人の唐揚げ好きはすごいとのこと。その人は松山の某中華ファミリーレストランでバイトをしてたんですが、来る客くる客みんなが唐揚げを注文するもんだから、ホントに好きなんですねえ、と。地元民は自覚がないんじゃないかなあ。
で、唐揚げが美味しいお店って、愛媛にはめちゃくちゃ多いですよねえ。レベル高い店は専門店だけでなく、うどん屋のサイドメニューにもあったりするわけです。
 
大黒屋お勧め その4
サイドメニューというか、以前はテーブルに常備されていた「昆布の佃煮」。直近の来店では確認できなかったので、食べ放題でなくなったようですが。定食などには付いてくると思います。これも味が良くて、ついつい食べてしまう美味しさです。持ち帰り用に販売もしていたはずです。
 
 
 
 
まだまだいろいろあるのですが、記憶の奥底に沈んでしまっていて表すことができません。ホントに日本内外から多くの方をご案内しました。まあ、おくまでも和気入道の好み嗜好ということでご理解ください。ただ、ここがうどん舌の基準となってました。いい意味で高い基準が和気には備わったのであります。
松山にお寄りの際は、ご利用してはいかがでしょうか。
 








愛媛県松山市萱町商店街「武田商店」「タカハシ鮮魚」【和気入道ロケ】大漁旗を上げい!

2020年06月01日 | 食材調達

「疫病」という響きは和気入道の世代では、歴史の教科書中で使われていた、すでにとおいとおい過去のものであったように思います。世代的には狂犬病が辛うじてかすったかなあ、幼少の頃にはご当地お四国でも野犬がいたようですし。テレビでは天然痘の撲滅についてCMをやってました、アフリカの子どもの絵が映ってましたかねえ。

注射が嫌いで、インフルエンザ予防接種も小学生後半くらいから受けなかったような。これも今となってはB型肝炎対策になっていたと。なにしろ、注射針を交換せずに次から次と打つわけでして、子どもながらなんか腑に落ちない感がありました。

新型肺炎(SARS)が中国で発生したときはすでに帰国しておりましたので、事なきを得たのですが。野生動物を食べる文化などが発症に影響したとかなんとか。たしかに野生も食べるのですが、供給量と価格を考えると、蛇などの多くの動物はすでに養殖ものではないかな、と思います。たしか、あのときも使い捨てマスクが店頭から消えたというか、中国の人が日本国内で買いまくっていたような記憶もあります。

過去の思い出か対岸の火事でしかなかった疫病が世界規模で我々に襲いかかってこようとは。しかも現在進行形なのであります。中国での春節直前に大騒ぎになりましたが、実はすでに日本でも伝播されていたとの憶測もありますよね。まあ、経緯などの検証はどっかに任せておけばいいのでありまして。我々下賤の者どもは、如何に向き合って身を処していけばいいのか、が重要なわけです。

「不要不急」な外出はせず、stay home 。しかも学校の春休み、さらにはゴールデンウィーク期間を呑み込んだので、観光・イベント・飲食など、多くの産業に致命傷を与えたといっても過言ではありますまい。都市部では庶民の生活にも大きな影響があったといえましょうか。住みにくさが如実に顕れますからねえ。

和気殿が住んでる四国愛媛松山和気でありますが、日常はきわめてのんびりしてる感がありまして、それまでと特段の変化は感じられません。使い捨てマスクがないとか、レトルトのパスタソースがスーパーに並んでないとか、ホテルが空いてるとか、ガソリンが安くなったなど、全国的な傾向はあるにはありました。メディアからの情報からも有用なものをチョイスして地元であやかれないか、サーチしたのであります。

ガソリンが安くなったことは遠出に最適なのではありますが、県境を突破することには躊躇せざるをえず、これはパス。海外は言うに及ばず、国内も、愛媛県内についても感染の影におびえてしまうのであります。




ゴールデンウイーク中の唯一実行したといえる娯楽が「釣り」であります。和気海岸は過去には数々の栄光を誇った釣りスポットでありましたが、昨今は全然人気がない閑散としたさみしい波止場と化しています。本当に魚影が薄くなりましたねえ。びっくりするくらいです。朝鮮ゴカイを500円ほど買い込んで、カレイでも釣れないかなあ、と投げ竿2本を出してみたのですが、磯ベラ1匹にて納竿。オープンエアーと生産活動が大陸で止まってた影響か、雲が切れたら空がめちゃくちゃ碧い。それを満喫したということで是とします。

