風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ルリタテハ、最後の脱皮

2019年10月21日 | ルリタテハ
昨日の夜、ルリタテハの幼虫が、最後の脱皮をしてサナギになる様子を
初めて見る事ができました!
ずっと見たかったけど、出会うことができなかった、待望の瞬間です。

午後10時15分、前蛹がもぞもぞし出したので、カメラを構えて待ちました。
すぐに脱皮が始まったて、ブンブンと激しく体を振り始めました└(゚ロ゚;)┘
写真が全部ボケてしまい、急いで動画に切り替えて撮影しました。
以下は、動画から切り取った写真です。

脱皮は10時15分から、約5分で終了しました。
まず、写真の向かって左の下側から皮がめくれてきました。


どんどん脱げてきます。
この時、お腹側から皮が剥がれてくることに気が付きましたが、撮る角度を変える猶予もなくて(^^ゞ
背中越しに撮影を続けました。


ほとんど脱げて、お尻のところにトゲトゲの抜け殻が引っかかっています。
さあ、ここから注目です!
これをどうやって体から外すのかが、ずっと謎でした。抜け殻には破れたり切れたりした所がないのに・・・
でも、やっとその方法が分りました\(^o^)/


丸印は、さっきまで飼育ケースのフタに繋がって、ぶら下がっていた部分です。
糸でしっかり固定されているとばかり思っていましたが、ここが取り外し自由だったなんて!


この瞬間サナギは落下しないように、体にある突起で抜け殻にしがみ付いているらしいです。
抜け殻が外れるとすぐに、フタの糸座にお尻をくっ付けて、がっちりとつかまりました。


体を振って、抜け殻を落としました!
皮を脱ぎ始めてから 2分44秒でした。


ここまでは、腹筋をするみたいに、体を前後に曲げ伸ばししていましたが、動きが変わりました。
フタにくっ付いている部分を軸にして、体を激しく回転し始めました。


右回りにクルクリと5、6回回転させると、今度は左回りで同じように回転を繰り返します。
糸座に繋がっているお尻の部分は、マジックテープのようになっていて
体を回転させる事で、フックを糸座にしっかり固定するのだそうです。


これを7回ほど繰り返し、やっと静止して動かなくなりました。



脱皮に掛かった時間は、たった5分で、あっというの出来事でした。
タイミング良く幼虫の近くにいて、脱皮の前兆に気付くのは
よほど運が良くないと難しいと、あらためて思いました^m^

長年の謎も解けたし、願いが叶ってとても嬉しかったです(#^.^#)
庭から連れてきた5匹全部が、サナギになりました!これからの羽化が楽しみです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