こんにちは、旭生祐理です。

少し前に、本屋さんの店頭に山積みだったこちら。

蜜蜂と遠雷 恩田陸さん

 
店頭のうたい文句は、直木賞と本屋大賞のダブル受賞。

我が家はテレビがないので、どれくらい話題になっていたのか知らないのですが、すごいな〰と思って手に取りました。


結論から言いますと、めっちゃ面白かったです‼


この2冊まるまる、たった一度の国際ピアノコンクールの話のみ。

それなのに、豊かなキャラクターと、それぞれのコンクールまでの想いや背景が丁寧に描かれて、クラシックのピアノソリストを目指す人の努力や嫉妬、若き天才たちの想い、審査員たちの視点、観客との一体感、とさまざまな角度から描かれていました。

音楽の世界は、本当に厳しい世界だとおもうのですが、そこに全てをかけて挑む人々と、ごくごく限られた人間しか生きてゆけないその世界の厳しさの中に、どっぷりとつかることができました。

音楽の素晴らしさや才能や雰囲気を言葉で表現するって、本当に難しいと思うのですが、その特異な才能に興奮してしまった自分がいました。

ナントカのソナタ何番とか言われても、全然分からないこの私が(笑)


それだけ、恩田陸さんの引き付ける力、構成や表現力が素晴らしいのだと思います。


ピアノをひく人には、ぜひ読んでみていただきたい!

というわけで、さっそく親友に無理矢理貸しました( *´艸`)