でもって、和気宅のステイホーム期間は専ら食べ呑みに勤しんだ印象です。まあ、遠出を伴わないので時間に余裕がありますし、ネット上でのレシピ情報も豊富で、一流のやり方も溢れています。さらには、コロナの影響で生鮮食料品がダブついて、モノによってはお安く入手できる可能性があるとの情報が。


ここんとこ、完全にノリは漁師になった気分な和気入道。これまで気に入ってた漁場は愛南町の直産市や八幡浜の市場でありましたが、前述のとおり遠出は基本しません。近場で大物を狙う気分であります。ここのところ通い詰めてるのは松山市萱町商店街の2か所のポイントであります。

長年親しまれている「武田商店」でございます。八百屋というか万事屋というか、昔ながらの食料品店です。しかし、ここの魚介は相当マニアックなチョイスであり、巷の数寄者を唸らせているのであります。というか唸ることがよくあります。この手のお店の魚コーナーはなかなか手薄でウイークポイントという場合が多いのですが、ここは違いますよ。種類も豊富でお値段も手ごろで少量パックも多い。たまに台車で魚が店内に運ばれてくると、ちょっとした人だかりができて殺気に満ちた空気が流れるのであります。これまでの戦利品はこのブログやwakenyuudoのInstagramに度々登場しております。ざっと思い出してみますと、「アカエイ(刺身用)」「キングサーモン(刺身用)」「オニオコゼの肝(何匹分入ってんの?)」「鰆の炙り(刺身用)」「ヒラメのアラ(皮を含む)」などなど。特徴としては刺身用の表示がパックに貼られていて、判りやすい。魚卵や内臓、捨てられてしまう部位の取り扱いがけっこうあったりして、珍味なのがgetできる場合があります。白身魚の短冊については中骨の掃除や皮引きが必要な場合がありますので、ご注意ください。買ったことないですけど、開いた生のウナギなんかもあって、いつかは白焼きでもやってみたいところです。なお、近年整備された駐車場があります。萱町商店街のネックが解決されたともいえますので、利用しやすくなったといえます。

そして、ここんとこ毎週皆勤といえるのが、カタカナ表記のタカハシ鮮魚であります。大将から名刺を渡されるほどの愛顧ぶりでして、目利きの大将が揃えた中からさらによりすぐる快感に酔っているのであります。ここの品揃えも食通を唸らせるに充分な破壊力を持っています。

ホントに狭い店内ではあるのですが、生簀には活かした魚介、ケースには〆た丸に刺身用短冊に加工品などが並びます。さらには足元にも貝だのイカなど並んでおります。



完全に漁師の気分、というか競り人になりきってしまいます。スーパーマーケットでは2000円も魚に突っ込んだら買い過ぎかなあ、とかってなるのに、萱町商店街では5000円でも惜しくない! というか、ブッこむことに恐れない! ことにしています。ただ、なるべく連日の来訪はしないことを努力目標としております。

場所柄、金額に糸目をつけない旦那女将衆が集まってる感があります。和気入道も仲間に入れてくれー、ってことで。さらにお店系が仕入れに使ってるのもほぼ間違いない、というか使うでしょ、的なウリでやっていると拝されます。





魚屋さんって、実は一般庶民に敷居が高いですよね。生臭いとか、床がウエッティとか、値段が分かりにくいとか、コミュニケーションが面倒くさいとか、買って帰っても捌けない、とかかな。慣れとか知識とかが多少ないと、確かにおっかなびっくりな面はあるでしょう。でも、ここはね心配しなくても大丈夫。勇気をもって飛び込んでみましょう。なんでも最初は勉強ですし。わからないことはしっかり聞いてもらって、家でできない下ごしらえはお願いしましょう。真鯛を丸で買って、兜割りはお願いしましたよ。パックばかりのスーパーマーケットの鮮魚売り場では味わえない醍醐味を体験できると思いますよお。

