前回は、SPコンプを使ってクリーンの音量を上げる今堀先生の技をご紹介しました。
MS-3 の内臓コンプで同じことができないか試したところ、ちょっとキビしかったので、SPコンプをボードに組み込もうと思ったのですが、一旦保留にしました。
BB MB で同じような効果が得られる可能性を見つけたからです。
自分のイメージは、歪みの主役は KTR。
前に繋ぐ Timmy は KTR を拡張するような使い方。
後ろの BB MB はイコライザーです。
音の調節はアンプのEQではなく、BB MB のEQで調整しています。
ライブではスペースの関係でアンプに近寄り難かったりするので、足元で全てコントロールするためです。
BB MB のゲインをゼロにして、オン/オフ どちらも同じ音になるようにしておきます。
BB MB のゲインを少し上げてやると、SPコンプと同じようにクリーンの音量が上がることに気がつきました。
3つのオーバードライブのゲインのベストなバランスを見つけるにはもう少し研究が必要ですが、ペダルを増やさず同じことができるなら、それに越したことないですからね。
それにライブ直前で慣れないペダルを入れるのは、やっぱり不安だしw
ちなみに Timmy のオペアンプは LF353 に交換しました。
LF353 は MXR版の Timmy に採用されているので、自分も試してみたところ気に入ってしまいました。
ギターボリュームがフルの状態だと LM4558 とよく似たキャラ、つまり Jan Ray の歪みに似ています。
ギターボリュームを絞ると Jan Ray は少しハイが落ちてミッドよりの優しいクリーンになるのに対して、LF353 はハイミッドのまま明るいクリーンになります。
バンドメンバーの音を考えた場合、クリーンはハイがある方が良いかなと思い、LF353 にしました。
今夜はライブ前の最終リハです。
直前まで揺れてましたが、このボードで行きます!