正解が

正しさが

 

「一つしかない」と思うから

 

 

人と争うことになる

 

 

 

例えば古くは

 

 

キリスト教「だけ」が正しいと思うから

 

 

「イスラム教は正しくない」

「やっつけないと」って

 

 

争いになったわけで

 

 

 

今も世界各地で起きている紛争の根っこは

きっと

 

 

自分たちは正しい

それ以外はみんな間違っている(悪い)

 

 

なんだと思う

 

 

 

介護の現場でも同じなんだ

 

 

 

例えば

 

 

助けて手を出すこと「だけ」が正しいと

思っていると

 

 

手を出さずに放っておくのは

間違っているし

悪いことをしていることになる

 

 

 

 

そうやって

放っておく職員を

叱責して争いが起きる

 

 

 

でも、実際は

 

 

手を出して助けるのも正解だし

手を出さずに放っておくのも正解

 

 

どっちも必要なんだ

 

 

 

 

 

キリスト教とイスラム教が

共存して生きていけばいいのと一緒で

 

 

 

助けたいと思う職員と

放っておきたいと思う職員が

 

共存していけばいい

 

 

 

 

 

みんな一緒ではなく、両方あるから

色んな人が、違った人がいるから

 

うまくいくことだって

きっとあるからね

 

 

 

ケアを統一するから

うまくいくこともあれば

 

 

ケアを統一しないから

うまくいくこともあるはずだよ

 

 

 

 

で、お年寄り都合が良くて

職員都合が悪いってやつも一緒

 

 

 

 

どっちも正解で

 

 

職員都合を優先した結果

 

 

働きやすい職場となって

職員が安定して集まり

お年寄りへの支援が十分に行えるようになったら

 

ある意味正解なわけだからね

 

 

 

 

 

「これが正しい」と思うこと自体

悪いことじゃないと思うけど

 

 

「これだけが正しい」にならないように

気を付けて欲しいなと思う

 

 

 

 

もし争いながら

働きたくない

 

生きていきたくないならだけどね

 

 

 

 

「これも正しい」し

「あれも正しい」

 

 

 

物事には

良い面と悪い面の

両面があって

 

 

「どこから見るか」だけだからね

 

 

 

「絶対的な正しさなんてない」し

 

「正しさはいくつあってもいい」

 

 

 

そう思えるようになれたら

もっと自分も、周りも

笑顔が増えると思うよ

 

 

 

周りが悪い人だらけに見えて

争いばかりしている時は

 

 

「あなたなりの正しさ」を

強く握りしめすぎているのかもしれないね