それでは、HOME STAY期の萱町での漁であがった獲物の数々が以下のように展開されました。完全に備忘録でありまして、恐縮であります。

まずは「鯛づくし」。桜鯛と称される春の真鯛。実は繁殖期に入ってしまうと身が痩せ始めるので、その直前までが旬という考え方もあれば、鯛子や白子を楽しむのがいい、という向きもあります。このときは店内を物色中に大将から声をかけてもらいました。まだギリギリいけると、目を利かして競り落としたとのこと。かなり大物だけど、この値段でいいから、どうですか? と。和気宅用には大物すぎかな、と思いながらも提示されたサプライズプライスに、GOサイン。三枚におろしてもらって、頭は半割り、中骨、カマ、肝、卵、皮ももらって帰ります、というか黙っていてもちゃんと入れてくれますよ。

でもって、こんな感じで供されました。愛媛の鯛は養殖で有名ですが、いい天然物の刺身は異次元の旨さなのであります。ブリブリ感が半端でない。肝と鯛子は兜煮で。カマは塩焼き。「鯛飯」なるものが愛媛の名物料理なんでありますが。2系統の作りこみがありまして、いわゆる炊き込みご飯的な松山・北条鯛飯と、白飯に刺身を乗せて甘系のたれをかける宇和島鯛飯。どっちにしようかちょっと考えて、閃きました。合体させちまえ! という和気の中ではコペルニクス的発想。そう、松山に宇和島を乗せてしまいました。ぜひぜひ、お試しあれ。「和気鯛飯」って名乗れないかなあ、と。美味しいに決まってますでしょ。

一度で食いきれない分は冷蔵後、洋食っぽくしていただきました。ポワレ? ですかね。マドンナアウスレーゼと共に。

かくして、大人買いに火がつきまして、「美味しいものをちょっとずつ」というポリシーを降ろしました。

大量のナマコ。何人前あんだろ。完全にお店の仕込みの量。右は赤貝。

タイラギ。刺身醤油で食した後に、カルパッチョにしてしまいました。



この日はハマグリ、たぶん500グラム以上かな。筍との炊合せ、さらにパスタでいただき。



ウマヅラハギがお安いと。結局生きたのと捌いたのと計5枚お買い上げ。明らかに買いすぎか。肝も卵もありがたくいただきます。刺身の肝あえは絶品。


生のタコ、すでに刺身にひいてもらったやつを皿に盛り。まだ、色が変わっている状態。新鮮そのもの。吸盤、うまいっすよ。





極めつけはこちら、1度ならず日を置いて2度にわたるアオリ祭り。1.76kgと2.02kgもの。エンペラもゲソもお刺身で。煮つけに唐揚げ、塩辛も作りました。身は冷凍しても味が落ちないので、小分けにして欲しいときにお刺身が食べられます。恐らくですが、昨今の状況で飲食店が買い付けない分、我々にもまわってくるんじゃないかなあ。しかも驚愕のプライス(自己評価)よ。










上にも書きましたが、武田商店でオコゼの肝のみ、パックで売ってたので、購入。それでは飽き足らず、タカハシ鮮魚で生きたのを2匹。さらに活アコウも。なんか順番が逆ですが。愛媛(だけじゃないけど)の海産を堪能しているとしか言いようがない。すでに依存症レベルか。

これら以外にもシジミ500gとか、石鯛・シマアジ・イサキとかマグロとか買ったと思います。漏れたのは買いなおしの上!、掲載していきたいとおもいます。


愛媛県松山市山越「カラオケ華」【和気入道ロケ】実は中国料理の秘宝

2020年01月06日 | 食い呑み
さて、和気入道は永く愛媛県松山市山越(やまごえ)という街に住んでおりました。今現在の居住地である松山市和気町も住宅地なんですが、山越は中心部に近いだけあって、人の往来が段違いに多いですね。車の交通量も多いですし、商店や飲食店も点在している地域です。伊予鉄路面電車も徒歩で利用できるため、中心地までのアクセスもよく、街に遊びに行くとか呑みに行くのも便利だったですよ。
 
今となっては、悪さばかりの思い出がよぎるガキの頃って感じですかね。親や我が子には言えないようなことばかりで、特別にヤンチャではなかったはずですが、思い返しても酸っぱい後悔が蒸し返してくるのであります。また、マセガキでもありまして、高校生のころにはお酒をこよなく愛していましたし、魚釣りとかバンドやら武術やら、親の思惑なんぞ全く関係ない生活を謳歌していたのであります。
 
そんな高校生生活の最中、ご近所に1件の中華料理屋がオープンしたのであります。その名は「長春飯店」。中国残留孤児2世のご家族が興したお店はこじんまりとしており、日本式の商売に慣れてなかったこともあり、なかなか軌道に乗れず、静かな店内でした。それでも本場仕込みの餃子はすばらしいものがありました。武術を中心とした中国に関心が強かった和気にとっては、初めて触れることができた中国へとつながる扉となったのです。当時は中国との国交はあったものの、いろんな意味で大陸とは隔絶されており、中華文化はイギリスの租借地であった香港、台湾から流入するのが通常だったのです。
 
日中戦争の爪痕ともいうべき「残留孤児」、ほんの数年前までおこなわれていた「文化大革命」など、当事者から聴くことができた生の中国がリアルに迫ってきたのであります。そんな話に耳を傾け、餃子をいただきながら、白酒をもいただいていたのであります。その後の和気入道と中国との関わりに大きな影響を与えたんだろうなあ、といまさらながら想起したのであります。まさにリアル「どこでもドア」だったのです。
 
かくして留学(自分的には大陸浪人というか武術の修行)から帰国後、実家に戻ってきまして。こよなく愛していた長春飯店はまったく機能していない様子。しかし、松山市中ノ川で主の名を冠した「維新」という中華料理店をやっていたのです。久方振りに合った主(ダンナ)はよそよそしい態度で、どうも様子がおかしい。その後しばらくして中ノ川も閉店してしまいました。
 
その後、しばしの沈黙を経て長春飯店は生まれ変わったのであります。予想を裏切る展開? カラオケ喫茶「華」として。ご近所さんであること、これまでのお付き合いもあり、依頼を受けてなんやかんや手伝ったりしました。主(妻子)は中華屋の女将からカラオケ屋のママに見事に転身。その容姿と愛想でうまくいってるみたい、と安心しておりました。我、和気入道となって転居しましたので、その後はずっと疎遠になっていたのであります。まあ、カラオケ喫茶にとりあえず用事はないですし。
 
近々のことですが、職場の同僚が実はここの水餃子仲間であることが判明したのであります。まったくの偶然なのですが、その同僚が宇和島勤務時代に「すごくおいしい餃子があって・・・・・・また食べたいなあ」みたいな話がありまして。聴いていると、合点がいったのであります。和気曰く「知ってるどころじゃございませんぜ!」
そう。華のママ一家は松山市山越に引っ越してくる前は愛媛県宇和島市で餃子の行商をしていたんです。間違いないでしょうね、まさに和気入道produce「探偵ナイトスクープ」が始まるのであります。カラオケ喫茶ではありますが、人気の高い水餃子はあるんじゃないかな、と予想を立てて現地に飛んだのです。
店内の様子は以前とはかなり変わってましたが、シルバーの憩いの場。和気入道を見るなり「ひさしぶりやなあ~」とママ。やはり水餃子は持ち帰り用にありまして、我が家と同僚用に買って帰ったのであります。変わらぬ美味しさでありました。
 
ここで話が終わらない。そう、せっかくなので一席設けることができないか、後日になって改めてお願いすることにしたのであります。和気が知る限り、松山では日本人向けの中華料理屋はいくらでもあるのですが、本当の中国料理が食べられる処がないとずっと思ってたんですよ。そんな嘆きを吹き飛ばす秘密兵器があったじゃないか! しかもメチャクチャ親しい間柄なのに、なぜ思いつかなかったのか・・・・・まさに不覚の極まり、灯台下暗し、幸せの碧い鳥を見つけた気分。
何度か打ち合わせ。「酢豚でもなんでも作るよ」「いやいや、そんなんじゃなくて中国の家庭料理的なものをね」
かくして、新年早々に松山市山越に和気入道関係者が集いまして、宴が始まるのであります。
 
 
外見はこんな感じ。電飾効果で、以前よりえらくギラギラしている印象を受けます。


この看板は開店以来、変わってません。山越保育園のはす向かいにあるのですが、駐車場が広くなってますよ。


ドアを開けると小部屋というか、喫煙場所? かな。ややフェイント気味で、第2の扉を開けますと・・・・・・・・

そこは中国の「卡拉OK店」そのもの。色使いとか電飾とかテーブルの配置も。日本でも中国でもKARAOKEでオーケー。

ママの人気は絶大なものがありまして、今宵も年齢層高めの男女が集ってますよ。新年初営業ということもあり、満席状態。
 
先着隊はすでに生ビールGO状態でして。さ~て凄まじいBGM隊の歌唱の中、始まりますよ、中国東北地方(旧満州)のお料理の数々。生ビールに白酒(ばいちゅう)、メンバーが松山三越で選んでもらった餃子に合うというロゼワインもあります。さあ、中国に瞬間で移動できますぞ。

絶妙な歯ごたえの豚耳。香菜と山西省の黒酢が合います。

新年でってことかな? エビ。 

凉粉かな。デンプンで作るプルプル系。ほぼ日本人は多分、初めてかな。おきゅうとではありません。似てるけど。

素朴に揚げた花生。でも、美味しいんだよねえ。

日本の浅漬け的な? おひたし。柚子がたっぷり。
 
持ち込んだ「八海山あわ」と共に酸菜。ちょっと酸っぱい白菜と豚と春雨を炊いたもの。吉林省ローカルなんだそうで。薄味で美味しい。

山西省の黒酢と共に豚ニラ炒め的な。

こちらが名物「水餃子」。言うまでもなく手作りの逸品。和気入道が初めて食べてすでに35年は経つのですが、変わらぬ安定のクオリティ。冷凍の持ち帰り用もご用命ください。




さらに「烧饼」。焼き餅ではなく、お好み焼きとチヂミとなんかを足して割ったような中国的な粉物です。タマネギと油が効いておいしい。当然、初めての人が多く大好評でした。
さらに豆腐干などもあったのですが、箸をつけるタイミングなく下がっちゃたのかな。白酒が効いてきて、すでに記憶も薄れつつあるかしら。
 
まあ、呑み食いでそうとう盛り上げっているのではありますが、なにしろ我々和気御一行様以外もそうとうなもんです。まさに「天国に一番近い」カラオケ喫茶状態。命名!「山越の小梅太夫」を筆頭にガンガン曲が予約されていきます。しかも、フロアはダンスゾーンと化し、和気だけ見知らぬお姉さんに引っ張り出されまして。調子っぱずれた演歌でチークまで付き合わされる始末。ステップとか全然わからんぜ。
まあ、そんな盛り上げりが続く中、けっきょく4時間もおりました。居心地がいいといえるのか。参加メンバー全員の総意を確認したわけではないんですが、「こういう世界があるんだ」「こういうものアリ」的なコメントが多く。まあ、勉強になった部分も往々にしてありました。
 
翌日、置いてた車を取りに行きまして、ママとちょっとお話。「次は休みの日に貸し切り状態でしようかねえ」(意味的に)とのこと。気を遣っていただきました。さて、次回の参加者を募りたいと思います。中国の家庭料理を所望される、和気にご縁のある方もない方も、お声掛けくださいませ。
 
でもね、異空間というか亜空間というか、なんか変にクセになりそうなクラブも捨てがたいような。
 
 
 
 


 
 

愛媛県今治市東門「ナマステ食堂」【和気入道ロケ】食べ呑み放題

2019年12月24日 | 食い呑み

12月は忘年会シーズンでありまして、年の暮れということで内臓が乱痴気騒ぎという御仁も少なくないと思われますが。和気入道的には年末年始につきましては、考え方を変えております、ここ数年はね。まあ、往々にして、特に大したこともなかった一年や都合の悪いことや羞恥の極まりは年の末にリセット「忘年」して新たな年を華々しく迎えるのがセオリーなんでしょうが。盛り上がりを年の末に持ってくると。年始は静かに迎えるのであります(実際はそんなことないかもしれんけど)。

この1年について、よかったことを思い起こして讃嘆することとしましょう。新たに取り組んだこと、気づいたこと、挑んでコケたこと、何もなければ無事であったことでもいいですし。イタイことがあれば受容して乗り越えたことを。我が生き様をサラブレイトするのです。そのための宴を年末に連発することといたしましょう。

このように考え方を変更したのは、実は台所事情もありましてですね。お歳暮にしても、商戦にしても、元旦より前がピークになるわけで、物資が豊富な時期に盛り上げてしまおうという作戦なのであります。お刺身だって年内のほうが入手しやすいじゃないですか。という極めて合理的な理由もあるのであります。

 

ということで、この歳末の宴第2弾は初となる「ナマステ食堂」フジグラン今治店でございます。知人からのご提案がありましてですね。ナマステ食堂今治ワールドプラザ店ではランチではよくお世話になっておりまして、以前にもロケしております。ちなみに第1弾は アジアンラサキッチンでございました。エスニックな年末や。ええで。

 
無礼を承知で申し上げれば、フジグラン今治はそうとう静かな環境でございまして。逆に言えば、落ち着きたい方々にはそうとういい環境といえましょう。以前はスパイス王国も同場所にありましたが、とうの昔に消えました。いわゆる「なにをやっても」流行らない結界が張られているのでありましょうか。
 
 




午後6時集合のため、やや早めに到着しましたが、予想通りの店内です。きれいなんですが。静かですよお。対人恐怖症の皆様、お勧め。
 
 
先ほども申し上げたようにクオリティについては問題ないことは重々承知しているお店ではあるのです。しかしながら、ここのところ、多店舗展開を繰り広げている食堂なのです。大丈夫かしら。愛媛エリアのインド料理系は各社の出店ラッシュが続いていまして、お手軽に口にできるのではありますが、凄まじい競合となっています。
さらに言えば、飲食店でのプライスダウンは滅亡への一里塚といった症状といえなくもない。まあ、はっきり言いまして、値段等を聞いたときも今回のチョイスはどうなのかなあ~と不安になっての入店です。
店のスタッフはおそらくネパールの人だと思います。見た目はインドの人と区別なんかつきませんが。インド人的商法な制約だらけの食べ呑み放題かもしれない、との不安もあります。安かろう悪かろうでは悲しいですしね。
 
 
ほどなくメンバーが揃いまして、いよいよ2時間の酒池肉林に突入です。チラシにもあるようにローカルビールはご勘弁、別料金とのこと。めちゃくちゃ安いよねえ。お2人様からご利用いただけます。予約したらしいけど、いきなりでもいいんじゃないかな。ご確認ください。あと、チラシにある年中無休ではなく定休日が設定されているので、お電話で予約したほうがいいかもしれません。
 
写真に残しておりませんが、ドリンクも豊富ですね。生ビール(たぶんプレミアムモルツ)などもありましたが、和気入道的にはネパールラムおよびインドウイスキーで攻めたいところです。ソーダやラッシー割りでいただきましたが、ことのほか美味しくてよかったです。ただし、3杯目から急激に濃いのが出てきまして、それで撃沈。
 
 
スパイシーサラダ、だったっけ。そんな感じ。タンドリーチキンがのってます。生野菜系が際限なく摂れるのは得点高し。


タンドリーグリル3点盛、的なやつ。食べ放題だから、単独でたのめばいいけど、日本人というか貧乏性ゆえのチョイス。マトンが固いけどおいしい。

シシカバブです。これはこれで普及点かな。


すいません。完全に忘れてます。豆やらポテトやらタマネギやらの3点盛。箸休め的かな。食べ放題じゃなければ頼まないかも。


ほぼ記憶にない、たぶんタンドリーチキン。味も記憶にございません。美味しかったはず。はず。


これはマトンの炒め物。日本人向けに辛さを抑えてるので食べやすい。


和気入道がオーダーしたにもかかわらず、何かわすれたカレー。みなさんはおいしそうに食べていたので、そうなんでしょう。どのカレーでもいいんだから、インド料理好きにはたまらない。ほんとに「カレーは飲み物」としていけますよ。



こちらもなにかのナン。プレーンじゃあないような。これは食べなくても問題ないのはよく存じております。
 
記憶の片隅にはエビ料理なんかも食べたような。
 
 
総評としては、食べ放題でなくても十分なのですが、まあ安さの極まりといえましょうか。大袈裟に言えば、本場に行ってもこんな値段じゃ食べられないかもしれません。料理人たちにとってはどんな値段で出そうが、ある意味関係ないですから、特にクオリティを落とす必要もないでしょうし。しかし、営利事業として成り立つのか。ダッチロール現象でなければいいのですが。これで値上げとか企画休止となると、客足が遠のくんだよねえ。
 
飲み会では財布にもそうとうやさしい。連発で居酒屋の宴が続くなら、アクセントとしてもいいチョイスになるかもしれません。
 
また行くか否か。う~ん、しばらく間をおいて考えます。チラシにある「日本人に合う」ってのは、和気入道には合いません。

愛媛県松山市久万ノ台「第109回 街のまんなか日曜市」【和気入道ロケ】毎月第4日曜開催

2019年11月26日 | 食材調達

和気入道の実家だったところは、松山の山越(やまごえ)という場所でございまして、いわゆる松山城の北側で「城北」といわれる地域でした。町としては比較的古いと思われる地名(木屋町、鉄砲町、本町,、萱町とか)が残っておったり、大学などある文教地区であったりして、 松山でも独特の地域といえるかもしれません。

幼少のみぎりで、確かな記憶はないのですが、今から40年前くらいに山越の隣の久万ノ台に青果市場ができたんではないか、と。その頃は、周囲は田畑ばかりだったはずです。夏の晩に盆踊り大会なんか何度か開催してまして、打ち上げ花火も敷地内でぶっ放すという荒業を大迫力で見上げていたのを憶えています。頭にバラバラと燃えカスが降ってきてたなあ。箱入りの葡萄が安くて家に買って帰ったりしましたねえ。

和気が中学生くらいのときだったか、市場の南側の歩道に魚が並べられ売られるようになります。なかなかいい品揃えと価格だったんでしょう、これがどんどん巨大化していき、盛況でした。親にくっついて行って、好きな魚を買ってもらったものです。そんな経験とかが、現在の和気入道的目利きとつながっているのですな。まあ、許可を取っての商いとは言い難いし、魚屋なのに路店ですから水場がないし、衛星面でもいいわけないし、そこでの営業はNGになったんじゃないかな。しかし、後にはそばの立派な建屋で営業するに至ったという、わらしべ長者的なお店でありました。その頃からは価格的にはあまり魅力的でなくなってたかも。ちなみにそこにはもう、ありませんけどね。

 

さて、松山の台所ともいうべき「松山市中央卸売市場」なんですけどね、「街のまんなか日曜市」が100回を超える開催にまで至っているとは。ごくごく開催初期の頃、1度だけ行ったことがありました。「三津の朝市」と双璧を為すのか、と期待して行ったのですが、ボリュームがしょぼくて、それっきりになっておりました。

 そして、時間が10年くらい? 流れまして今に至るわけでありまして。先日、京都行脚が気をよくしている和気入道夫婦でございまして、どっかうろつくところはないかいな、と。たまたま気づいて、ちょっとはマシになったかも、という淡い期待をもって着物姿で斜に構えて潜入いたしますよお。

 

 中央卸売市場の「関連棟」といわれる建屋が会場となっています。西側から入ったため、順路と逆になっております。ご了承くださいませ。御託は挟みません。一気にどうぞ。

 

 

 

あれ~、そうとう充実してんじゃないですか~。伊達に百回超えしてませんねえ。いい意味で意外や意外。

 

元々のお店もかなり開いてるし、この日のために出店しているお店もマアマアありますよ。市場なんだけど、プロだけでなくセミプロや一般も相まみれています。分野もかなり豊富ですね。ライブ演奏などもされておりまして、マルシェ的な感じもありますかねえ。 けっこう長い距離があるんですけど、見ごたえありますよ。時間帯がずれて参加に至りませんでしたが、素人向け競り市や餅まきもあるようです。

八百屋をはじめとして、豆腐屋、餅屋、酒屋、乾物屋、魚屋、肉屋、総菜屋、漬物屋、食堂、八百屋、万事屋などが軒を連ねています。外部からの出店としましては、飲食店、整体、ハンドメイド系、衣料品など。まずはざっと流して品定め。2回目のターンで買い込んでいきます。あれもこれもと食指が動きます。

結局こんなお買い上げとなりました。厚焼き玉子(ネギ)、漬物3点(400円)、竜田揚げ、いなり寿司(ワサビ葉入り)、スンドゥブ豆腐の素、でっかいみたらし団子、野菜と果物。ソーセージは用意されているテーブル席でイートイン。気づくとお昼のおかずを中心となってました。即持ち帰って、一家でいただきました。たいへん好評でしたよ。

次回は12月22日開催とアナウンスされておりました。まあ、来るでしょうねえ。年末近い頃だし、年始用調達に最適じゃないでしょうか。おかず系は言うまでもなく、ローカル色も強いんではないかな。観光にもお勧めできますよ。食堂とかいい雰囲気ですねえ。備忘録としては、酒が意外と値引きされていたので、次回は銘柄によっては要チェック。冷凍のホタテ(刺身用)も要検討かな。

主催者側の努力がみえる、市民参加も感じられる、そんな市場体験でございました。三津の朝市にも迫る、双璧と為ったと思います。

出店者も募集しているようですから、何かを世に問いたい人も検討してみてはいかがでしょうか。詳細はご自身でお調べください。